2007年1月8日設置
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サイト更新。
ラクガキ写真館にBLACKLAGOONパロディの3P漫画をUPしました。
たった3P描くだけで右手が死んだ。。。
漫画家さんて凄いですね。。。。。。。
あと、圧縮するとどうしても文字がぼける。ご了承下さい。
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十二夜三大不思議の一つ、オリヴィアのスーパーモテ度。
彼女に恋する野郎は劇中4人も登場します。
・オーシーノ公爵
・執事マルヴォリオ
・オリヴィアの伯父の友人アンドルー
・ヴァイオラの双子の兄セバスチャン
皆だまされるな、執事といっても変態大国日本で想像されるような眼鏡に黒髪オールバックみたいな執事ではない、私が見た劇では中年太りのおっさんだった。ディズニー美女と野獣のコグスワースだと思っていただければ良い。
アンドルーは、なんかチワワみたいな感じ。遠くからキャンキャン吼えるけど喧嘩になったらプルプルしてる感じ。
なんでこんなにモテるのか。先にも書いたように、この女は相当気が強いです。
美女だから、というだけでは説明がつかないものがある。こんだけ気が強かったら、口説くだけならまだしも、結婚したいと思うかぁ・・・?いや、アンドルーは自分に無いもの求めてきそうなんだけども・・・
と思ってたら、この女は知性も相当だった。シザーリオを口説く台詞とか独白とか、英文では片っ端から韻を踏んで即興で詩にしてますよ、すげえええオリヴィアすっげええええ。
だが、出会ったとたんに一目惚れして、前段まったくわからないまま即座に結婚の承諾してしまったセバスがその知性に惚れたのかと言ったら、そんな暇は絶対無かった。
なんだろう、なんででしょう。
・・・・というわけで、私の中では彼女は相当な巨乳の持ち主として決着しています。
だってそうでもなきゃ説明がつかない。
逆にすべてそれで説明がつくじゃないか。男なんかどうせこの乳目当てでしょ、世の中バカばっかりよ、とか思ってたオリヴィアの前に、主の想いを詩に変えて伝える切れ者のシザーリオが現れたわけだ、散々男を振り回してきた彼女がころんと惚れた理由も解決ですよ。
美女であり才女であり財産持ちで巨乳。この条件がまったくタイプの違う4人の男を惹きつけた。間違いない。
だからな、後日談として彼女とセバスがうまくやっていけるのかという不安もあるし、公爵がヴァイオラで満足できるかという不安もな・・・?ヴァイオラはほら、男装しても全っ然気づかれない程度には洗濯板だから。
頼むぜー公爵・・・
ちなみに、シェイクスピアの他の喜劇では、女性の結婚というと男親の了承が無ければならないため色々な面倒の原因になっていますが、ことこの作品においては「オリヴィアの父と兄は立て続けにこないだ死んだ」という設定にすることによって、自由恋愛の障害を取り除いています。シェイクスピア先生、すごいです。
そして生きてたヴァイオラの双子の兄、セバスチャン。
嵐の海から通りすがりのアントーニオに助けられた彼もまた、イリリアに到着。二人の間に一体何があったのかはわかりませんが、アントーニオはものすごくセバスを気に入っていて、ついたとたん彼に財布を渡して観光しておいでと送り出します。(船長自身はオーシーノと敵対関係にあるのでおおっぴらに出歩けない)
なんでだよ。なんで助けられたほうじゃなくて助けたほうが心酔してんだよ。
セバスも生死の境をさまよった直後だっつーのに本当に観光に行くしね、人の財布で。
うろうろしてるうちにシザーリオと間違えられてオリヴィアの館に連れてこられてオリヴィアに求婚されてそれを受けて即日教会で結婚式を挙げる。兄ちゃんお前ちょっと待てや。
おかしいと思おうよ!どう考えてもおかしいだろうが、つうか初対面の女から結婚しよう言われて自分の正気確認だけで話を進めるな、そこは相手の正気を確認するところです。
お前がそんなことしてる間に、シザーリオをセバスと間違えて敵の刃から守ろうとしたアントーニオが役人にしょっぴかれたりしてるんだよ。
その後も、わけがわからないまま決闘申し込まれたりそれに勝ったり、妹が色々悩んでる間にこいつは何も考えずに出たとこ勝負で全部持っていく。お前完全に舐めてるだろ人生を。
だが彼が現れることによって三角関係が一気に丸く収まることもまた事実。悔しい、とても悔しい。
オリヴィアはシザーリオの作った詩に惹かれて恋に落ちたんだけど、大丈夫かな、セバス。とても詩を作れそうなタイプに見えないんだけど。
でもまあ・・・楽しいと思います。彼との暮らしは。
オーシーノがべたべたに惚れた相手であり、父と兄を亡くして喪に服している伯爵令嬢というからには、麗しく悲しみに沈む深窓のお姫様であろうと思っていたオリヴィアが、喪服のままシザーリオに迫るわ自分の絵姿押し付けるわの意外に猛烈な女であった件。
すごいよ彼女は。シザーリオが断ってもそれは遠慮のせいだと思ってるからね。
あなたの言うことならなんでも聞くわ!だからさあ言って頂戴、私が欲しいと!みたいな感じですよ。
私が望むのはあなたが主の想いに応えることだけです!とシザーリオが言っても言っても聞く耳持ちやしない。
ヴァイオラがこんなに控えめに頑張ってるのにオーシーノといいオリヴィアといい、イリリアの人間はどんだけ押せ押せなんだよという話。
シェイクスピア喜劇「十二夜」のヴァイオラの告白シーン。
シェイクスピアの中でこれが一番好きだ。ヴァイオラ可愛すぎ。男装した女の子でこの子以上に可愛いのは未だ現れてないと信じる。
嵐によって船が遭難し双子の兄とはぐれてイリリアに漂着したヴァイオラ。
彼女は男装し、「シザーリオ」と名を変えて土地の公爵オーシーノに仕えます。
公爵に出会った瞬間から密かな恋心を抱いたヴァイオラはすぐにオーシーノに可愛がられるようになりますが、しかし公爵は伯爵令嬢のオリヴィアに夢中。あろうことか恋の伝令役を「シザーリオ」に命じます。
主の恋を成就させるため、自分の心を押し隠してオリヴィアの元へ通うヴァイオラ。
ところがオリヴィアは公爵に鼻も引っ掛けないどころか、やってきた「シザーリオ」に恋してしまいます。
で、前半の山場がこのヴァイオラの告白シーンでね。
何も知らない公爵(ほんとこいつクライマックスぎりぎりまで腹立つぐらい鈍感でな)が、戯れて、お前はどんな女が好みなんだ?みたいに聞くんですよ「シザーリオ」に。顔は?とか背丈は?とか(だったと思う。くそ、本が手元に無い)。
ヴァイオラはそのすべてに、「あなた様のような」と答える。これがヴァイオラの精一杯の告白。
公爵は「それなら大したことないな」と笑います。そしてそこからオリヴィア愛してるトークに突入するんだこのボケは。
挙句、女と男は違うよなシザーリオ、みたいな感じで「女の恋は食欲と同じだ。口さびしいだけの事」という名台詞を吐きます。ヴァイオラは黙っていられず、自分の妹の話として、女がどんなに切なく恋心を抱くものかを語ります。
ここ本当に、ヴァイオラが公爵好きなの知ってるから観客はすげえ切ないんだけどね。オーシーノお前気づけよ少し!せめてオリヴィアにうざがられてることにはいい加減気づいて欲しい。あの伯爵令嬢本気で嫌がってますよ、頭冷やせよ!
・・・・で、なんでこんなことを突然書いたかといいますと、妹の話として語る、みたいな感じで、読める人の方が読めない人宛に来た恋文を心を込めて音読してあげると良いと思いました。