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赤壁の戦いに勝利した劉備達。その後、孫呉から荊州を借りるという形で、中国大陸のど真ん中にようやく自分の立つ地を持つ事ができました。よく貸したな孫権。
さらに孫呉との関係を深めるべく、孫権の妹・孫尚香と結婚。
その結婚パレードの様子がムービーで流れます。
馬車の上からにこやかに手を振る劉備と孫尚香。
沿道には祝福する民たちの姿。その最前列には新しい仲間、魏延、黄忠、ホウ統がいます。
・・・3人中2人が被り物キャラと言う怪しさ爆発の組み合わせを、なぜよりによって結婚式の最前列に・・・
案の定、乱世の花嫁なんて大変だろうねえ、といきなり縁起悪いことをぬかすホウ統。
しかし黄忠が一笑に付します。
「おぬしは見る目がないのう。あれは好き合ってる者同士の顔じゃ!」
爺GJ。
彼らから道を挟んだ反対側には、諸葛亮の姿もありました。
劉備が彼に気づいて会釈すると、諸葛亮も深々と頭を下げ、にやりと笑った口元を羽扇子で隠しながら、
諸葛亮「・・・ここまでは順調ですね」
怖いよ。せっかくの結婚式が真黒だよ。
「リュウビ、ケッコン、メデタイ」って喜んでる魏延の裏表のなさが可愛いよ。
諸葛亮「劉備殿、これからがあなたの最大の試練なのです・・・」
諸葛亮は待っていました。劉備が天下に一躍飛翔する機会を。
そして2年後、それはついに訪れます。
張魯から攻撃を受けて困っていた益州の劉璋が、劉備に救援を要請してきたのです。
これを機会に益州に進軍し、劉璋の土地を奪ってしまおう。
それが諸葛亮の唱える「天下三分の計」の実手段でした。
強盗だ完全に。
法正だけがインテリヤクザなわけじゃないじゃん!蜀(仮)がまるまるヤクザの事務所じゃん!
さすがに劉備も引きます。同族の劉璋を陥れなければいけないのか、と。同族じゃなければ何でもありか劉備。仁はどこ行った。
苦悩する彼の背を押したのはホウ統でした。全ては民の為、天下のため。
説得され、劉備もついに覚悟を決めます。
かくして男たちは新たな戦いに向かうのでした。
第七章 成都の戦い。開始です。
~CM~
「そろそろ・・・いけない無双に誘っても?
歴史の感動を、早く深めてもらいたいんだ」
*元の台詞は真・三国無双7にてお楽しみください。
郭嘉の腰砕けボイスを聴ける!真・三国無双7with猛将伝、絶賛発売中!
さて。
陣内では兵士達も、「今回の戦は今までと違うな・・・」と感じていました。
ある者は劉備の行動に疑問を持ち、ある者は劉備の為ならどこまでもついていくと奮い立つ。
そんな中で、「こことここを攻撃すれば敵の目を引き付けられますよ。まずはその辺りから落とす・・・おすすめです」と具体案を持ち出してきた新顔、それが法正でした。
台詞だけ聞くとね。ただの献策なんだけどね。
仕えていた劉璋を見限って裏切って劉備に益州ぶん取れと提案してきたそもそもの男が彼だと知っていると、この「おすすめです」が心底怖いですね。
ああ、でもポリゴン法正格好いい・・・オートの身振りが男らしくて素敵・・・
法正の衣装好きだなー。立ち姿がすごく格好良く見える。格好良いんだけど。
ステージの選択キャラは先ほどの結婚式の最前列三人。おすすめです、と言わんばかりに前に出て来たホウ統を選択します。
出陣前の黄忠との会話は大変ビジネスライクでした。
黄忠「劉璋の当地で益州の民は疲弊しておる。劉備殿が立てば喜ぶじゃろう」
ホウ統「そうさぁ。さすが黄忠殿は話が早いよ」
お・・・おお。そうあっさり言われると、それもそうかもしれないと思えてくる。
よし。行くか。
戦闘開始して最初に思った事。
ホウ統クソ可愛い。
見た目もキノコみたいで可愛いんですが、それで巨大な団扇振り回して戦うのがめっちゃ可愛い!いつのまにこんな武器になったんだー。4の時は普通の杖で、トリッキーな動きが楽しいキャラだったけど、巨大団扇もいいなあ。
第二武器にした昆も思いがけず似合っている。可愛い。ていうか何装備させても可愛いんじゃないかもしかして。
ほれ!ほれ!よいっとぉ!敵将、討ち取ったよぉう?
劉備「同族の劉璋殿を攻める・・・私の選んだ道は、正しいのだろうか」
いや、正しくは無いわ。正しくは無いけどここまで来てやめてくんないかな悩むの。
劉備がいまひとつ頼りにならないので、ホウ統はその分頑張ります。
東から回って奇襲をかけて、皆の士気をあげなきゃね。やれやれ・・・。ああ東の道は気持ちの良い竹藪だ。・・・
伏兵「今だ!弓を射かけよ!!」
ホウ統「!」
イベント・ホウ統の脇腹に思いっきり矢が刺さる。
ホウ統はよろめいて、崩れかけて・・・そして持ち直して・・・戦闘続行!
いやいやいやいや!続行していいのか!?何事もなかったかのように戦闘画面に戻ったけど、思いっきり刺さったよ!?服が分厚くて貫通しなかったとか、そういうことか!?
『ホウ統、負傷!』
貫通してたわ。
ホウ統「やれやれ・・・あっしも、ヤキがまわったかねぇ。けど、こんな傷で止まっちゃいられないよ・・・劉備殿の国まで、あと少しだからねぇ・・・」
うああああ!まだ開始3分なのに雨後のタケノコのように死亡フラグ生えまくっとる!!こんな竹藪通るから!
声が辛そうすぎる、やめてやめて、そのブレイクダンスみたいな腹に負担のかかるアクションをやめて!
ホウ統「さっきの矢傷で体が重いねぇ・・・この戦が終わるまではもってくれよ・・・」
だからやめろっつってんだろうが!大体お前軍師だろ、なんで一人で突出してんだ!陣に戻って休んでろ!
と思ったら、法正が敵将撃破した報告入って来た。
あの軍師も何やってんですか!以前の同僚相手に容赦なさすぎじゃないですか!
マップ確認したら位置が軍師の位置じゃねえよ!最前線だよ!
そしてそれよりさらに前に劉備がいる。
なんで大将がそこにいんだあああああ!あいつ馬鹿じゃねえの!?
ああ、こころなしかホウ統の移動速度が遅い。ホウ統ー!;
それでもなんとか奇襲は成功。敵砦の門をこじ開けます。中の将も一掃します。ようやく本体と合流します。すると。
法正「やりますねぇ。これでも感心しているのですよ」
法正に褒められた・・・!!(嬉)
がんばる!くっついてきた敵将も倒してあげる!
法正「恩は必ず返します。俺を助けておいて損はありませんよ」
幸せだ・・・死にそうだけど。
このねっとりした口調がたまらない。
がんばる!跳ね橋も下ろしに行って来る!
しかし、こちらが単騎、東の峠に向かったその時です。
敵将1「劉備様。私どもは降伏します。どうぞこちらへ」
敵将2「さあどうぞどうぞ。この砦はあなた様がお使い下さい」
このクソ怪しい真正面詐欺に劉備が引っ掛かりましてね。
中央砦に一人で閉じ込められたらしいんですよ。あの馬鹿・・・
「なにっ!?これはどういうことだ!?」じゃねえよ!
ああこりゃあ助けにいかないとまずいねえ・・・まずいけど・・・
『法正、ナントカを撃破!!』
ヤクザが怒っとる・・・
劉備のアホさに切れたか法正。関係ないところで関係ない敵将をボコボコにしたようだ。
すみません、すみませんうちの大将ほんとこんなんで。
劉備、お前も法正に威厳を見せるため、しばらくは一人で頑張れ。こっちはまず跳ね橋を下してくるわ。
跳ね橋前の伏兵を倒している間にも、法正は誰かを殺ってました。二、三人ほど。
強ぇ。そして怖ぇ。
「劉備出せコラァ!!」と敵を殴りつけている様が目に浮かぶ。
よし、跳ね橋下した!援軍こいや!
諸葛亮「お待たせしました。さすがはホウ統、ここまで順調のようですね」
いや。最悪。
主に大将のせいで。
孔明の投石機を守りつつ、敵城の正門前に到着。別動していた法正達と合流し、門前の敵将を討ち取ります。
が、既にゲージゼロの相手を法正の連結布が延々とお手玉し続ける事態が発生。
やめろぉー!!;もうそいつは死んでる!もう殴らなくていいから!!モブでも一応将だから!もう少し敬意を払って扱ったげてお願い!!
これ以上法正を切れさせておくのもアレなので、門が開くのを待つ間に劉備も助け出しました。
「すまない、迷惑をかけてしまったな」。本当にな。
正門が開いて、城内に進軍。
すると、馬超と馬岱の参戦イベント発生。劉備が来るまでこの地は戦乱と無縁だった、みたいな内容が心に突き刺さります。
いやあの・・・黄忠は民が喜ぶだろうって言って・・・・・・ごめんなさい。
怒り狂う馬超と内心怒ってるであろう馬岱に、「正義とは人それぞれなもんだ」などと言い返すホウ統。いやいやいやいや。それはそうかもしれないけれどこの場合はどうだろうな。疑問ですよとても。
しかし撃破すると「お前たちにも正義はあるのか・・・」となぜか納得してくれてしまう馬超。仲間になります。いいのかそれで。馬岱も巻き込まれたけど大丈夫か。
『馬岱、ナンチャラを撃破!』
・・・大丈夫だった。順応早すぎだろ馬の人たち・・・
その後、城を守る敵将に「侵略者め!」「同族を攻めるとは!」「何が仁だ!」などと罵られながらも討ちとって進み、劉璋を撃破。戦いに勝利します。
ああ・・・酷い戦いだった・・・
と、思って迎えたイベントムービー、そこで。
「劉備様は、おらたちを乱世から守るために来てくれただ!」
どこからともなく、民の声が。
この時の劉備のはっと驚いたような顔が素晴らしい。
それまで自分を責めるように沈んでいた表情が、しっかりとした物に変わって、ひたと敗者・劉璋を見つめます。
劉備「劉璋殿、私は・・・」
ホウ統「変な同情なんてするもんじゃないよ」
厳しくいさめるホウ統。
みんな劉備の民になるのを喜んでいる。それに答えるのも仁だ。
その言葉を劉備に飲み込ませて。
彼は足元から崩れ落ちます。
劉備「ホウ統!?その矢傷は・・・!」
ホウ統「・・・劉備殿。ちょうどいいから言っとくよ。世の中には顔を隠していた方が良い事もあるのさ。お前さんは、この先何があっても、仁の顔を崩すんじゃないよ」
・・・・・・う・・・・・・
うわああああああ(涙)
くっそコーエーお前!!やってくれるなオイ!!
このシーン、深い。
ここまでかなり長い間、ただ漠然と「理想の世の中」を求めてありのまま曝け出しつつ好き勝手やってきた劉備。関羽や張飛や趙雲と目の前の困難を切り抜けていけばいい、そんな時ならそれでもよかった。
でも新たに仲間が増え、諸葛亮という天下の才も迎えてしまった今は、もう劉備は個人の理想を夢見るだけでいてはいけない。人々の理想を実現させるために、ありのままの姿を隠すことも覚えなければならない。
ホウ統は自分の命を賭けてそれを教えたんですね・・・
ここで劉備は大きく変わって行くはずなのだけれど。
でも、ホウ統の視界に映る劉備の顔は、いつもの人の良いそれで!表情の変化もあどけなくて!
なんか、こいつが急に愛おしくなってくる・・・!お前本当にこの先大丈夫か!やっていけるのか劉備!!
腹が立つし問題もあるし何か怖い奴ばっかり集まってるけど。
蜀(仮)が愛しいです。
「レビュー楽しみに読んでいます。自分でやらなくてもいいかってくらいに」
・・・・・
やめるか。レビュー。コーエーに悪いもの。
第六章 赤壁の戦い。
ここまで自業自得ながらずーっと曹操に追われる一方だった劉備。
しかし諸葛亮という天才軍師を手に入れ、運命は一変します。
長坂で謎の活躍により劉備を守りきった彼は、孫呉と共闘して曹操に当たることを提案。呉に使者を送りました。・・・
~イベントムービー~
暗い幕舎に諸葛亮が一人、入ってきます。
内には孫呉の軍師・周瑜と、魯粛の姿がありました。
あなたが劉備軍の軍師諸葛亮殿か、と厳しい顔つきで問う周瑜。
諸葛亮は動じず、そうですとも言わず、くいっと顎をあげて、「用件は既に送った書簡の通り・・・」と中々可愛くない返事をします。
あまりに可愛げが無かったせいでしょうか、魯粛がとっさに「ああ硬い硬い、共に戦おうという話をするのに(笑)」と場の空気をいったん和ませました。
既に書簡に目を通していた周瑜は、協力して曹操を倒すというその内容に一応理解は示しました。しかし鋭く切り込みます。「それだけではあるまい」。
周瑜「例えば我ら孫呉と違って劉備殿には寄って立つ地が無い。それがあなたの狙いなのでは?」
諸葛亮「・・・・・」
諸葛亮、斜め上を向いたままガン無視。
「まあまあ。全てを語るなど無理なこと」。魯粛がもういったん場の空気を和ませました。
なぜ、劉備軍はこうどいつもこいつも礼儀を知らないのか。
自分ら思いっくそ弱小だってことわかってるのかー!?
結局、共闘は我らにも利のある話だと周瑜が割り切ったことで、同盟は無事に締結されることとなりました。
周瑜「決戦の地は、赤壁!我らの知勇をもって曹操の大船団を沈めるのだ!」
・・・その後、決戦の地の祈祷所から空を見上げ、ひとりごちる諸葛亮。
諸葛亮「孫権軍・大都督、周瑜・・・この一時の盟の意味、どこまで読まれているか・・・」
すぐに破棄する気満々だよこの人。
早ぇよ。まだ戦闘始ってもいないのに。せめて終わるまでは思っていても口に出すなよ。
つうか劉備に仁の天下を目指せとかなんとか言ったのはあんたじゃ無かったか。仁って何かね。
諸葛亮「いえ、今はこれが唯一にして最善の道。全てはこの一戦の勝利から始まるのです」
戦闘開始です。
選択キャラクターは、劉備・趙雲・諸葛亮から、諸葛亮。
まずはこの人がどういう人間なんだかをはっきりさせなければならない。仲間になってこの方、そこはかとなく怪しいところしか見ていないが、操作してみれば色々赤裸々になるだろう。
さあ、行くぞ!この一大決戦、まずは何をするのか孔明よ!
諸葛亮「私の祈祷、ホウ統の連環の計、孫呉の火計船を束ねて策を完成させます」
クソ怪しい。
あんたの役割だけ何かが違う。
魏の赤壁ステージやった時、孔明だけ変なとこから出て来たと思ったんだよ。そうか祈祷所だったか。そういえば祈って東南の風を吹かせるんだったよ、孔明。
諸葛亮「祈祷には集中を要します。祈祷所周辺の敵を打ち払いましょう」
言ってる事が怪しい教祖以外の何物でもないよ。張角以上だよ。
ていうか、郭嘉は言ってたよね、この季節は一時だけ東南の風が吹く、って。
祈祷は本当に必要なのか。仮に風が吹いたとしてそれは本当に祈祷のおかげなのか。
色々疑問はありますが、周辺の敵を一掃します。
すると劉備が駆けつけてくれたので、「祭壇に敵を入れないで下さい」と言い残して自分は祈祷所に籠ります。
主従はどっちだ!
籠ってる間は何もすることが無くて退屈です。
なので素振りで孔明のアクションをチェック。しゃっ!しゃっ!しゃっ!
ビシャッ!スバビシャーン!(稲妻)
ビーム!ビーム!!変な球体召喚してバーン!!!
うん。人間じゃないね。
使えばどういう人間かわかるかと思ったけど、そもそもがね。違ったね。
徐庶が言ってた「俺は君にはなれないよ」の意味がよくわかったわ。なれるわけないわ。
ジャンプチャージに至ってはもう魔王にしか見えないし、EX攻撃が紫色っていうのも蜀にあるまじき色だし、覚醒状態だと宙に浮いたまま平行移動するし。
すごい格好いいけど何かが致命的におかしい。
そうこうしているうちに祈祷完了。東南の風が吹きます。
が、火計の方が難航している模様。ホウ統に何かあったのか、といぶかしく思ったその時。
伝令「報告!祈祷所に敵が接近しています!」
そして外から梯子を登って現れたのは!
司馬懿「徐庶が言っていた諸葛亮とは貴様か」
司馬懿ぃーーーーーー!!!!(歓喜)
司馬懿だー!司馬懿が来たー!梯子を登って!
寂しかったよ寂しかったよ今回お前魏にいないんだもん!高笑い全然聞けてないよ!
まずは挨拶代りにビームをくらえ!
司馬懿、ビームを食らってすっとばされ、登ってきたところから再び落ちる。
諸葛亮「司馬仲達・・・並々ならぬ才気の持ち主ですね」
本気で言っているのか諸葛亮。
こまかすぎて伝わらない選手権のサイレント落下みたいに落ちて行ったんだぞ。
って、おお!また梯子登って来た!
どうしてこの人こんなに面白いんだろう・・・倒すのもったいないわぁ・・・
撃破すると司馬懿はなんだか堂々と撤退していきました。
諸葛亮「鮮やかな引き際ですね・・・司馬仲達、覚えておきましょう」。
鮮やかなのは引き際よりも落ち際だったと思うよ。うん。
司馬懿が徐庶の名前を口に出したので、ますます火計が心配になってきました。やはりホウ統に何かあったのかもしれません。
ということで、敵の小船を奪取し、火計の様子を見に行ってみることに。
行ってみればホウ統は張遼に刻まれている最中でした。
ああ、そりゃ無理だわ。よく生きてたねホウ統。
張遼を撃破。
ホウ統「なんでか徐庶が曹操軍にいてねえ。連環の計、大事なところを外されちまったよ」
諸葛亮「わかりました。徐庶を退け、連環の計を完成させます」
やめて。そっとしといてあげて。
ようやく就職できたんだよ!もしかしたらこの戦に内定かかってるのかもしれない!
お前らに少しでも慈悲の心があるのなら、徐庶には一切触れないでおいてやれ!頼む!
ミッション:徐庶を撃破せよ!
嗚呼。
当の徐庶は、出会うやいなや謝ってきました。すまない、今の俺は曹操軍の将だ、と。
いいんだよ謝らなくて。あの時お前を無視したうちのボンクラが悪いんだから。
諸葛亮「徐庶、あなたにも事情があるのでしょう」
わかってるなら引いてやれ。孔明。
諸葛亮「ですが、ここは進ませてもらいます」
すごいよねこの人達。どんな状況の誰を相手にしてても自分の我だけは絶対に通すよね。神経の図太さなら三国無双待ったなしだよ劉備軍。
撃破された徐庶は「俺は未熟だ・・・」とまたしても落ち込みながら去って行きました。
そんな彼を一瞥もせず「ではこの船を繋ぎましょう。連環の計は完成です」と自分の仕事にいそしむ孔明。
もうこれいじめだろほとんど。
火計船がつっこみ、船団は大炎上。
「計算どおりです」と諸葛亮もにっこり。
あとは曹操を倒すだけです。
曹丕「フン、たまには親孝行などもよかろう。この私がいる限り、父のもとへは行かせん!」
やべーよ曹丕が可愛いよ。ちょっとお父さん聞きましたか今のあなたの息子の台詞!
なお、撃破すると「・・・ままならぬものよ」と大変悲しげに撤退します。
これで親子仲にひびが入ったらどうするんだよ・・・頼むよ・・・
と、ここでもうあと一歩まで迫っていたはずの曹操が小船で脱出。
急いで後を追ったものの、再び助けに現れた張遼に後を任せて瞬く間に撤退してしまいました。
あらららら。
・・・張遼の「殿、ここは私に任せてお逃げを!」が思いやりこもっててすごい好き。
諸葛亮「曹操の撤退路には手を打ってあります。今は目の前の敵に集中しましょう」
それに比べてあんたの物言いの冷たさよ。
孔明が仲間になったらもう少し地に足のついた感じになるかと思っていたが、むしろますます危険度が増した気がするよ。大丈夫か蜀(仮)。
劉備「そういえば徐庶はどうしたのだろう・・・無事でいると良いのだが・・・」
おお!劉備が徐庶の心配をしとる!さすがの朴念仁も諸葛亮が恐くなってきたか!徐庶が恋しくなってきたか!
・・・と思ったけど、いや、なんか違うなこの心配の仕方は。
これ徐庶を仲間として見てるっていうより、むしろ民の一部として看做し始めただろ。
劉備、お前さあ・・・
孔明「彼は自分からは逃げようとしないはず。きっとまだ船上に残っているでしょう」
助けてやって!!
死ぬ!死ぬ!徐庶死んじゃう!火の海だから!最悪だから!
ちょっと、早く張遼倒して引き返すよ!しゃしゃしゃビーム!!
・・・ところがですね。
張遼を倒したらステージが終了してしまったんですよ。
そしてイベントが始まりましてね。
見渡す限りの船団が、真っ赤に燃えあがっていたんです。
徐庶・・・(血涙)
ああ・・・ああ・・・
あんな、あんな可哀想な目にあわせまくった挙句、最期がこんな・・・
酷いよ、酷いよ。徐庶も可哀想だし、この光景を見る限り犠牲者の数がきっと大変な事になってるよ・・・
ああ・・・なんて悲しい・・・
諸葛亮「この炎こそが、劉備殿の行く道を照らす篝火です」
諸葛亮。お前・・・(戦慄)
恐ぇぇぇええええええええ!!!!
策が成功して喜んでるとかそんな可愛いレベルじゃねえ!この凄惨な光景を目の当たりにして希望の光みたいに言う、その価値観が恐すぎる!
さすが元祖・軍師だよ!郭嘉が不良、法正がヤクザなら、この人は暗黒大魔王ぐらいのもんだよ!!黒いなんてもんじゃない、何もかも吸い込むブラックホール!!
その後は、孫尚香と劉備がいい雰囲気になってる後ろで趙雲が一生懸命顔を横に向けて存在を消そうとしている微笑ましいカットが入りますが、孔明の暗黒っぷりに震えが止まらないので囃す気力もありません。
なんてことだ・・・なんてことだ・・・
茫然としつつ、赤壁の戦い、終了です。
・・・蜀ストーリーだったら喜べると思ってたのにこのステージ・・・
~第五章 長坂の戦い~
はーっはっはっはっは!!!!
こいやこいやかかってこいやぁ!!この燕人張飛様が片っ端から討ち取ってやらあ!!
覚悟しろよー!!!
・・・軍師の指示でかけまわるのも楽しいけれど、やっぱり無双の神髄は斬りまくりステージだ・・・!
長坂橋の前で仁王立ちするの、すっごい楽しい!!ひゃーっはっはっは!!
やったね張飛!第一章から徹底的に干されていたお前だけど、ここだけは他の奴には任せらんないね!
相変わらず敵は曹操軍。でもこのステージだけは心置きなく斬っていい!
だって張飛の舞台だものー!!
それにこういう問答無用の殴り合いなら、劉備のボケも控えめになるからレビューも楽だ。
陣内会話で「曹操の追手は大軍。この私を討つために、なぜそれほどまで・・・!」って言われた時はまた一から十までハリセンで殴らなければならないのかと戦慄したが。
決まってんだろ、ハラタツからだよ。新野で八門金鎖ぶっ壊しといて何言ってんだ!
戦闘が開始したら劉備は大人しくなりました。挟撃にやられそうになるのも、追撃されてるのに逃走途中で休憩取るのも、弓兵・火計・落石部隊にことごとくびびって足止めを食らうのも、全て引き連れている民がすっとろいせいであって劉備が悪いわけではない。
そう、長坂の戦いは民と共に逃げねばならない民・足手まといステージ。彼らが劉備を慕ってついてきたから今のこの苦境がある。
やっぱり劉備のせいじゃねえかこれ。
自分一人が足手まといになるだけでは飽き足らず、さらに万単位で足手まとい仲間を増やすとは。口でボケられないから行動でボケたということなのだろうか。
恐るべしボケの大明神・劉備。
そしてそれ以上に恐ろしいのは黙々と弓兵・火計・落石部隊を殲滅して歩く諸葛亮の存在だ。
長坂橋で迎撃している張飛のもとへ、淡々と定期的に届く「諸葛亮の活躍により、○○撃破!」報告。
「力仕事は俺に任せて」あんたは兄者をそばで守ってくれ、と劉備のもとへ送ったはずなのに、結局これ以上ないほど力仕事しているのではあるまいか・・・送る前は張飛と並んで普通に仁王立ちに参加してたしな・・・何者だあの軍師。
しかも全部撃破した後に劉備が「諸葛亮!そうか、お前が私達を援護してくれていたのだな・・・!」って言ってたから、それまでは劉備に一切見つかることなく殺っていたということか。
何者だあの軍師(滝汗)
恐いよー!
・・・諸葛亮の不気味さはともかく。
長坂の戦いは斬って斬って斬りまくって、最後に劉備と合流して脱出地点に到達。勝利!
という流れでした。
撃破カウントは余裕の二千越え。これぞ無双じゃー!!
張飛の覚醒無双は斬りまくりながら酒でゲージ回復して無限ループに陥りかけるので、チェイン数もえらい事になりますね。千とかラクラク行ってしまう。ひゃっほう!!
やー。爽快だったー。