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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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人がまだ読んで無いと言ってる作品の詳細を拍手コメで送るのはやめましょう。

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えっちゃんと対照的に、十代の未熟さ全開のアイドル・松村渚15歳(話中で16歳になる)。幻の右の子。

この子、可愛いですよね。
ひたむきに獠の事を好きになるところも、それで一気に結婚まで思い切ってしまうところも、全てが誤解だと判明したらわんわん泣いて「結婚してくんなきゃやだぁ」「今がいい~~~~!!今ぁ~~~~!!」と全力でだだこねるところも、元気過ぎてこっちまで元気もらえる気がする。これはアイドルだわ。
この子の為にも連載10年続けて欲しかった。獠は迎えにいくべきだった。

そんな可愛い渚ちゃんですけれども、ガチ敵を自分一人で倒した無二のヒロインです。
香ですらそれは無い。惜しいところでは佐藤由美子(海坊主に狙われた女優)と小林みゆき(ハートマークの逃がし屋)がいるが、前者は仕込み、後者は香とのタッグだった。
ステージ上で襲ってきた敵を自ら殴り倒して決着、そんな女性は渚だけです。可愛いキャラして見事なもんです。

あと、本人は不満かもしれないけれど、ガキヒロインの時の冴羽獠はすげえ格好良い。
クソマヌケとはいえ大怪我してるのにそれを隠して渚に飛びつかせてあげる獠がほんと男前だった。両腕広げて「きな・・・怒ってやしないよ」。かっこいいわぁぁぁぁ。
真面目に松村渚、この先大丈夫か。冴羽獠ほど頼もしい胸板している男はいないぞ。そんなのに飛びつく事覚えちゃって、次の恋ちゃんとできるのか?

・・・やっぱり獠は彼女を迎えに行ってあげるべきだと思います。

私がエンジェルハートを読みたくなくて読みたい理由・・・

読みたくないのはもう、獠が辛そうすぎて見るに堪えなそうという点につきるんですが。

それでも読みたい理由がいくつかあるんですよ。
まず、もっと冴羽獠が見たい

次に、北条司の描写をもっと見たい。
いや、ネームの無いコマ一つでこれだけ語れる作家の作品、純粋に読みたいだろ。
獠の表情だけでもどんだけ種類があるんだ。目だけでも全然違う。最終巻まで絵がハンコ化してないのも凄い。細かいところでポーズが綺麗だ、そして服の皺が上手すぎる。
シティーハンターは作家の全盛期の作品だと思うので、エンジェルハートでも同じかといったら違うかもしれませんが・・・でも見たいよう。

そして、もう一つ、香を殺すような作家の作品は逆に見たい。これがあります。
読者に迎合しないその作家魂よ。
迎合したらオリジナルの意味無いんですよ。読者に対して挑戦的な物をまず出していくという姿勢は素晴らしいと思うんです。
キャッツアイもシティーハンターも、身も蓋も無い事言ったら犯罪者ですからね。彼らは幸せになりました、めでたしめでたし、にしたくないっていうのはあると思いますよ。そんなご都合主義にしたくないっていう。
世間の風潮や読者の不快をものともせず地雷を爆破させ、表現したい事に突っ込んで行く作家の作品は、やっぱり読みたい。



でも香が死んだ世界は見たくない。




だってさああああああ仕事に支障をきたすんだもの!あんまり辛い話読んだら!!
遙時の忍人ルートやった時なんか、2週間近く死んでましたからね私は!

読みたいけど読んだらだめだ!今は心の準備ができてない!
なんとかして自分を抑えなければ!なんとかして・・・!!


という葛藤の末に、CITY HUNTER COMPLETE DVD-BOXを注文してしまったんです。昨夜。
これで己に鉄壁の縛りを設けた。今、エンジェルハートに手を出す余裕、経済低に無い。

原作よりアニメの方が、獠が香に優しいそうですね。
楽しみだー。


パラレルワールドの夢を見てあまりの恐ろしさに香!!・・・となった獠を想像してみました。
絶叫で香も飛び起きたが、ハンマーを出す暇が無いほど物凄い勢いで抱きつかれた。
え・・・なに?どうしたの?飛行機の夢でも見た?みたいな。
まさかお前が死ぬ夢見たとは言えず、汗だくで心臓バクバクさせながら香を抱きしめる獠です。
さすがにもう一緒に寝てるだろう今は。さすがに。

「シティーハンターが好きならエンジェルハートは絶対読まない方が良いです」「読んだ私は死にました」という、CHに未練を残した亡霊の方々からコメントをいただいております。
そうか。死ぬのか・・・職場で私にAH勧めてくるオッサンは、あれ殺し屋だと思っていいですかね。

この後、我に返った獠が気まずさを隠すためにもっこりを迫ってハンマーされてああ香は生きてると実感するまでがたぶんワンセット。
そういう世界線もきっとある・・・あるよね・・・・


鹿島悦子。えっちゃん。実の父である映画監督に会いたかったあの子です。
18歳以下完全対象外の獠が唯一女性として口説いた16歳。そう考えると凄い。

まず、いい子ですよね。そして自立して他人に流されない。
他の女優達が文句付けて手も触れなかった獠の料理をぱくぱく食べて、「おかわり、いい?おいしいからいくらでも入っちゃう」。天使だよ。
彼女も良い子だし、それに感激する獠も良かった。

ていうか、他の子がおかしくないか。冴羽獠の料理の腕はもしかしたら銃より凄いぞ。絶対食べたいだろ。食事制限しててもすこしは食べるぞ普通。

さらに、他の女優達が散々獠をないがしろにする中、

悦子「ありがとう冴羽さん」
獠 「え?」
悦子「だってオーディション中止にならずにすんだもの」
獠 「ハ・・・それはオレじゃないよ。礼を言うなら香に言いな」
悦子「でも・・・精一杯、あたしのために努力してくれたもの!!」

天使だよ。
掃き溜めに鶴とはこの事だ。不貞腐れてた獠が反省するくらいですからね、精神年齢は彼より高いぐらいなんですよ、たぶん。

この子は自立してるし、そしてあきらめも知っている。
普通の子供のようにがむしゃらに物を欲しがったり要求を通そうとはしないで、欲しい物はそっと自分一人で、手に入れられる範囲でささやかに満足する。
そういうところが、獠をして子供扱いさせなかったんじゃないかと言う気がします。子供の遠慮じゃないものな。

なんで彼女がそういう女の子になったのかも、考えてみると切ないですよ。
最後の最後、彼女が本当に知りたかった事を口にしますが・・・
ずっと、自分が望まれて生まれた子ではないかもしれないという不安があったということですよね、これ。
それで彼女は、子供らしく我がままに望む事ができない子に育ったのでは。
獠にだけ少し甘えられたのは、彼がえっちゃんえっちゃんと迫っていって、「君の恋人になりたい人さ」とまで言ってくれる、自分の存在が望まれていると思わせてくれる人だったからじゃないでしょうか。

話がCITY HUNTERでも序盤ですから、連載終盤ではもう二十歳くらいにはなっているはずですよね。
素敵な女優になって、今度こそ監督の映画に出ていたらいいなあ。えっちゃん大好き。

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