2007年1月8日設置
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私の好きなミスタの美点。
クッソほど働く。
先鋒、殿、偵察、探索、暗殺、拷問、見張り、連絡待ち、リード、サポート、チーム内のムードメイク、アバッキオとジョルノの間の緩衝材。
ほんとなんでもやる。なんでもできる。
なんでも出来過ぎて最終段階では亀の世話係までしていたフシがある。
チョコラータ戦冒頭、基本両手で銃を扱うはずのミスタがなぜ亀なんか持たなければならないのか。本人も何の疑問もなく亀持とうとするし、ブチャラティも普通にミスタに亀持たせようとするし、筆頭戦力にここで亀係兼任させるの絶対おかしいだろ。
いきもの係なんかそれこそジョルノにやらせろよと私は思いましたよ。
まあたぶん、ミスタが一番亀持つの上手いんでしょうけどもね?
あれ下手な奴が持ったら中の人が酔いそうですからね。
想像する限り、確かにあの面子のなかではミスタの腕の中が一番安定してそう。亀も気持ち良く抱っこされてそう。ナランチャに持たせたら中の人吐き潰れるわ。それはそう。
それからまた、ミスタが一番気も回るんでしょうけどもね?
結局、生き物の世話ってのは気のつく人がやることになりますからね。
そろそろピストルズの飯の時間だな。そういや亀にも餌食わさなきゃな。
そんな日々の「気づき」の積み重ねが彼を亀係にしていったのだろう。
ジョルノがいきもの係やってもあいつはあれでうっかり餌やりを忘れるタイプ。ミスタに聞かれて、すみませんまだやってませんでしたミスタお願いできますか?って素で返すよ。
ジョルノ、ミスタには遠慮がないよね。なんか。
ミスタも遠慮なくジョルノの修復能力酷使するんでお互い様ではあるけれども。
そもそも思い起こせば、ボスを裏切ったブチャラティについていくと決めた時も、亀を持ってきたのはミスタでした。
彼が一度くるっと背を向けたのは、たぶん、自分が4番目に舟に乗るのを避けるために先に亀乗せようと探してたのだと思うんですけれども、そういうところに常人とは一線を画すミスタの鬼才っぷりを感じます。
ていうかあの時あの状況で亀がこの先も必要になると気づく先見の明よ。あそこで亀を確保しとくってことは、本当にボスに勝てる可能性を信じてるってことですからね。
すごいよね。
幹部になってからもめっちゃ亀の面倒見てそう。
ポルナレフ入ってるからそんな軽々しく人に預けられないですよねあの亀。
けどポルナレフ入ってるから散歩くらいはしないといけませんよね。
ミスタが連れてくんだろうなあ。
やっぱミスタ格好良いなあ。
精勤なキャラに惚れる傾向がありますね。私は。
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そんなわけで本命。グイード・ミスタ。
プロシュートにスタンド消さない勝負で勝った男。
彼の意識には予備電源みたいのが多分ある。
ミスタに行くとは全く思って無かったですよね。
そもそもね、私のJOJOの一番古い記憶は先にも書いた通り「露伴が背中見たがってた回」ですけれども、次に激烈に印象に残ってるのはこれまたたまたまジャンプで見た「ミスタとトリッシュが中身入れ替わった回」なんですよ。
私にとってミスタはとりあえずワキガで不潔な人だったわけです。他のことは何も知らん。
そんなドマイナスからの出発で5部を読み、彼を知ることによってその印象が劇的に変わったかというと、それも別に無かったじゃないですか。
ワキガだよね。そして不潔でもあったよね。スケジュール的にやむをえないし別に彼だけじゃないだろうけども、他の奴らが同じく風呂入って無いからといってミスタが清潔になるわけでもないし。
なので5部終わった時点ではミスタのミの字も私にはありませんでした。
それが、6部を読み終わって、クソ神父のせいでわけわからんまま消されたであろう男達を偲んでいたら、いつの間にかミスタに心臓をハチの巣にされていた・・・。
なぜだろう・・・外見も食の趣味も映画の趣味も何一つ合わないのに・・・
彼の何が好きって、とにかくそのタフガイっぷりですよ。
死なない。絶対魂抜けない。
ほんと、腹をぶち抜かれたり柵に串刺されたのがミスタだったら良かったのに。そしたらジョルノの修復絶対間に合ってたのに。
なんでミスタはあんなに魂しぶといのかを考えると、彼だけは死ぬよりつらい人生を知らないからかなと思ったりします。
他のメンバーは絶望からのギャング入りですが、ミスタはわけがわからないうちに天職についてましたみたいな感じですもんね。作中の誰よりもギャングに向いてる、なるべくしてなった男。
だから単純に、生きるのが楽しく死ぬのが怖い、という生に執着ある人間でいられるんでしょう。多分。
それから、性格が明るいというか前向きというか、頭めちゃくちゃ切れる人だと思うのに、まったくネガティブにならない。
「怪我したら死ぬかもしれない」じゃなく「ジョルノがいれば怪我しても死なない」の方をとってどんどん大怪我してくる、そういう肝の据わり具合もたまらなく好きです。
天性のギャングスタですよ。ミスタかっこいい。
沼に足を取られて7部に進めない。
ジャイロおおおおお!!!
お前イケメンなんだから頑張れよおおおお!!!
私の心を鷲掴んで7部に引きずり込めよおおおお!!
ジャイロおおおおお!!!
お前イケメンなんだから頑張れよおおおお!!!
私の心を鷲掴んで7部に引きずり込めよおおおお!!
時の加速する世界で原稿を間に合わせる露伴。
6部の結論は6部の奴ら以上に4部と5部の奴らの未来を奪ったのが私的にキッツイんですが、この人の存在がわずかに慰めてくれる気がします。
一人何か違うものと闘ってたんだろうなあ・・・
時の加速ごときでこの岸辺露伴の原稿を落とせると思うなよみたいな。
この世の終わりでも漫画を描く!を実行していた彼に乾杯。理想の大人だよ。本当に。
私の一番古いジョジョの記憶って、たまたま読んだジャンプで、露伴が乙雅三の背中を「み…見てみたい……」って思ってた回なんですよ。
私の人生における初めてのジョジョの男はジョジョでもなんでもなく岸辺露伴なんです。
謎だった乙の背中を数十年の時を経てみる事ができたのは感無量でした。何やってたんだろうあの二人と思ってたもの。ずっと。
それからまたある時、たまたま読んだジャンプで、掲載されてた読み切りが「懺悔室」だったんですよ。だからもう、荒木飛呂彦の漫画=岸辺露伴だったわけですよ。私にとって。
さすがにジョジョの主人公だとまでは誤認しませんでしたが、きっと主人公をがっちり支える頼もしい相棒なんだぐらいに思っていました。
だいぶ違うかったな。
支えるどころか仲悪かったわ。露伴のせいで。
色々ショックを受けました。が、しかし今、読むだけ読んで知るだけ知って、やっぱり大好きになっております。
あの欠点だらけの性格がほんと好き。あと、この人絶対子供に好かれる。大人気ないから。
もうほんと好き!
・・・・・
・・・・とね。
縁もあるんだしね。
このまま岸辺露伴が本命で良かったと思うんですけども・・・
ちょっと予想もしなかったキャラが心の半分以上を占め始めている・・・
初読で一目惚れしてもうこのキャラにゾッコン!!という事が起こらなかった場合、後からじわじわと引きずりこまれて気づいたら頭まで沼に嵌っていることがある。蟹とかな。
絶対にお前だけは違うと思ってたキャラにハマるのはそういう時よ。蟹とかな。
アナスイじゃないです。彼は私が惚れるより徐倫に惚れて欲しいんだ。
あと、見るたびなんだか蟹を思い出すけど、チョコラータでもないです。念のため。
もっとすごく男らしくて強くて優しくて格好良い人です。