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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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デスマスクのチンピラ似合うっぷりは異常。
はまりそうな台詞を考えてみた。

A 「あん?ヤキ入れられてぇのかコラ」

B 「奥さん、期日はとっくに過ぎてるんですがねえ」

C 「見てくれよこの手・・・フッ、俺はもう、マイクを握るなんてできねえ体になっちまった・・・」

なんなんだお前は。
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ほんとの中世。中世っつっても5~15世紀ですから1000年あります。長い。
その長い中で、古代ローマの特徴を持つ形から始まり、紆余曲折を経ながらもだんだんに丈が短くなっていく男性ファッションの最終的な帰結を見たとき、私は思った。さすがにこれは別途キンタマを防御せざるをえない。

というわけで、上図の流れからブラゲットの16世紀に入っていきます。
・・・嘘です。15世紀にはさすがにやりすぎを感じたのか、もう一度膝上丈まで戻りました。
しかしその時にはもうブラゲットも登場してました。やっぱりだ、やっぱり危険を感じたんだ。
6~13世紀の間にも、単に短くなる一方ではなくて、思い出したように丈長装束に戻る時代があります。

中世は絵画の技術も未熟で、資料にも乏しいそうですが、おっさんの愚痴によりモードの推移がわかるそうです。
「あんな丈の短いスリットの入った服が流行ってるせいで最も高貴であるべきフランスが汚辱にまみれた」
「若者の裾で床掃くようなずるずるの服は男が女性化した証拠。もう身軽に動ける男はいない」

などの記述が残ってるそうで。
いつの時代も同じだなあ・・・・

そんなこんなで、男性服を描くだけ描いて満足しました。やっぱかっこいいね、男の服は。



中世のイケメン貴族(全然中世じゃないんだが)、といったらぱっと浮かんじゃうのはこういう感じじゃないでしょうか。クラバットと、ジュストコール、その下にはジレにキュロット。おまけで羽根つき帽子。
ジュストコールはいいですよね・・・これ一枚で男っぷりが3割増しですよ。

ただしこのかっこいい衣装の時代(17世紀後半~18世紀)はヅラの全盛期でもあってだな。
股袋100年の後にはヅラの100年があった。美白のために毒物精製しては顔に塗りこんでいた女の流行に比べ、男のそれはバカで無害で愛しすぎる。
自宅ではヅラは蒸れるからふちなし帽で過ごしてたそうです。
カツラ流行の理由は諸説ありますが、個人的に好きなエピソードは、宮廷マナー設立時に貴族達が真剣に「マナーとは何か」を考え「それは人を傷つけないことだ」という過程を経て「ならば皆でヅラをかぶればハゲを傷つけることはない!」という目の覚めるような結論に至ったというやつです。フランス宮廷マジ紳士。



シェイクスピアの時代16世紀のモードを忠実に再現すると、こうなります。
ハリウッドでシェイクスピア作品が映画化される際、時代を繰り上げる理由が一目瞭然です。

女性はいいよ、可愛い。ちなみにこれ、ジェーンシーモアモデルで、後期になると有名なエリザベス女王の肖像画みたいなレースの襟の服が出てきます。シェイクスピアは後期ですが・・・でもこっちのが好きだからいいのこっちで。
それより問題は野郎ですよ。16世紀はタイツ・かぼちゃパンツ・急所袋(ブラゲットと言います)の三種の神器が揃った時代。スルーしようにも全身おかしいからできない、敢えてスルーしたら男は全裸になるしかない、そういう状況です。これは仕方ないだろ、映画が200年の時を超えても。

男の人は見栄をはって急所袋に詰め物したり先っちょに宝石飾ったりしたそうですので。
・・・ヴァイオラどんな顔してそれやったんだろう・・・


公爵から本を借りて飛び上がって喜んじゃうヴァイオラ。
こんなシーンは無いけどな。でもこういうこともあったんだと思うの。

公爵が巷の噂になるほどシザーリオをバカ可愛がりしてたってことは、シザーリオがバカみたいに可愛かったということなんだと思います。
公爵大好き、公爵大好き、全身から出てたんだと思います。気づけよ公爵。
劇中では主軸である恋の伝令絡みでしか二人のシーンは無かったと思いますが、しかしね、一緒に暮らしてたからには色々あっただろう。公爵がシザーリオからかったり可愛がったり褒めたり叱ったりしてたと思うよ。
だって劇中ですら「(月の女神の)ダイアナの唇も、お前のほど赤くないだろうな」とかさらっと言っちゃってるからね。気づけよおおおお公爵!!こんな可愛い野郎がいるわけねええええ!!!!

オリヴィアの愚痴を肴に酒飲んだりしてそうじゃん、公爵。それにシザーリオつき合わせたりしてそうじゃん。お前も少し飲んでみろとか言いそうじゃん。シザーリオが酔いつぶれて寝ちゃってベッドまで運んだりしてあげてそうじゃん。だから気づけっつーんだよ!!!!

ああ、ヴァイオラ可愛い。
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