山頂に布陣して絶対絶命に陥った馬謖を救うステージです。
・・・馬謖も後世こんなに語り継がれるとは思っていなかっただろう。彼の何が人の心を打つのか。それはたぶん、高いところに登って降りられなくなった、というこの失敗の異常なまでの親近感・・・
さて。
陣中は重い雰囲気に満ちています。馬謖を救う事はできるのか。追ってくる魏軍から逃れることができるのか。仮に馬謖を救い出したとしても、軍規に照らせば厳罰は免れません。
陣にいるめぼしい武将は関興と張苞、月英、それに諸葛亮。選択キャラは姜維です。
「諸葛亮の弟子である馬謖は姜維が来てから焦っていた」という、元をたどればお前のせいみたいな事を兵士に言われて、姜維もなかなか辛いです。こないだ天水で散々自分のせいにされたのに、ここでもまたそういう感じです。ああ、人なんかどこの国でも同じなんだ。
しかし誰より辛そうなのは諸葛亮でした。
諸葛亮「山頂に布陣したのは馬謖の不明。そして彼に任せたのは私の不明。兵士に罪はありません。・・・恥を忍んでお願いします。どうか一人でも多くの兵を救ってください」
丞相・・・!あなたはそんなに兵のことを思って・・・!
この誠実な物言いに裏は無いと信じたい。どうせ泣きながら馬謖斬るんだろとか、今はちょっと考えたくない。
この姜維、丞相のために兵も馬謖もきっと救って見せます!
目標は馬謖軍の救出と、街亭からの撤退。山頂へ続く街道の多くは敵に奪われており、唯一残った東側の道から進軍します。
諸葛亮「奪われていない道には罠があると見て良いでしょう。慎重に進んでください」
姜維「わかりました丞相!御忠告、感謝します!」
・・・姜維、すっかり諸葛亮の虜になったのね。何が仁だ!と怒鳴り返していた頃が懐かしい。
丞相の言うとおり、東の道では伏兵が出てきました。しかしそれとわかっていれば脅威ではありません。速攻撃破します。両刃槍は本当に使いやすいわあ。
このステージは敵がザクザク出てきて爽快です。一方、ツッコミどころはあまりありません。
プレイヤーの関心はただ一点に絞られます。すなわち、
馬謖は助かるのか否か。
山から下ろすまでは良いよ。問題はその後よ。諸葛亮はどう出るんだ・・・これ史実ルートだしやっぱり処断されるのか・・・?
だが張苞と関興を見て欲しい。馬謖を助けるためにあんなに頑張っている。彼らはできると信じてるんだ、陣中でも言ってたよ、趙雲先生がこちらに向かってるから大丈夫だと。若い者達の純粋な気持ちを踏みにじって良いものだろうか。
しかし教頭という存在は、青春漫画なんかだと大体踏みにじる担当になっているしな・・・うーむ、読めない。
は!分断された馬謖軍の将達が助けを求めている!
よし、待ってろ、もしかしてお前達が全員助かれば馬謖も助かるかも知れん!
頑張る姜維。敵将を次々撃破し、窮地に陥っていた将3人を救いだしました。
勝鬨は天高く轟き、山頂で一人残されている馬謖にも届きます。
馬謖「なんと、皆、私を救うために・・・?ならば、生き恥を晒してでも生き延びねば!」
馬謖、奮戦!
姜維「過ちは罪。しかし人は過ちを犯すものだ。馬謖殿のあの奮戦、報いられないものか・・・」
思い悩む姜維。偉い、偉いよこの子。お前がそんなに思っているなら馬謖はきっと助かるよ・・・!
張苞も関興も一途だし、代休の先生(月英)も夫の部下の失敗に心を痛めて一生懸命だし、今回のメンバーは本当に良い人揃いです。ここまで蜀ストーリーをやってきて、今初めて仁のなんたるかを見た気がする。
というわけで張コウ、そこの馬謖は返してもらうぞ!
馬謖「助けに来てくれたのか・・・このような過ちを犯してしまった私を・・・」
姜維「さあ、馬謖殿。一緒に本陣へ戻ろう。丞相があなたを待っておられる」
やべーよ姜維がナウシカに見える。
傷ついた虫に対して森へ帰ろう言ってるみたいに聞こえる。
伝令「伝令!魏軍本隊が到着しました!率いているのは司馬懿のもよう!」
クロトワ来た!
司馬懿「愛弟子が、このような無様を晒すとはな。諸葛亮の程度も知れるというものだ」
すんごい嬉しそうだよ。あいつ昔は孔明を意識しすぎて汲々した男だったのに、今は何か子育てに成功した男の余裕を感じる。
4から来た私にとっては、お前が巨乳の嫁さんもらって二児の父に落ちついていることが何よりのIFだったわ。たとえ史実でもIFだったわ。
彼らを相手にする余力はありません。敵軍のいない北の道を回って退却を図ります。マップで見る限りその道は大体赤いんですが、それは敵ではないとしたようです。
道に入ってすぐ巨大な岩が転がってきました。大丈夫です。指揮する将がいるだけで、敵ではないんです。
伝令「伝令!味方部隊が到着!本陣東砦にて、敵進軍を阻止するとのこと!」
趙雲「この本陣は趙子龍が死守する!皆、撤退を急げ!!」
先生来たああああ!!
もう大丈夫だ!先生が守ってくれる!きっとPTAなんかに負けない!
さあ、急ぐぞ!っと馬謖、先へ行くのはいいがあんまり皆から離れるのも危な・・・
あ。閉じ込められた。
伝令「伝令!馬謖様が閉じ込められた模様!」
・・・馬謖・・・
いいか皆、このことは丞相には伏せるぞ。助かる者も助からなくなる。速やかにあいつを助け出し、何事も無かった事にするんだ。
まず、目撃者であるそこの門番は消す。
そして中から出て来た郭淮も消す。良かった比較的胡散臭いキャラで。たとえ郭淮が馬謖を閉じ込めたと主張しても、シラを切るこちらの面子の方が信憑性は高かろう。
やれやれ・・・
馬謖「ご助成下さるか!この借りは、策にてお返ししますぞ!」
いやお前の策はいらない。
この経緯この状況で何を言っているんだお前は。たとえモブ将でも言っていいテンプレと悪いテンプレがあるだろう。本当に反省しているのか。
大体、まだ命が助かるって決まったわけじゃねーぞ!魏軍よりよっぽど怖い人が本陣にいるんだからな!
よし、郭淮も倒した。本陣へ急ごう。
と思ったらまた伏兵出て来た。なんなの?そんなに馬謖が欲しいの?
しかし絶対に渡さん。馬謖に関しては誰もが皆思っているんだ、1回失敗したくらいで何も殺す事なかったろうにと。いくら軍規があったからって愛弟子をな。高いところに登って降りられなくなったくらいでな。
とにかく、被害も最小限に食い止めたし張コウも倒した。馬謖を本陣に帰し、丞相には直談判する!
馬謖の命は必ず拾って見せる!
伏兵ども、そこを退けい!!
と、薙ぎ払ったその時でした。
趙雲「活路も見出せず・・・破れてしまうのか・・・っ」(苦戦)
この瞬間、私は馬謖を捨てた。
誰か馬ァーーー!!!
趙雲が趙雲が趙雲が死んでしまう!!!!
おっま馬謖ふざけんなよ!!丞相との落とし前は自分でつけろ!!そもそもお前が山頂に布陣なんかするのが悪いんだろうが!!死ね!!
馬に飛び乗り何もかもを放り出し、本陣の東へ全力急行。
うわああああ司馬親子に夏侯覇まで!無双武将4人に囲まれて戦ってたのか趙雲!
すまなかった、マジすまなかった、今すぐ覚醒してこいつら全員葬っ・・・
突然イベント開始。
本陣に、馬謖が駆けこんできます。
それを静かに迎えたのは諸葛亮。彼を目にした馬謖は膝から崩れ落ち、地面にうずくまるようにして、この大敗は全て自分のせいだと・・・
・・・言うのはいいんだけど、趙雲は・・・?無事なの・・・?
諸葛亮「あなたを任じたのはこの私。ならばこそ、私も・・・」
馬謖「なりません!信賞必罰、心得ております。どうか公正なる裁きを・・・!」
ねえ趙雲・・・
月英「孔明様!」
関興「この戦、張コウを退けました。奴が馬謖に気を取られたからできたことです」
張苞「ならそれは、馬謖の手柄ってことですよね!あれだ、信賞必罰の、賞のほう!」
姜維「それは詭弁だ。・・・しかし、仁には反しない。そうではありませんか?丞相」
この場には大事な人が欠けている。
そうではありませんか丞相。
趙雲は!!!趙雲はどうなったんだああああ!!
ちなみに趙雲の享年がだいたいこの街亭の直後だった気がするんですが!馬謖のことは後でもいいんじゃないでしょうか!結局趙雲になにかあったら追加で馬謖にどでかい罰が行くんじゃないでしょうか!
諸葛亮は深々と一同に頭を下げました。
穏やかな表情で愛弟子に手を差し出した彼は、いつもの静かな佇まいを決して崩す事は無かったけれど、感極まって言葉を失っているようにも思えました。
・・・いい話だ。いい人達だ。
だから誰か思い出して趙雲の事を。
このステージは敵ボス撃破ではなく、馬謖の本陣帰着で終了なんですね。なのでその後趙雲がどうなったかは誰も知らない。
・・・仁が何だか、またしてもわからなくなったよ。
趙雲ーーー!!;
しかしもっと見た目に格好良く似合う武器は無いものか。
と、法正で色々実験。
郭嘉は撃剣が恐ろしく似合ったから苦労しなかったんだけどね。法正、お前は撃剣どうよ?
そうか。駄目か。次。
・・・撃剣はアクション格好良いから誰でも似合うかと思ったらそうでもないのね。格好良いっちゃ良いんだけど、らしくないというか。
じゃあ相性の良いと言う双刃剣(曹丕の)はどうだ。
そうか。最悪だな。次。
ていうか法正ごつい武器似合わねえええええええ!!不健康な体してるからか!?でかい武器が似合わないことにかけては郭嘉を上回る!
そして笛も似合わなかった!大人しければ良いというもんでもないらしい!
・・・どうでもいいけど、笛を使ったら甄姫と間接キスになるのだろうか。そう考えると、みだりに他人が使ってはいけない武器No1のような気がするな・・・
うーむ、じゃあ遠距離系?火焔弓いってみますか。朱然が使ってるでデモムービーは格好良かったよねーこれねー。
うん、似合わないね!
この無理して使ってる感!
打球棍も使ってみたよ、法正は言ってみれば蜀の郭嘉だ。髪の分け方とか胸の開き方とか似てるしなんとかなんじゃないかと思ったが、なんともならなかった。これは酷い。
軍師っていうことで陳宮の得意武器・兵法簡も使ってみた。
身長が無いと似合わない武器だということがわかった。
法正は小柄に見えるから・・・
ごついのもダメ遠距離もダメ、笛も兵法簡もダメ。
何が似合うって言うんだ法正。得意武器が布だよね。布に類似する武器ってなんだろう。難しいよそもそも布って普通、武器じゃないし。
しなやかさのある物・・・っていうことだろうか。じゃあ拂塵どうよ。
あ!似合う!
いいよ法正!やっぱ軽さのある武器が似合うんだなお前は!拂塵いける・・・
と思ったら、アクションの締めにどう見ても司馬懿専用のポーズが。
・・・法正はこんなバレリーナみたいなポーズしない・・・却下。
・・・
そんなこんなで色々試しましてね。結局ね。
呪符、完璧。
というところに落ち着きました。
似合う!とてつもなく似合う!左手で指立ててくんっ!と操るポーズとか、法正のためにあるとしか思えない!
なんかわかってきたぞ、偉そうなアクションが似合うんだな法正。
あ、ちょっと、邪魔しないで黄金パンダ。今チャージ攻撃で超いいとこ。
相性も星4つだし、第二武器を爆弾から呪符に変えよう。そうしよう。
将星モードにて。
基地が発展していくと、郭嘉が喜びます。可愛い。
人が増えて素敵な店がたくさん増えたそうだ。夜を楽しめるいいところも見つけたそうだ。
曹操はもちろん、陳羣や郭淮まで宴に誘ってみる人だ。友達も多そうだし、楽しい事には不自由すまい。
存分に楽しむんだよ、郭嘉。あなたに喜んでもらえるとこっちも無性に嬉しいよ。
一方、法正はこうです。
「俺が悪党だという噂が広がっているとか。事実は瞬く間に伝播するものですね」
これがまさか基地発展を示す台詞だったとはな。気付かなかったよ。
噂が広がる=人が増えた=基地が発展!ということらしい。わかるかそんなねじれたロジック。
法正がそれを面白がっているなら別に構わなかったのだが、本人はむしろ本気で傷ついていた。
最近俺を遠巻きに見る人間が増えましたよ、と哀しい顔で言ってる。
誰ですか人を見境なしのように言うのは・・・とも哀しい顔で言ってる。おそらく「目を合わせたら報復される」みたいな噂が立っているのだろう。これはもう、まず間違いなく友達いない。
法正、法正、元気出して。
もしかしてこの人が匂いを気にするようになったの、このせいじゃないの。他人に敬遠されるのを苦にして身だしなみに気を付けるようになったんじゃないの。
ちょっと、アナザーIFにかすりもしないうちに、とんでもなく痛々しい側面見えてきてるんですけど。
べろべろに酔ってしこたま迷惑かけて臭くなっても愛されてそうな郭嘉の存在が切ない。
挙句の果て、報復を合法化しましょうそうすれば万事解決ですとか言い出した。壊れた。
法正、法正、落ちついて。合法になったら変わるかっつーとそうでもないよ、あなたのイメージ。
そうだ、支援獣を黄金パンダにしてあげよう。なんらか印象が変わるかも知れん。
この程度のことしかできず申し訳ないが・・・
強く生きろよ、法正。
漢中攻めの激務の合間にうたたねする法正。
ここまで妄想するようになったらもう無理だね。後戻りはね。
法正のレベルが30を超えて、通常台詞集がオープンしました。
コントローラー(音が出る)を耳元にかまえてうっとり聞き惚れております。
劉備への援軍感謝が好き過ぎる。「揶揄されますからね」の最後の「ね」が素になっている!ちょっと拗ねているような!かわいいいいいい!!常に隙の無い法正が隙を見せたのここだけ!ここだけ!
常軌を逸して執念深く、「どんな小さな恩も恨みも必ず報復した」、と正史に書かれている男。
この執念深さが軍師としての優秀さに直結し、なおかつ寿命も縮めたのだろうなあ・・・過労死か。仕事、ほんとに頑張ったんだな・・・好きだあああああ。
・・・この人、無双では猛将伝からのキャラなんですよね。私が今やってるのはあくまで無双7のパートであって、猛将伝部分はまだ手を付けてないんですよ。
手を付けてないのにこのザマなわけですよ。
アナザーIFやったらどうなってしまうんだ・・・法正、あんまり活躍するなよ。絶対するなよ。
さすがにいい加減巻いていきたい。義兄弟三人が亡くなったのだからボケも絶滅しただろう。
この先はシリアスな展開が待っているはずだ。諸葛亮は怖いけれど決してボケてはいない。劉備の遺志は継いだとしても、ボケまで受継ぐはずはない。
次の舞台は天水。打倒・魏のため真面目に出陣するのだ。よし。選択キャラは・・・
劉禅「劉公嗣だ。仁の志を受け継いでいるぞ」
最もボケてそうな奴を選んでしまった。
趙雲も諸葛亮も星彩もいたのに。ここまでの長い道程が私をボケ無しではいられない体にしたというのか。こいつが前線で戦うこと自体が既にボケじゃないか、劉禅。
趙雲「阿斗様、決してご無理はなさいませんよう・・・、!し、失礼しました、劉禅様」
見ろよ趙雲までボケ始めた。ただ話しかけただけなのに。
ボケの大明神を父に持ち、いずれ酒色と神託に溺れて蜀を滅ぼすこの劉禅(幼名・阿斗)ならば、同じ空気を吸ってるだけで他人をボケさせることができるというのか。
フ、構わぬ、趙雲。お前の前では、私はいつまでも幼き阿斗だ。どうかこれからも私を支えて行ってほしい。
諸葛亮も、父上亡き今、私になにができるか教えてほしい。
諸葛亮「民を思った劉備殿の心をお忘れなく。仁こそが、我らを導く光なのです」
ここまで父上が仁だった印象があまり無いが、わかった。仁だな。深く心に刻もう。
戦では諸葛亮の言うとおりにするぞ。
では、行くぞ。
第十一章 天水の戦い。
戦のスタートは「付近の敵を迎撃せよ」。
劉禅のアクションチェックもかねて、とりあえず雑魚を斬ってみます。
まずは得意武器の細剣から。
はっ!はっ!はっ!なるほど、フェンシング的な。左右がガラ空き的な。突きの連続か・・・。
チャージ攻撃はどうよ。はっ!はっ!はっ!「これでどうだ!」
おお、一瞬構えてからの広範囲薙ぎ斬り出た。格好いい。やればできるじゃないか劉禅!
・・・と思った瞬間、剣を置いてその場で伸びしやがった。
どんなアクションだあああああ!!つかアクションていうのこれ!?
なんか体からファンシーな空気が出て敵をぐわぁ!とかさせてるけど、何がぐわぁなんだよ!
・・・リラックスしてるようだし含み笑いも怪しいし、これはもしかして屁・・・
いや、劉禅様は育ちがよいから人前でそんなことはしない!なんでこう要所要所で匂いの問題が浮上するのか蜀伝!!
うわー、もうひとつのEX攻撃も、なんというか、すっごい弱そう。周りをぐるっと薙ぐ攻撃でこんなに弱そうな殺陣は初めて見た。
これでステージクリアまでやるのか・・・先が思いやられるぜ・・・
周囲の敵を倒し、趙雲による陽動も成功して、一行は手薄になった西側から攻め上がります。
しかし。
敵兵「来たな!姜維殿の読み通りだ。貴様らはここで止める!」
うお!伏兵がたくさん!
くそっ、こうなったら仕方ない、第二武器を使わせてもらう!
・・・・
劉禅、爆弾、すっごく似合う!!
うおおお適性はまったくといっていいほど無い(星二つ)が、ビジュアル的には完璧かもしれん!特にストームラッシュと馬上攻撃のクレイジーさが最高だ!チャージ攻撃にも可能性を感じる!地面をぶん殴る姿も様になっている!望んでもいない期待を周囲からかけられまくって溜まった鬱憤が、砕いた地面の亀裂からにじみ出るようだ!劉禅、お前もうこれで行けよ!
・・・阿斗様は爆弾に夢中になっていて気がつきませんでしたが、一行は伏兵を撃破し、既に山道を抜けんとしていました。
諸葛亮は敵の口走る「姜維」という人物に興味を持った様子。周到に兵を忍ばせる、その知略がなんか良いらしいのです。
そしてたどり着いた先に、彼は居ました。
姜維「我こそは姜伯約。この私が居る限り、天水の地は渡さない!」
・・・姜維、ちょっと太った?
ほっぺたのあたりがなんだかふっくらと・・・
趙雲「中々の槍の使い手と見える。いざ!この趙子龍がお相手いたす!」
二人は激しく撃ち合い、再び距離をとります。
趙雲と互角にやるとは、姜維すげえ。
諸葛亮「・・・趙雲殿」
趙雲「心配御無用!必ずや倒して見せます」
諸葛亮「いえ・・・・・・(あの者、捕えましょう)」
孔明の囁きの怖さよ。
ほんとに姜維に聴こえないように言ってるよ!顔も悪人のそれだよ!
趙雲もちょっと戸惑ってるよ!
諸葛亮「いいですか?あの姜維なる将‥‥‥(生かして捕えるのです)」
蜀が・・・蜀が黒い・・・!
この人、劉禅に仁を忘れるなっつっといて、むしろ自分がさっぱり忘れてそうなんですけども!
納得できない状況のまま、後半戦に突入です。
~CM 郭嘉編その2~
「受け取ってほしいな・・・無双をね!」
*正しい台詞は真・三国無双7でお楽しみください。
あなたのハマる無双乱舞がきっと見つかる!
真・三国無双7With猛将伝、絶賛発売中!
イベント終了と同時に姜維に爆弾をぶん投げまくった劉禅。
姜維は悔しがりながら退きました。今は己が戦うよりも、天水の拠点に連絡し、城を守らせることが肝要と踏んだのです。
が、それを見越した諸葛亮は、彼の動きを利用して追い詰めましょうと言い出します。
まず姜維が拠点に走り、防備を固めろと忠告します。すると拠点側は喜んで忠告に従います。
従ったところで拠点を潰します。
拠点の人「・・・姜維、お前の言うとおりにしたのに・・・!お前がもっとまともな指示を出していれば・・・!」
姜維「そんな・・・!」
あるいは姜維が来る前に偽情報を流します。
諸葛亮「首尾よく南安も落とせました。これもあの姜維という者のおかげですね・・・」
拠点の人「なに!?まさか姜維が裏切ったのか!?あ、あいつめ!!」
・・・
劉禅「あの姜維というやつは可哀想だ。味方に仲間外れにされてしまうな」
馬岱「みんな姜維のせいにしてばかり。ちょっとひどくない?」
張苞「姜維ってやつが可哀想だぜ。蜀ならあんな思いせずにすむだろうにな」
魏延「姜維、悪クナイ・・・我、ワカル」
オマエラ悪イ。私、ワカル。
仁の天下を築くんじゃねえのかああああああ!!!!この一連の行為のどこに仁がありますか!!あんたらが劉備から受け継いだの、仁じゃなくてやりたい放題の志じゃないの!?
諸葛亮「これで姜維は孤立しました。蜀へ降るよう、説得に向かいましょう」
最悪だよ!最低だよあんた!!
姜維一生懸命走りまわってるのに!これ以上まだ追い詰めると!?
そして劉禅!お前の無双乱舞2は何だああああ!!!!
無双乱舞1で「ちょっと待ってくれ!」って完全にえなりかずきしていたと思ったら!
乱舞2では「手加減は難しい!」って首を振るなり、辺りの敵を蹴りで殲滅しやがった!!
今まで手加減してたの!?蹴りなの!?その細剣はなんなの!?
さらにジャンプ無双が凄ぇ怖ぇー!!
「ほっほほほ」と笑って宙に浮いて、「散歩は楽しいな」で兵士を踏みつけながら歩き、3歩目で思いっきり蹴り上げ!!一撃で50人を殺した!!剣いらねえ!ひとつも!!
この人にとって細剣って、もしかして亀仙人の甲羅みたいなもんなのか!?
ただの枷だったのか!?
怖すぎんだろ新生・蜀!
その後、怖い一行は味方に見捨てられた姜維を撃破。
なぜ私をもてあそぶような戦をした!これ以上生き恥は晒せない、殺せ!と叫ぶ姜維に、諸葛亮は歩み寄って言います。
諸葛亮「失礼しました。ですが、こうでもしないとあなたと話せませんでした」
嘘つけ。
諸葛亮「姜維、共に行きましょう。私はあなたの英知が欲しい」
趙雲「姜維、その武勇も見事。ぜひ私達の仲間として戦ってほしい」
何を言ってるんだこいつらは。
姜維「黙れ!人を陥れて何が共にだ!私は、私は魏の将だ!」
星彩「その魏の将達は、あなたを置いて逃げた」
姜維「っ!」
あまりに勝手な蜀の面々の前に、血でも吐きそうな顔をして横向く姜維。
しかし、そこで。
劉禅「悲しい思いをさせてしまったのだな」
歩み出たのは劉禅でした。
劉禅「だがそれも、そなたを求める一心ゆえ。お願いだ。どうか私達と共に仁の世を目指してほしい」
彼が手を差し出すと、姜維の表情が緩んで・・・
姜維「不思議だ。あなたの言葉は、私の心を溶かす」
それは劉禅の声がおばあちゃんっぽいからなのでは・・・
日本昔ばなし読んでそうな声だとは思っていた。
姜維は、劉禅の手をとりました。
「あなたたちの陣へ、案内してください」
こうして蜀に、新しい仲間が増えたのでした。
なんでだよ。