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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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『どうしたお嬢さん。泣きそうな面してるぜ、美菌が台無しだ』
『!あの』
『うん?』
『実は、鼻緒が切れてしまって・・・もし何かお手持ちの物があれば』
『ああ、歩けねえのか。見せてみな。ついでやる』
『申し訳ありません』
『いいってことよ。肩つかまってな』
『は、はい。失礼いたします。・・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・。そら、これでいいだろう』
『ありがとうございます。お急ぎのところお手間をとらせまして申し訳ありませんでした』
『別に急ぎの用があるわけじゃねえ。あんた見かけない色だな。この辺のもんかい』
『いいえ、その・・・昨日、山から風に運ばれて参りました』
『迷子じゃねえか。アテはあるのか?・・・無さそうだな』
『・・・・・・・・・・』
『来な。こんなところで生えてたら人間に踏み倒される。俺が面倒見てやれるわけじゃあねぇが、宿くらいは見つけてやるさ』
『あ、ありがとうございます。・・・・あの、私はベニナギナタタケと申します』
『ベニナギナタか。いい名だな。あんたに似合ってる』
『よろしければあなた様のお名前もお聞かせくださいませんか』
『あなた様はよせ。俺ぁカエンタケだ』
『カエンタケ様』
『カエンタケ』
『?カエンタケ、様』
『様をよせっつってんだ。カエンタケでいい』
『カエンタケ・・・・さん』
『・・・・。まあ、そのうち慣れてくれりゃあいいさ。よろしく頼むぜ、ベニナギナタ』
『は、はい。こちらこそよろしくお願いいたします』



カエ「・・・・・あれから随分経ったもんだな」
ベニ「・・・はい」
カエ「なんだかんだで俺と一緒に住むことになっちまったが、よくまあ今日まで堪えてきたもんだ」
ベニ「堪えるだなんて、そんな」
カエ「あのあばら家はそんなに居心地がいいかい」
ベニ「・・・はい。私にとっては、とても」
カエ「そうかい。・・・・・・・・」
ベニ「・・・・・・・・・。今、カラカサタケさんがお留守番をしてくださっているのです」
カエ「カラカサタケ?あいつが来てるのか」
ベニ「はい」
カエ「よく置いてこれたな、お前ぇ」
ベニ「雨が降ってまいりましたから傘を・・・・」
カエ「傘なんざ」
ベニ「それと。私はカエンタケに、話したいことが、あるのです」
カエ「・・・・・・聞こう」
ベニ「はい。・・・・・・・・」
カエ「・・・・・・・・・」
ベニ「・・・・・・カラカサタケさんが仰っていました。カエンタケは昔からずっと変わらないと。面倒見がよくて頼りになって、そういう良いところは何も変わらないと」
カエ「・・・・・・・・・」
ベニ「わ、私もそう思いました。ドクツルタケさんが怪我をされたと聞いたとき、色を変えて飛び出して行ったあなたを見てそう思いました。気づいたのです。あなたは、私が初めて逢った時からずっと、何も変わっていなかったのだと・・・・・ただ私が、人間の動揺に惑わされ、勝手にあなたを見損なってしまっていただけなのだと・・・・」
カエ「・・・・街の人間はキノコにゃ不慣れだ。毒が一本ありゃ大騒ぎする。別にお前ぇのせいでもないだろうさ」
ベニ「いいえ、いいえ、私が至らなかったのです。私はあなたのために悩むようなフリをして・・・・その実、私のそんな振る舞いこそがずっとあなたを苦しめていたのです。そのことが今ようやくわかりました。・・・・本当に、私は馬鹿なキノコ・・・・」
カエ「泣くな。お前ぇを悪いと思ったことは一度もねえよ」
ベニ「・・・・カエンタケ・・・・」
カエ「むしろ感謝してるくれえさ。そうまで悩みながらよく俺と居てくれた。馬鹿というよりゃ酔狂なキノコだお前ぇは」
ベニ「・・・・・・・・・」
カエ「・・・・・・・・・」
ベニ「・・・・・ふふ」
カエ「・・・・ん?」
ベニ「やっぱり、あなたは優しいのですね、カエンタケ」
カエ「どうだかな」
ベニ「そうですよ。あなたは優しいキノコです」
カエ「そうかい」
ベニ「そうです。だから・・・・・だから私、その優しさに甘えているようではいけないと」
カエ「・・・・・・・・・」
ベニ「いつまでもあなたの温もりの上に菌糸を張るような真似をしていてはいけないと・・・・そう思いました」
カエ「・・・・そうか」
ベニ「はい。私は、心を決めました。・・・・・カエンタケ」
カエ「ああ」
ベニ「長い間、お世話になりました。私は山へ帰ります」


カエ「・・・・・決めたのか」
ベニ「はい」
カエ「そうだな。いい面になった、お前ぇ」
ベニ「・・・・・はい」
カエ「山じゃさぞかし綺麗に咲くだろう。どんな花もかなわねえぐらいに咲くさ。一時でも街で暮らした女はいい艶が出るもんだ」
ベニ「・・・・・・・・はい」
カエ「泣くなよ。手前ぇで決めといて手前ぇで泣いてりゃ世話ねえぞ」
ベニ「・・・・・はい・・・っ・・・・」
カエ「・・・・・・・・・・・・」
ベニ「・・・・・・・・・・・・」
カエ「・・・・・・ベニナギナタよ」
ベニ「・・・・はい」
カエ「もう少しこのまま歩かねえかい」
ベニ「・・・・・・・!」
カエ「明日になりゃ身支度だなんだで忙しくなるだろう。このまま日のあるうちに昔語りも悪くねえ。・・・・カラカサの奴ぁほっといてもいいさ」
ベニ「い、いいのでしょうか」
カエ「いいさ。お前ぇは歩きたくねえかい」
ベニ「あ、歩きたいです!」
カエ「だろう。決まりだ。来な。・・・・鼻緒が切れたらついでやる」
ベニ「!はい・・・!」



・・・・・主役カップルより気になる脇役カップルがドラマには必ずいる。こいつらがまさにそれだ。
上の絵はカエンタケがベニナギナタの方に傘を差しかけているんだが傘描くとベニが見えなくなるので適当にきりました。そして右上に傘のてっぺんのとこを描いて傘の存在を出そうとしたんですが、和傘のてっぺんのところってそれだけ描いたらどうしても、どうあがいても乳首に見えてな。本当にそのまんま乳首にしか見えなくてな。そうするともう傘っていうか乳なわけよ。
それで結局、カエンタケが変な棒持ってるみたいになりました。合掌。
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うちのブーゲンビリアが満開だったので擬人化してみました。
あれは綺麗な花ですね。
花ってのはいいですね。そのままドレスになりますもんね。
           
■ベニ
恋しい男の物ならば傘すら愛しい。
料理も掃除も洗濯も、カエンタケが喜ぶと思えばそれだけで楽しみ。
我侭を言わずただ静かに家で待ち、雨が降ればそっと傘を抱いて迎えに参ります。
・・・という女性像は男も女も一度は憧れてみる夢だが。
幸せになりやすいのはシロの方だろう。



銀爺「・・・・最後にお前さんがここに来たのはいつだったかねえ、カエンタケ」
カエ「さあな」
銀爺「ベニナギナタタケだったか。綺麗なキノコを背負ってきたのを覚えとるよ。あの子は元気かね」
カエ「・・・ああ」
銀爺「ということは今もこっちにおるのじゃな。一緒に住んどるのか?ん?所帯でも持ったか」
カエ「馬鹿なこと言うんじゃねえ。あれぁ山のキノコだ。近いうち山に帰す。おい爺さん、やたら染みるぜこの薬」
銀爺「お前さんには染みるくらいで丁度いい。懲りたらケンカをせんことじゃ」
カエ「ケンカじゃねえ。俺ぁここしばらくゴタゴタにゃあ傘つっこまねえことにしてるさ。・・・・今度のは外から面倒が飛び込んできたんだ」
銀爺「前とは毛色の違う面倒のように見えるがの。お前さんにあんなに友茸がいたとは驚いた」
カエ「別に友茸ってわけじゃあねえ」
銀爺「良い良い、友茸にしておけ。ああいう連中と付き合ってるうちはお前さんも無茶せんだろう」
カエ「・・・むこうが無茶しやがるからな」
銀爺「ベニナギナタタケを連れて来た時からお前さんは少し変わった。守るものがおるとキノコは変わるもんじゃ。歳のせいもあるかもしれんが」
カエ「まだそんな歳じゃねえよ俺ぁ。それに昔からそう変わったわけでもねえ。やたらとケンカばかりしてたように言われんのは心外だぜ銀爺よ」
銀爺「しかし怪我する回数は減ったな」
カエ「減ったも何も俺が手前ぇからケガなんぞでここ来たこたぁねえはずだ」
銀爺「怪我菌つれてくる回数も減った」
カエ「そういう場所を出歩かなくなっただけだ。ベニナギナタ連れて菌楽街を歩けるわけぁねえだろう」
銀爺「フッフッ、やはり変わったじゃないか」
カエ「何とでも言え」
銀爺「どうしてあの子を嫁にせんのだ?似合いの夫婦じゃないか」
カエ「ロクに見てねえのに何でわかる」
銀爺「窓の外に来とるよ。お前さんの後ろの」
カエ「!?」
銀爺「雨が降ったから迎えに来たんじゃろう。良い子だの。それに随分綺麗になった」
カエ「・・・・耄碌したかい。あいつぁここに来たときが一番綺麗だった。山じゃもっと綺麗に咲くだろうよ。俺ぁもう行くぜ。・・・・ほっときゃまた随分大袈裟にしてくれたもんだな。なんだこの包帯」
銀爺「外すなよ。2、3日はそうしとけ。でないと今度はもっと染みる薬を用意せにゃならん。その時になって泣いても遅いぞ」
カエ「・・・敵わんねえ。爺さんにかかっちゃ俺も幼菌扱いか。まあ礼は言っとくさ。それじゃあな銀爺」
銀爺「フッフッ」


ベニ「カエンタケ・・・・傘を持ちました」
カエ「・・・悪ぃな。この程度の雨なら濡れてもどうってこたぁねえ。次から気に・・・・・いや、いい」
ベニ「・・・・・・。あの、ドクツルタケさんは」
カエ「ん?ああ、野郎なら寝てる。シロフクロタケがついてるから今行っても邪魔になるさ。あいつらはしばらく二本でそっとしてやった方がいいんだ、でなきゃドクツルタケが気の毒だ」
ベニ「?」
カエ「行くか」

ツマ「ちょっとぉぉぉぉぉぅ!!!」

カエ「!今度は何だ・・・・」
ツマ「途中まで行ったら雨降ってきちゃったのよーぅっ!このままじゃグレバが落ちちゃうでしょーぅ!?傘借りようと思って戻って来たんだけど病院に置き傘無いって言うのよーぅ。アンタたち、ちょっと店まで入れてってくんない?」
カエ「図々しい野郎だな。お前ぇのグレバなんざ知ったこっちゃねえよ。そのひでぇ臭いがなくなるだけマシじゃねえのかい」
ツマ「ひっどーぃ!ひっどいわぁカエンタケちゃん!うちのお店が繁盛してる理由わかってないわよーぅっ!この臭いが虫ちゃん達を惹き付けるのーっ!これがアタシの魅力なのよーぅッ!」
カエ「うるせえうるせえ、俺ぁテメエと歩くのだけぁごめんだ。ほらよ、傘一本やるから失せろい」
ツマ「あらッ?いいのッ?アンタたちどうする気ッ?あ、でも愛アイ傘してけば平気ねッ?そういうコトねッ?」
カエ「おい。へし折られてえのか」
ツマ「こっわぁーい!冗談じゃないのよーぅ!じゃあゴメンナサイねぇ、借りてくわねーぇ?ああもう早くしないとお店始まっちゃうわよーぅ!」

・・・・・・・・・・・

カエ「・・・・・・・さて、と」
ベニ「!あ、あの、わたくし、傘をもう一本借りて参りま・・・」
カエ「今ツマミタケが言ってただろう。ここにゃねえよ」
ベニ「あ・・・・・」
カエ「俺と一つ傘が嫌かい」
ベニ「!そ、そんなことは・・・」
カエ「なら行くぜ。貸しな。傘ぁ俺が持つ」
ベニ「でも・・・その怪我」
カエ「すり傷に闇雲に包帯巻かれただけだ。いいから貸しな」
ベニ「あ・・・」
カエ「行くぜ」
ベニ「・・・・・はい」
ツマ「んもーぅ、あの爺ぃ大した事ないなんて言ってーぇ・・・2、3日入院なんて十分大したことじゃないのぉ、ねーぇ?」
シロ「うん・・・・でも手術したんだから、やっぱりそのくらいは病院にいないといけないんだよきっと。ドクツルタケ、痛い?大丈夫?」
ドク「・・・・・別に。体は平気・・・・だけど」
シロ「けど?けどどこか具合わるいのか?」
ドク「・・・・・・・・・・・・心が・・・・・」
シロ「え?」
ドク「・・・・・・・・なんでもない。眠い」
シロ「そっか・・・うん、ゆっくり眠って。そばにいていい?」
ドク「・・・・・・・ああ」
シロ「じゃあここにいるね」
カエ「・・・さて、と。俺ぁ帰るぜ。ツマミタケも、お前ぇは店があんじゃねえのかい」
ツマ「あ、そうね、そうだったわーぁ!お料理の仕込みしなきゃぁ!じゃ、アタシ帰るから、シロちゃん、ドクツルちゃんのことヨロシク頼むわね!ゆっくりしてってあげなさいね!」
シロ「うん。ありがとう、ママ。カエンタケも、本当にありがとう」
カエ「もう面倒起こすんじゃねえぞ。じゃあな・・・・・」
シロ「!カエンタケ!?」
カエ「あ?」
シロ「手!怪我してるじゃないか!」
カエ「ケガ?ああこいつぁ、スギヒラタケから得物取り上げたときにちっと刺しちまっただけ・・・・」
シロ「ちょっとじゃないよ!汁が滲んでるじゃないか!ちゃんと手当てしなきゃ。銀先生のとこ行こう」
カエ「よせ。こんなもんケガのうちに入りゃしねえよ。俺ぁ帰・・・・」
シロ「だめっ!ケガなんかして帰ったらベニナギナタタケが心配する!早く先生のとこ行こう!早く!」
カエ「・・・お前ぇドクツルタケについてるって言ったろう。俺を引っ張ってる場合じゃねえはずだ」
シロ「ドクツルタケのそばにいるのは後でもできる!」
ドク「・・・・・あとでも、って・・・・・」
シロ「とにかく銀先生に手当てしてもらおう。ね!」
銀爺「呼んだかの。いつまでもうるさくしとると病室から叩き出すぞ」
シロ「銀先生!先生、あのね、カエンタケが怪我してるんだ!」
カエ「してねえ・・・・」
シロ「してる!ほら、手!見て先生」
銀爺「んん?・・・カエンタケ、お前はまた何かやらかしたのか。こんなケンカ傷作って」
カエ「これぁ成り行きだ。ケンカってわけでもねえ」
シロ「先生、手当てしてあげて?痛そうだよ」
銀爺「痛そうだと。お前も心配されるようなキノコになったわけだの、カエンタケ」
カエ「・・・・・銀爺、場所移すぜ。ここで昔話はごめんだ」
銀爺「フッフッ、まあ消毒ぐらいはしてやろう。今日は雨のせいか迷惑な患者は一人で暇なようじゃ。シロフクロタケのお嬢ちゃん、そばに居てやってもいいが、静かにしてドクツルタケは寝かせといてやるんじゃぞ」
シロ「うん。静かにしてる」
ドク「・・・・・・・・無理だろ・・・・」
シロ「無理じゃない」
ドク「・・・・・・・。こういうのだけ聞こえるんだな・・・・」
ツマ「お大事にね、ドクツルちゃん。・・・・頑張るのよ!」
ドク「・・・・・・俺は頑張ってるけどな」
シロ「何か言った?」
ドク「・・・・・・別に」
今日は会社帰りにプレゼントの買出しに行って来ました。

1つはあれですね、父の日のプレゼントです。
私はほとんど趣味のように人へのプレゼントとか土産物を選ぶのが好きなタチです。
会社の土産ーとかだとあんまり気合入らないんだけど、記念日とかね。旅行先で友人の土産を選ぶとかね。そういうの大好きです。

母の日はわかり易かった。母はバッグが大好きなんですが、電車の中で良く見かける流行ってるあのバッグ、絶対欲しいと思ってるだろうなーと思ってたので、店をみつけたついでに購入。どうも母の友人の方々がみんな1つは持ってたらしく羨ましかったようで、大層喜んでもらえました。

祖母の誕生日は画集にしようと思って本屋へ行ったものの、どうもあんまりぴんとくるのがなくて、うろうろしてたらロバート・サブダの仕掛け絵本見つけました。これだあああああ!!!と思いましたね。ネットで見たときから興味のある作家さんだったのですが、実物はどういうものか見たことがなく、いや絶対面白い、絶対これはいい物だ、むしろ私が中を見たい、って持ってって一緒に開けてみたらあれまじすげえええええ!!!!動物のやつ!!すげえええええ!!欲しいいいいいい!!!!ロバート・サブダ最高!!

で、父の日ですよ。これが一番難しい。でも、私が数年前にあげたマネークリップに苦労を強いられているのを見てそろそろ解放してあげようと思った。なので札入れにしました。
それでですね、ここからが本題なのですがね。
私はそれを小田急百貨店で買ったんですよ。小田急好きです。伊勢丹の次くらいに好きです。気取らないし店員さんいい人でね。うん。けどでもそんな大好きな小田急ですが、これだけは敢えて言わせて欲しい、ラッピングがダセぇぇぇぇ!!!;
びっくりしたよ!いや、普通の時は決してダサくない。偉そうぶらず親しみ易い包装紙で温かく包んでくれる、そんな百貨店だあそこは。
しかしだ!!バーバリーの札入れの包みに紙のヒマワリ飾るのはどうなのか!!
明るい水色の包装紙に鮮やかな黄色の紙ヒマワリ。確かに父の日らしさは全力でかもし出している。それは認める。けどでも・・・・!!
・・・・いやわかったオーケー、百歩譲って水色の包装紙でくるむ、そしてヒマワリを飾る、そこまでは良しとしよう。だがそれをバーバリーの紙袋に入れるなよ!!!カオス!超カオス!外と中が完全に別世界!

まあこれが本日の1つめのプレゼント購入でした。

そしてもう1つが私が超悩みに悩んで全力で取り組んだプロジェクト、友人の子供の1歳の誕生日プレゼント!

オモチャであることは絶対です。そこは譲れん。だけども1歳の子供にとってどんなオモチャが嬉しいのだろう。もうちょっと大きくなったら絶対にレゴブロックあげるんだが。あれは最高のオモチャだ。けど1歳の子は食べちゃったりするからな・・・・
とりあえず、アンパンマンが好きだというので会社の近所のオモチャ専門店で探してみました。
色々ありました。アンパンマンと一緒に飛び跳ねてみよう!みたいなオモチャとか、アンパンマンの上で飛び跳ねようとか、アンパンマンとカラオケとか、アンパンマンに字を教えてもらおうとか、全部三歳以上対象

1歳ってマジで難しいな・・・ちっちゃい子向けのオモチャもあるにはあるんですが、どうもぴんと来ません。なんていうか、手にくっつけるとか、ベビーカーにぶら下げるとか・・・・はーいよちよちいいこでちゅねー、みたいな・・・・遊ぶというよりあやす感じのばかりだ。ばかな。そんなはずが無い。1歳児には1歳児の創造性があるはずだ!アンパンマンがぷーと鳴ったぐらいで本当に彼らは楽しいのか!?友人宅には生きた犬が二匹いるんだぞ、今さら人工のぷーぐらいで新たな魅力を感じられるわけがあるまい!

そこで友人に子供の近況を確認するメールを打ったところ、何と既にレゴで遊ぶという回答が。
ただし作るほうではなく、ママの作ったのを壊す方に喜びを感じている段階らしい。口には入れるけど見張っていれば大丈夫、か・・・・危険だな
あと、今はアンパンマンが好きだがこの先はトーマスが好きになるのだそうだ。そうか、トーマスのほうが対象年齢上なのか。

そんなことを思いながらふと見れば、そこにはトーマスのレール一式を内臓したレゴブロックの大箱がありました。

これだああああああ!!!レゴ!レゴ!


・・・・・・しかし、1歳児のプレゼントにしたいんですがどうでしょう、と店員さんに聞いてみたところ、危険だからやめるようにと言われました。
やっぱりそうか。そうだよな・・・なんかあってからじゃ遅いもんな・・・・

よし、ここはもっと根源的な問題から考えていこう。

近況を聞いてまず面白いのは破壊衝動から出てるということだ。子供ってそうなんだなあ。そういえば散らかし放題散らかすオモチャとかも昔あったしな。破壊なくして創造はありえないということか・・・・
この時期に物を壊す興味を満たしておくことが大事なのだろう。物を壊すのに飽きてやがて作るほうへといくのだろう。

だとすると、ひろ坊(仮名)の破壊衝動を満たしながらひろ坊の成長を見守り、その成長と共に創造の喜びを満たし、おそらくはじっちゃんばっちゃん叔父さんおばさんから雨のように降り注いだであろうアンパンマングッズの架け橋となって全てを内包し、万一他人と被ってもがっかりしない、むしろ被れば被るだけ世界が広がり楽しくなるようなオモチャを探すべきだ。

それにはこれしかない。












積み木!




というわけで、アンパンマンともトーマスとも何の関係も無い至ってオーソドックスな木製積み木一箱を買ったわけですが。

積み木ってのは考えれば考えるほどすごいオモチャですね。壊すことができ、作ることができ、他のオモチャを交えて遊ぶことができ、ダブってもパーツが増えるだけ面白くなる。
私が子供の頃は3箱ありました。全部絵が禿げるまで遊んだもんです。

今は有名な会社のすごく綺麗で複雑な形のできる積み木なんかもありまして、来年はこれにしようかな・・・
いやーオモチャ見るのは楽しいなー。
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