蜀IF樊城の戦いにて、うちの関銀屏は徐庶に恋した(ことになった)わけですが。
そうなると、将星モードの恋愛イベントを悪用して、銀屏に告らせてみたくなるのが人情というものです。
幸い彼女のイベントはまだ聞いていない。
よーし徐庶!銀屏連れて、素材集めに行って来い!
・・・
だがここで妄想の壁にぶち当たる。『なぜ徐庶が銀屏を連れていくのか』。
絶対連れて行きそうにないよあいつ。まったくもって女の子誘いそうに無い。
素材なんか一人で集めに行くだろうし、大合戦に行くのさえせいぜい申し込めるのはつきあってくれないか士元くらいのもんだろう。
銀屏から連れてってと言うのか?いやしかし頭ポンされただけで顔真っ赤にしてる女の子だぞ(注:筆者の勝手な妄想です)、そんな大それたことが言えるはずがない。
どうしたもんか・・・
・・・
・・・そうか、ここで関平。
蜀ストーリーではまさかの「外伝出さなきゃ一度も選択できないキャラ」だったあいつだが、銀屏の身を案じる心は兄弟のどの兄より深い。
女の子なのにあんな怪力で果たして嫁の貰い手があるのだろうか、貰い手がなさすぎて変な男に引っ掛かったりしやしないか、日頃から心配していたと思われる。
そんな彼が銀屏の変化に気づかぬはずがあるまい。
物を破壊する回数が多くなった、突然意味も無く双頭錘を振り回しまくるようになった、等の奇行を見かねて問いただすはずだ。
銀屏、お前最近どうしたんだ?まさか・・・
ち、ちがうの大兄上!徐庶殿を好きなんかじゃないの!
そんなベッタベタな流れで発覚するのだろう。
まさか妹があの何考えてるか分からない根暗な軍師に恋をしていたとは。関平は当然驚く。
驚くが妹の為だ、がんばって言う。
銀屏、兄上に任せておけ。徐庶殿にはお前の気持ち、きちんと伝えて・・・
その横っ面を双頭錘が一撃!
やめて大兄上!絶対ぜったい言わないで!!誰にも言っちゃだめ!!
そりゃそうだ。乙女心のなんたるかを何一つわかっちゃいねえよ大兄上。
しかし、言っちゃダメだと言われても、いてもたってもいられないのが関平だった。
妹の辛そうな様子が心配だし、これ以上物が壊されるのも心配だ。物で済んでるうちはいいが、このまま放置すればそのうち確実に人で事故るだろう。
仕方がないので親父に相談。
身内なら「誰にも」に含まなくていいんじゃないかというギリギリのラインで行くしかなかった。
関羽はまず間違いなくこう言う。
関羽「なんと、銀屏が!」
絶対言う。増谷ボイスで完全に脳内再生できる。
関羽「そうとあらばこの関羽、父として捨ててはおけぬ。娘の心、徐庶殿に届けようぞ!」
やめろって。
結局行きつくところは同じじゃねえか!駄目だこの親子!大体こんな髭の宅急便きたら間違いなく徐庶が超逃げる。
誰か。銀屏の為にまともな思考で考えてくれる人はいないのか。
関興「・・・まだ伝えるのは早い、と思う」
関興!聞いていたのか!静かすぎて気付かなかった!
関興「徐庶殿の気持ちがわからないうちは・・・言わない方がいい。今は二人の仲を、少しずつ近づけて行くのが先決、だと思う」
関羽「むう・・・しかし、近づけるとは?どのようにいたせばよい」
関興「徐庶殿に、銀屏を護衛兵として連れて行ってもらう。そうすれば自然に二人で出掛けられるし、絆も深まる」
お前ほんとできる奴だよ関興!!
こうして息子からの入れ知恵で関羽は徐庶のところに行くわけだ。
関羽「徐庶殿。話がある」
徐庶「俺に?何でしょうか」
関羽「我が娘、銀屏のことなのだが・・・。そなた、素材探しに行く折など、あれを供につれて行ってやってはくれまいか」
徐庶「銀屏殿を?えっと・・・俺はまだ統率力がLv1で、無双武将を護衛にするにはコストが足りな・・・」
上げて来いや今すぐに!!
何やってんの軍師が!!統率力ゼロに等しい状態でよく樊城来れたもんだ!適当なモブ連れてって意味も無く本隊応援させて来い!!話はそれからだ!!
徐庶「・・・えっと・・・上げてきました」
関羽「では、引き受けてもらえるな」
徐庶「は・・・しかし俺なんかが関羽殿の御息女を・・・士元や孔明の方がよほどお役に立つのではないでしょうか」
別に嫁にもらってくれっつってるわけじゃねんだよ!!
いずれ言うかもしれないが今はただ護衛に連れてけ言ってるだけなのに!何をそんなうじってるんだお前!そこらへんの甕割って素材拾うだけの仕事、役もクソもあるか!そんなのに諸葛亮駆り出したら逆に笑顔で切れられるわ!
関羽「頼んだぞ」
徐庶「・・・わかりました」
こうしてようやく、ほんとにようやく、銀屏は徐庶と一緒にデートができるようになったのです。(私の脳内で)
よかったね銀屏!頑張れよ銀屏!先はものすごく長そうだ!
楽しんでみてくださっている方、ありがとうございます。
すみません、一度「やめよう・・・」等と言った時に、思いがけずコメントを多くいただいて、大変元気づけられました。
このレビュー見て無双を始められた方、押し入れから出して再プレイを始められた方、Vista版に活路を見出された方、など、とても嬉しいコメントをありがとうございました。
次は呉ですね。ご覧下さってる方の中に呉のファンの方がいらっしゃるようで、私も孫呉大好きなので頑張ります。
が、劉備のボケが神がかっていたからな・・・あいつ以上にボケてくれる人が孫呉にいるのかと思うと不安ではあるんですが・・・
なんかもう、蜀の途中から劉備にすごい期待している自分がいたもの。次はいつボケるんだろうというわくわく感が凄かった。そういうゲームじゃないんだよ。
無双の本質に立ち戻って、無双というゲームが純粋に面白い事をお伝えできればいいなあと思います。
あと、呉は可愛い女の子も多いしね!女の子の絵が可愛いって言ってくれた人ありがとう!
おっさんばっかり映してたPS4も、ようやく本領発揮できると言うもんだ!
まさか最初が孫堅の胸毛から始まるみたいなことはあるまい!今ここでできるだけ最悪の想像をしておくけど!どんな絵面が来ても胸毛よりマシだと思えるように予防線張っとくけど!
しかし、呉ストーリーは本当に気になりますね。
蜀と魏がとてもお互いを意識した話になっていただけに、二国との関係で少し距離のある呉はどう話を持っていくのか、興味深い。
そして再び合肥で遊べるのかと思うと血が沸く。
凌統でプレイできるかな!できるよね!凌統!凌統!
さあ、孫呉で遊ぶぞー!
IF第十三章 魏攻略戦。
最終戦はやはり劉備でやらないとな。劉備で始まった蜀ストーリー、この長い時の中で成長したはずの劉備で締める!成長したはずの劉備!成長したはずの劉備です!
劉備の第二武器何にしようかなー。さすがに最終戦で笛はちょっとね。難易度「普通」でも、ここまでくると敵も強いから、できるだけ相性の良い武器を装備したいもんです。
劉備は長物類全般苦手。意外と呪符や布も苦手。代わりに、遠距離類は概ね得意。鈍器類も悪くない。さすが逃げの劉備と言える。離れたところから見守りつついざとなったら殴って逃げるということか。確かに、呂布の蹴りですっ飛んだ姿とか夷陵の暴走とかを思い出せば、頼むからそのくらいの距離でいてほしい。
なるほどな。いいよ、この地味なこだわりがいいよ。
よし!第二武器は双杖(大喬武器)にします!武器名は「旋風の恋心双杖」。
若干攻撃力は弱いが、乙女に戦ってこい劉備!
最初はイベントムービーから。
義兄弟三人が感慨深く、ここまでの道程を思います。
関羽「最後に敵するは、やはり曹操殿でござったな・・・」
劉備「ああ、雲長。奴こそが、乱世の元凶であったのだ」
いやどっちかっていうとトラブルメーカーはお前・・・
劉備「嬉しく思う、雲長、翼徳。我ら三人、揃ってこの時を迎えられているのだ。あの日の誓い、果たせたな」
ここぐっと来ますね。史実ルートの三人の最期を考えると、万感の思いがこみ上げてくる。
張飛「へっ、そういうことは、戦に勝ってから言うもんだぜ!」
劉備「うむ。行こう、新たな時代へと!」
そして戦前の最後の会話は諸葛亮と。
劉備「諸葛亮。この戦、策は?」
諸葛亮「いくつかの手は打ってあります。ですが、この戦を決するのは策ではなく、思い。劉備殿の大志と、それを支える将兵の闘志」
これでは軍師失格ですね、と微笑む孔明。
諸葛亮「勝ちましょう、劉備殿」
劉備「ああ。よし、行くぞ!皆、共に新たな世を!」
戦闘開始!
目的は曹操を倒すこと。
諸葛亮の指示が飛び、彼と劉備は城の攻略へ、趙雲と劉禅は敵援軍の阻止に向かいます。
さあ、市街地を抜けて許昌に行くぞ!というところで、劉備が孔明に話しかけました。
何だ、策の話か?
劉備「諸葛亮、そなたのおかげでここまで来た。共に仁の世を成し遂げよう!」
今いうな。
陣中で済ませておけよそういう話は!戦始まったら諸葛亮は指揮執るのに集中しなきゃいけないんだよ!お前もそうしなきゃいけないはずなんだが!
諸葛亮「ええ・・・この戦、必ず勝利しましょう」
見ろ、さすがの諸葛亮も今いきなりそんなこと言われて、さっき出陣前に言った言葉を繰り返すくらいしかできない。困ってんだよ!それでもとっさに言い回しを変えてあげたよ!さすが孔明、劉備に対する気配りと脳回転の速さを感じる!
しかも言いながら武器がハート形の双杖って戦ナメてんのかお前は!!
すみません、装備させたはいいけど想像以上に絵面がふざけてました!!ハラタツわああああああ!!いちいち上見て「ぱっ!」みたいなポーズ取るなああああお前がやってもなんにも可愛くないんだよ!!
戻せ!第一武器に戻せええええ!!
夏侯覇「面白い奴だな。一人で何してんだ?」
ほっとけよ!
知りません!劉備に聞いてください!劉備に双杖最悪だったよ!アホにしか見えない!
だがこういう時に限って第一武器が劣勢になりがちだというマーフィーの法則!!
アホのまま戦えってかああああ!!最終戦がグダグダに!!
郭淮「ああ・・・・・・やっと・・・ラクに・・・」
ひいいい最終戦の洗礼「撃破した敵は死ぬ」!
微笑みながら死んでいく郭淮が怖いいいいいい!!
夏侯覇「臆病だから・・・こんな鎧着てたんだ・・・」
やめろおおおおお!本当は戦場で戦うの怖かった、みたいなのを童顔キャラが言うのは辛すぎるからやめろ!!
諸葛亮「城門は開きませんね。兵器で壊しましょう」
出た、衝車守れミッション!
無双7はこういう兵器類の登場が多いですね。これが動いてるのを見ると、一人の戦闘じゃなくて皆で戦ってるんだと言う感じがすごくする。赤壁の船での移動とか、風景見てたら感動すら覚えた。うおおお!動いてる動いてる!って。
衝車を破壊に来ていたモブ将・文ペイを倒します。
文ペイ「お前なんかに・・・やられちまうかよ・・・!」
すみません。劉備なんかですみません。
ふざけた武器でマジすみません!
諸葛亮「見事な戦ぶり、感服いたしました」
見え透いたお世辞はいらないよ孔明!こっちは見ないで早く城門壊して下さい!
そうだ、別動隊の趙雲達はどうしてる!?無事かな!?
・・・于禁を含む武将8匹を撃破済みか。すみません、余計な心配しました。
こっちも頑張ります。劉備も今から張コウ倒します。
張コウ「あなたお一人とは・・・少々華に欠けますね?」
野郎、気にしている事を。
黙れ黙れ!劉備が地味なのは今に始まった事じゃ無い!それでも尚香殿は好きだと言ってくれるからいいんだよ!!
「欠けますね?」の「ね」が語尾下がりじゃなくて上がってるのがより嫌だ!ご自分でもわかってますよねみたいな言い方すんなあああああ!!
このっ!このこのこのっ!
張コウ「私としたことが・・・この散り様は、少々無粋・・・ですね・・・」
くっそ、華のある奴は最後まで華がある。
張コウ身長高くて配色明るいから群衆にも埋もれずに散りやがる・・・!
さらに「やむをえません」と蔡文姫が登場。つ、次から次に美しい系が・・・!!(劣等感)
ハート形の武器なんか持ってる自分が恥ずかしい!!
一方、別動隊の方では。
李典「あんた。暗愚なんて言われてるらしいな。けど、俺の勘だと意外と強そうだぜ」
劉禅「私が強いだなんて、面白い事を言う人だな。その勘とやらは本当に当たるのだろうか」
息子の方が認められてる・・・
ショックだ・・・あの劉禅より下なのだろうか劉備のオーラは・・・
楽進「軍神・関羽殿の御子息とお見受けしました。お手合わせできて光栄です」
関興「私と勝負を望むのか・・・分かった。受けて立とう」
いいなあ・・・
華が無いとかお前なんかとかやむを得ないとか言われてないよ向こう。望まれて戦ってるよ。
いいなあ。最終戦らしくていいなあ。
・・・関興は関羽の息子だもんなあ。楽進という立派な武将と一騎打ちして、これで名を上げて、次代を背負う立派な武将になっていくんだろうなあ・・・
『趙雲、楽進を撃破!』
待てコラ。
会話終わってから一秒しか経ってねええええええええ!!!!もしかして不意討ちじゃね!?後ろから叩き斬ったんじゃね!?
空気を読めよ趙雲!!お前もう十分華があって格好良いのになんでそういうことすんの!?
『関興、李典を撃破!』
ほらああああああ!!行き場をなくした関興が李典に流れた!変な玉突き事故が発生してんじゃん!!
いや、でも待て。李典の相手って劉禅だろ。あの頼りない我が息子が、そもそも李典に敵うはずが無かった。玉突きのおかげで戦わずして済んだんだ。うんうん。結果オーライ・・・
『劉禅、張遼を撃破!』
頼りない息子ぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!;
なにが起こってんだ別動隊よ!暗愚な世継ぎに張遼任せた奴は誰だよ!!つーかどんな玉突き!!!?ちょっとした信号無視から始まってラプター戦闘機撃墜で終わってんですけど!!
討死後だけど褒めさせてほしい、李典の勘すげえええええ!!!!
・・・その後も、火炎兵器の登場報告の直後に劉禅が、
劉禅「おや、あれはなんだろう。銅像のようなものから火が出ている」
と言い、言うや否や『兵器、すべて破壊!』の報告が出るなど、暗愚の闇はとどまるところを知りません。
別動なのでこちらからは事情が一切見えない。
ホウ統「やれやれ。ようやく諸葛亮達と合流できそうだねえ」
劉禅「父上もその辺にいらっしゃるのか。ご無事ならよいのだが」
怖い。息子が怖い。正直、今はあんまり来ないでほしい。本当にあいつは私の息子なのか。長坂橋のあの時に何かとんでもない化け物を掴まされたんじゃあないのか趙雲よ。
大体、おかしいじゃないか。あの時、女官は燃え盛る村から赤子を抱いて出て来たが・・・常識で考えて、あんな炎の中に人間がとどまっていられたはずは無い。しかもあの女官、火傷はおろか煤一つ無いきれい過ぎる身なりで・・・
ひいいいいいいいいい!!!とんでもない事に思いいたってしまった!!!
へ、平静をたもて劉玄徳!今勘づいた事を知られたら、このどさくさにまぎれて息子(化)に殺されるかもしれん!!
恐るべし最終戦・・・真の敵は曹操なのかどうかももう怪しい。私の中で。
別動隊が来た・・・!
趙雲「劉備殿!なんと鮮やかな戦ぶり!」
・・・考えてみればこの男も怪しい・・・長坂橋の前と後とで何かにすり替わっているのかも知れん・・・こんなイケメンなのに浮いた噂のひとつも無いなんて本当に人間か・・・?
くそっ、こうなってみると武器の得手不得手が憎い!遠距離武器や鈍器ではなく呪符が得意であれば敵の化けの皮をはがす事もできたかもしれないのに・・・!つうかもしかして化け物に付け込まれたのも劉備が呪符不得意だったせいじゃ・・・
賈ク「俺は賈文和。ここで会ったがあんたの不運だ」
賈クぅぅぅぅぅ!!ちょっと攻め込んでる身分で言えた義理じゃないが、凌ぎ合いながら私の背後を見てもらえるだろうか!劉禅と趙雲どうよ!?こっちの見てないところで尻尾とか出てない!?影が化け物とかになってない!?
賈ク「終わりは・・・こうもあっけないか・・・」
待ってー!待ってー!いかないでー!!一人にしないで、もう誰も信じられないんです!!
劉禅「父上、さすがです」
りゅ、劉禅・・・まさか、お前が何かしたというのか・・・?それで賈クが死・・・
ひいいいいいい!!!
城内に逃げ込む劉備。敵の罠で扉が閉まり、中に一人で閉じ込められますが、この流れなら逆に安心です。
夏侯惇「ほう、お前が相手か。いいだろう」
夏侯惇!話を聞いてくれ!息子がたぶん息子じゃ無かった!
夏侯惇「貴様に敗れるか・・・まあいい・・・悔いは、無い・・・」
いやああああああ!死なないでー!そして扉を開けないでー!!
劉備「諸葛亮。乱世の終わりはすぐそこだ。共に新たな世を築こう!」
・・・まだ扉が開いてないにも関わらず、誰もいない部屋で一人語りかける劉備。
これは・・・
諸葛亮「はい、劉備殿。来る仁の世のため、必ずや勝利しましょう」
どこからともなく聞こえる諸葛亮の声。
もう完全に取りつかれてるよ・・・手遅れだよ劉備・・・
諸葛亮も人間では無かったというのか・・・そうだよな、ビーム出したり空中に浮いたりする人が人間だったはずがねえわ。
・・・てか、待って。長坂の戦いは確か、新野の戦いの直後だったよな。そう、諸葛亮が仲間になった、そのすぐ後の・・・
全部こいつが黒幕か。
何と言うことだ。・・・何と言うことだ。
徐庶もホウ統も間違いなく彼の仲間だ。劉備はただひたすら彼らに踊らされていたというのか。
もはやこの戦の果てに実現できるものが本当に仁の世なのかも疑わしい。
もう・・・お終いだ・・・
・・・
・・・・・・ああ。関羽が戦っている。張飛も、あそこにいる。
まだ・・・終わっていない。
そうだ、他の何が信用できなかろうと、義兄弟だけは!生まれた場所は違えど、死ぬ時は必ず共にと誓った雲長と翼徳だけは、信じられるはず!!
彼らが既に死んで異形の物と成り変わっているのなら、他でもない、あの誓いのもと、この劉玄徳もまた死んでいるはずではないか!!
私が本当に生きているということは、彼らも本当に生きているということだ!!
奮い立て劉玄徳、今こそ義兄弟のために、この乱世を終わらせん!!
・・・そこからの劉備は強かったですね。ふざけた武器を投げ捨て、両手の剣で許昌を埋める敵を撫で切りに斬り倒し。
司馬懿、曹丕、甄姫を相手に一歩も譲らぬ立ち回りを見せながら、千人斬りを達成します。
諸葛亮「これが真の三国無双の力・・・凄まじいですね」
見たか諸葛亮よ!この劉玄徳あるかぎり、蜀を思い通りにはさせん!!
甄姫「ああ・・・いいようにされてしまうなんて・・・」
誤解を招く言い方はやめてくれないか、曹丕の奥方よ。
今いいとこだから!格好良く決めたとこだから!
司馬懿「おのれ・・・貴様ごときに・・・我が大計が・・・!」
・・・司馬懿の中の人が上手すぎて涙出る・・・なんで、なんで・・・なんで死んじゃったの・・・
曹丕「この私にも・・・死は、乗り越えられんか・・・」
すまない、魏の若者よ。しかし私も最早後には引けん!
あとは曹操!お前だけだ!!
劉備は玉座に駆けこんでいきます。
曹操「最後に我が前に立つのが貴様とはな・・・。劉備よ、世に英雄たるは、わしとおぬしか」
最後に我が前に立つ・・・すでに己の死を予期している言葉だ。
曹操、お前もまた、私にとって数少ない信じられる者の一人だった・・・!
劉備「曹操。私は英雄などでなくともよい。ただ天下の民のため、乱世を終えるのだ!」
ここでうっかりヴァリアブルカウンター。
ふざけた武器再登場で雰囲気台無し。
誰だあああああああこんなハート形装備させたのはあああああああ!!
戻して!第一武器に戻して!劣勢でもいいから戻せえええええ!!!
曹操の無双乱舞を食らい、こっちの乱舞を浴びせ返し、そして最後は、
劉備「我が大志、果たしてみせる!!」
乱舞2で締め!!
良かった!最後はめっちゃ格好良く決めたあああああ!!
曹操「貴様の・・・勝ちか、劉備・・・」
劉備「ああ。曹操」
膝をついた曹操と、その前にかがんだ劉備の間で、最後のやりとりが始まります。
曹操「つくづく、邪魔な男よ・・・。仁などで、人を導けるか」
劉備「・・・・・・」
劉備の顔が何とも言えない。曹操を憐れんでいるようであり、わかりあえないのを悲しんでいるようであり・・・あるいは、
劉備「・・・そうかも知れぬ」
もしかしたらこの長い時の中で、劉備も曹操の言葉に共感するところがあったのかもしれない。
人は仁だけでは導けない。実際、目の前にそれで導かれない男がいる。ここまで、戦わなければならなかった人たちがいる。
しかし、それでも・・・
劉備「だがそれでも・・・私は、人を信じたいのだ」
劉備は曹操の手を握って言って・・・
・・・ここから曹操が息絶えるまでが感動的で・・・息絶えた瞬間の両者の顔がもう・・・
くそっ(涙)
劉備もやっぱりちょっと涙ぐんでるしよおおおおお!!!
PS4まじいい仕事しやがるぜちきしょう!!!!!
つうかここのイベントも感動的なんだけども!!
それ以上にその後のエンディングムービーが反則だろ!!!!
蜀と呉が仲良く両立してほのぼのハッピーで締めかと思ったら!!
手ええええええええええ!!!!!
泣かずにいられるかあんなの!!
三国無双が好きだ!!
蜀、完走です!!
魏延や徐庶が長安に奇襲をかけてる間、南中平定組は何をやっていたのか。そこをはっきりさせておこう。
長安奇襲を素早く進めて夏侯ボウを逃がさず撃破すると、南中外伝が開くというのでやってみた。
夏侯ボウを倒したら郭嘉が出てこないんじゃないか・・・と思ったら、「夏侯ボウ殿はやられてしまったようだね・・・」と台詞と表情だけ変えて普通に素敵に出て来た。
なんだー、会えるんだー、そんならさっさと夏侯ボウ殺っとくべきだったよ。
というわけで、第十一章外伝 南中平定戦です。
猛獲軍との戦いですね。味方になったばかりの呉軍・魯粛達との共闘になります。
選択キャラは、関平、関索、関銀屏、鮑三娘。
うおー、関銀屏以外まだ使ったこと無い。つか関銀屏も、徐庶の反応見たくて樊城で使っただけだ。可愛いし使い易かった。
関平は・・・4で使ったからまあいいか。
大きな刀でぐるぐる回るアクションは爽快で好きだったよ!
うーん、関索か鮑三娘かって言われると、鮑三娘の方が楽しそうだな。外伝だし、女の子で参戦もいいかね。鮑三娘でGO!
陣中では、魯粛が諸葛亮をマジ嫌ってるという噂が流れていました。
何。陸口の戦いで模試った時からそんなに時間経ってないはずだけど、何があったの二人に。
ていうか思うんだけど、各国の軍師を集めて飲み会開いたとするじゃん、そして自国以外の人と会話しろっていうルールを設けるとするじゃん、そしたら諸葛亮だけハブられると思うのなんとなく。
法正には陸遜あたりが声かけてくると思うんだよね。徐庶ですら周瑜が面倒みてくれそうな気がするんだよね。郭嘉なんか誰とでも盛り上がるだろうし、賈クは陳宮と話合いそうだしな。
諸葛亮だけなんか敬遠されそうなんですよ。それで、見かねた司馬懿が声をかけに行く。
あいついい奴だよ・・・諸葛亮も実は司馬懿と話すの楽しいと思ってるよきっと・・・
それはともかく。
鮑三娘はギャルキャラなんですね。関索に話しかけるといかにもギャルギャルしい口調で、
鮑三娘「うわー、見た事無い木とか鳥とかー!超すごいって感じー!」
と、ちょっと頭が弱そうな発言です。
・・・しかし騙されるな、この子、兵法簡との相性が星四つだ。アホのように見えて実はめっちゃ頭良いのではないか!
そもそも、私の長いOL経験から見ても、ギャル系の子は家事も仕事もマジでできるからな。
大根のかつら剥きに30分かかったり、彼氏が多忙でカロリーメイトしか食えないという状況でも絶対に弁当を作ってやらず、結婚したら専業主婦になって食事は外食すればいいなどとのたまっているのは例外なく蔡文姫タイプの子だ。
鮑三娘はたぶん、頭もよいし真の意味で女子力高いと見た!
一方、彼女が惚れてるらしい関索はどんなタイプかというと。
関索「聞いた事もない獣の声がするー・・・これが南中かぁ・・・」
私の中で頭が弱いのは関索の方じゃないか疑惑が芽生える。
まさにこれ、まさにこれだよ、うちの職場のしっかりしたギャル子の旦那がこんなタイプよ。
なんてリアルなゲームなんだ三国無双。
鮑三娘「!関索、もしかして、怖いの?」
関索「いいや?僕には君がいるからね」
鮑三娘「!!それって・・・!」
関索「僕にとって一番の未知の動物は、君だよ」
なんかハラタツ男だな、関索。
このスカした男のどこがいいんだ鮑三娘。あそこにいる朱然の方がよっぽどしっかりしてそうだぞ。
まあいい。その他に何か聞いとく事はないかな。そっちの兵士はどうだ。うん、魯粛と諸葛亮がマジ仲悪そうと。それもう聞いた。どんだけ最悪な関係になってんだ。同盟再構築したんじゃなかったのか。
魯粛「さてどうする?諸葛亮殿。この南征、長安の目くらましだけではあるまい」
諸葛亮「ええ、もちろん。今回の目的は、侵攻では無く説得です。魯粛殿にも、前線に出ていただきます。臨機応変な指示を、お願いいたしますよ」
魯粛「ああ、無論だ。呉の軍師として、無様な姿は見せられんよ」
うう、ピリピリしてる・・・何がそんなに気に障ってるんだ孔明・・・
諸葛亮「さあ、早く終わらせましょう。このような暑い地に長居は無用です」
不機嫌の原因=暑いから。
あ・・・・
魯粛「はっはっは、それが本音か!稀代の軍師殿も、暑さには勝てぬとは」
あほかあああああああああ!!!!そんなつまらん事でギスギスしてたんかあああああ!!!!
お前らのせいでどんだけ陣中の雰囲気悪くなってると思ってんだ!!
まず髭を剃れ!!袖をまくれ!!そのズーダラした服の裾を上げろ!!上げ方はそれこそ鮑三娘にでも聞け!腰のとこで折込んで丈短くする方法をあの子は絶対知っている!!
つうか煽げよ!!何のための羽扇子だああああああ!!!!
戦闘開始です。
南蛮大王・猛獲を説得するのが目的です。
が、魯粛が話しかけると猛獲は「大軍で押し寄せておいて何が話だ!」と切れました。
・・・そりゃまあそうね・・・
仕方ないので撃破します。こんなんじゃねえぞ!待ってろ!と一時撤退する猛獲。
その隙に兵器の準備を始める魯粛。
あんた実は話なんかする気ないだろ・・・そんなもの見せたら伝わるはずの誠意も圏外になるわ・・・
鮑三娘「関索、南中って楽しいね。二人で旅行に来たみたいで!」
関索「旅行か・・・うん、この太陽の下、君となら楽しそうだね」
鮑三娘「関索・・・!できれば、ずっとこうして・・・(兵法簡で敵を殴りつけながら)」
関索「でも、今は戦いに集中しなけりゃね!」
何しに来たんだよこいつら。
だめだ。やっぱりどっちもアホだった。
はいはいはい!真面目に仕事する!二人は離れて!
鮑三娘は魯粛と一緒に投石兵撃破に行く!
魯粛「うむ、良い働きだな。この調子で励んでくれ。援助は惜しまんぞ」
援交みたいに聞こえるからやめろ魯粛。
投石兵撃破した後もずっとついてきて「援助は惜しまん」って繰り返し言ってくる。
超怖いんですけどこのオジサン!敵将倒して手に入る銭が汚れた小遣いに思えて来たわ!
おい、早くこのステージ終わって呉の人たちには帰ってもらうぞ!
あ、象みっけ。間近で見るとすごい迫力。
しかも乗れる!ひゃっほーい!!楽しい!!
大岩が転がってきたり、毒沼があったりと明るく楽しいステージです。まるで本当に遊びに来たかのようだ。
出てきては負け惜しみを言って撤退する猛獲も可愛いし。
負けると「大王すまねえええええ!」って泣きだす敵将達も、見た目はごついけど素直で可愛い人たちだ。いいねえ、南中。
南蛮大王・猛獲と、その妻・祝融を3回撃破してステージクリア。
「侵略する気は無い。同盟を結びたいだけだ」と改めて説得し、猛獲を安心させて終了です。
ところでこの戦、始ってからは指示を出してるのが魯粛だけでした。
諸葛亮は一言もしゃべらず。どうしたんだ。本当にへばったのか。どんだけ暑さに弱いのあの人。
丞相のちょっと可愛いところが見れた気がしました。
長安を落とした事により、もはや蜀は三国で最も強大な国となりました。
一方、魏は大きく勢力を削られ、蜀の半分ほどしかない国に。
この展開はちょっと寂しいですね・・・曹操がこんな小勢力になっちゃった。なんだかなあ・・・
とナレーション聞きながら思ったので。
その直後の洛陽攻めが。
まさかあんな神ステージになってるとは予想もしませんでした。
あっははははははははは!!!!!無双が好きだあああああああああ!!!!
IF第十二章 洛陽侵攻戦。
長安を手に入れ、一方で南中も平定し、ノリにノッてる蜀軍。
一気に魏の本拠地・許昌を目指すため、次は洛陽に侵攻します。
陣中では兵士達が勝利を確信。
「まさに快進撃!我ら蜀軍の勢い、もう止まらない!」
「流れ、乗っちゃいました?もう何しても勝っちゃうみたいな!?」
「いやー蜀の兵士になって本当に良かったです!」
確実に何か悪いフラグですね。
しかし姜維だけは洛陽の手薄さに不安なものを感じていました。
魏にとって、洛陽は許昌を守る要の地。そこがこんなに手薄なはずがないのに・・・
姜維「洛陽に、こんなに簡単に入れるとは・・・」
張苞「さあな。罠くらいはあるだろうさ」
張苞も馬岱も関興も、楽観的です。こうなると一人で悩んでいても仕方ない。
釈然としない姜維で、いざ出陣です。
始まってすぐ。
敵兵「しょ、蜀軍だぁー!敵うわけねえ、逃げろー!」
さざ波のように退いていく魏の兵たち。マップで見ても明らかに寡兵。賈クと、モブ将4人の総勢5名に申し訳程度の兵卒しかいません。
姜維「・・・おかしい。守りが薄過ぎる。洛陽の守りはこの程度ではないはずだが」
馬岱「きっとこっちの勢いに怖気づいたんだよ。このまま一気に制圧しちゃおうか!」
馬岱は馬超と違ってアホじゃ無いと思っていたのに。
お前もか馬岱。お前も武器を間違ったまま逆落とししてしまうタイプか。
あと、馬岱は張苞・関興・姜維と並ぶ若者世代に分類されるんですね。一人だけ老けてるように見えるけど、違うんですね。抹茶とか干物とか超好きそうに見えてた。すまなかった。
誰も話を聞いてくれず、どんどん追撃にいってしまうので、仕方なく姜維も進軍。
おーい馬岱、張苞、関興。待って待って。
先をゆく仲間を追いながら、洛陽中心に入った時でした。
司馬懿「今だ!門を閉じよ!蜀軍を分断するのだ!」
背後で閉まる洛陽正門。
門の向こうでマップが真っ赤に染まるほど現れる魏の伏兵。
門のこちらは弓兵による雨のごとき一斉射撃。
兵卒「姜維様!門の外に大量の伏兵が!味方が一斉攻撃に遭っているようです!!」
姜維「くっ、城外に兵を伏せておいたのか!とりあえず、矢の届かぬ場所に非難するぞ!」
その避難場所がさらに罠で閉じ込められる。
火炎車&于禁登場。
于禁「安全な場所などどこにもない。それが戦というものだ」
これぞ曹魏。万歳曹魏。
息もつかせぬ伏兵連打!司馬懿の高圧的な指令!冷酷な于禁の宣告!
この絶望感!!圧倒する強さ!!見入るほどのヒールさ!!!
これが魏じゃああああああああああああ!!!!
そしてそれを倒してこその三国無双じゃあああああああ!!!
しかもこのステージ、BGMが「the crest of thirst」。
これが姜維のアクションと合いに合いまくって、燃えに燃える!
続々と入ってくる味方の敗走報告も逆に燃える!!
さらに賈クのとこまで行くと、
賈ク「あっははあ。まさかここまで来るとはね。で・も、こっちの準備も万全だ」
この軽快な口調が最高じゃああああああああ!!!!!
敵兵「賈ク殿!敵将(関興)がこちらの罠にはまりました!!」
賈ク「ほら、聞いたかい?あんた達、俺と遊んでていいのカナ?俺を倒せたら罠の位置を教えてやろう。無論それも策だが・・・知りたいだろぅ?」
もう最っっっ高!!!!
思わずコントローラーにiPhone押しつけて録音とった私を信じろ!賈クさん格好良すぎじゃああああああ!!
撃破したら撃破したで、
賈ク「お仲間は北東の広場だ。あー、もう間に合わないかもしれないがねぇ?」
何度でも言うが最っっっ高!!!!
思わずコントローラーに(以下略)!!
中の人うめええええええええええええええええ!!!!朝晩聞きてえこの声えええええええ!!!!
北東広場に急行して、敵に囲まれている関興を救援!!
イベントムービーで熱い若者たちの友情が繰り広げられます。
すまない張苞、私はまだ未熟なのだな。
未熟なものか。ただな!俺たちを頼れ。信じあえてこそ一人前だ!
熱い!熱いよ!
ちなみに関興は一人で殿軍引き受けたからこその窮地であって、決してマヌケなわけではない!!門を閉じて「ここから先は誰も通さない」っつった時のこの子は本当に格好良かった!!
姜維「よし!全員生きて脱出できた!さあ、味方を救出し、曹丕を倒すぞ!」
クライマックスではこちらの援軍も登場。
劉備!関羽!張苞!諸葛亮!他たくさんきて、褒めてくれる!
諸葛亮「姜維、あなたの知略、想像した通り・・・いえ、それ以上ですね」
劉備「おお!張苞、関興!お前たちの力、雲長、翼徳に並ぶほどだな!」
ありがとうございます丞相!ありがとうございます劉備殿!
さあ一緒に曹丕を倒・・・
劉備「そうだ!お前たち義兄弟となれ!我ら義兄弟と同じように!」
今言うな。
ほんとすごいわ劉備、どんなに出番無くても一瞬でボケてくるわ。
まだ終わってないから戦!!!9回裏敵の攻撃ワンアウトでクリーンナップ迎えてる感じだから今!!義兄弟とか言って油断してる場合じゃねえよ、長安ではここから一回死んだ!!
張苞「うん、兄弟か。悪くない響きだな、関興!」
関興「ああ。兄が増えるのは悪くない」
関平の価値が・・・
また暴落して・・・
曹丕「フン、仲達も賈クも存外だらしない。やむをえん。この曹子桓が相手をしてやろう」
お前コラ、と一瞬思ったんですが、しかし結局二人とも長く曹丕の気に入りの家臣になるわけですからね。
気に入ってるからこその愚痴だと思うと、仲好過ぎて微笑ましいというか、なんかとても良い。
よし、曹丕!お前もだらしない仲間に入れ!!
曹丕「くっ・・・この借りは許昌で返させてもらう!」
ステージクリア!!
いやー、ほんと楽しい舞台だった。
次で最後か。名残惜しいなあ、蜀。