2007年1月8日設置
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真・三国無双8 公式設定資料集 上巻 が届き、私は今とても幸せです。
無双で何より好きな点・キャラクターデザイン。
初っ端から夏侯惇正面図のあまりの格好良さに死ぬかと思いました。
さすが過去作で曹操様に絵になる男と言われただけありますよ。あの台詞復活させて欲しいですよ。こんな人が目の前に現れたらずっと見惚れるわ。
何気に賈詡のデザイン画も格好良いし、荀攸はもともと素晴らしいし。
孫尚香が毎作すごく可愛いのも個人的に嬉しいポイントです。
ああ徐盛の衣装も素敵だなあ。
服の下の体のつくりがちゃんとしてるっていうのが、一番魅力的に感じる要素なんだと思います。
夏侯惇とか徐盛とか、服の上から見ても裸が絶対格好良いってわかりますからね。このデッサン力の高さよ。くどいけど夏侯惇格好良すぎません?真面目にずっと見惚れてますさっきから。
はー。格好良いなあもう。下巻も早く届けー!法正ー!
無双で何より好きな点・キャラクターデザイン。
初っ端から夏侯惇正面図のあまりの格好良さに死ぬかと思いました。
さすが過去作で曹操様に絵になる男と言われただけありますよ。あの台詞復活させて欲しいですよ。こんな人が目の前に現れたらずっと見惚れるわ。
何気に賈詡のデザイン画も格好良いし、荀攸はもともと素晴らしいし。
孫尚香が毎作すごく可愛いのも個人的に嬉しいポイントです。
ああ徐盛の衣装も素敵だなあ。
服の下の体のつくりがちゃんとしてるっていうのが、一番魅力的に感じる要素なんだと思います。
夏侯惇とか徐盛とか、服の上から見ても裸が絶対格好良いってわかりますからね。このデッサン力の高さよ。くどいけど夏侯惇格好良すぎません?真面目にずっと見惚れてますさっきから。
はー。格好良いなあもう。下巻も早く届けー!法正ー!
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刀剣乱舞は続けていますか?というご質問をいただきました。
はい、電車内の暇つぶしに続けています。
ただ、やっぱりゲームとしてはひたすら繰り返しで、戦闘もこっちが何も考える必要無く勝手に結果が決まってしまうので、楽しいかって言うと楽しくは無いですね。これがパチスロというものかなとも思ったり。
キャラゲーとしても、肝心のキャラクターが今ひとつまた心を撃ち抜いてくるには至らないので嵌れない・・・たぶん、対象年齢が私には若すぎるんでしょう。悲しい事です。
システムも色々、なんかピンと来ないって言うか・・・
特に、あれですね・・・
修行に出て「極」になって明らかに弱体化して帰ってくる仕様がね?
何のための修行。何のための「極」。
私のLv99蛍丸を、Lv99和泉守兼定を、Lv99小夜左文字を、Lv99(中略)を、返せ。
極短刀6本揃えたら7面余裕でクリアできるって・・・攻略サイトに・・・嘘つき・・・
あと、大太刀の極があるのに太刀の極が実装されてないのはなんでかなって・・・
私のLv99江雪左文字とLv99鶯丸とLv99大般若長光とLv99(中略)はこの先何をすればいいの。カンスト・即・お蔵入りなんですけども。
いや、たとえ極にしたって弱体化するから、正直極にしたくは無いんですけどね?
実際、太郎太刀と長曽祢は修行に出さずに手元に置いてますよ、Lv99なのに。
・・・というわけで、やってるけど、どうも今ひとつです。
はい、電車内の暇つぶしに続けています。
ただ、やっぱりゲームとしてはひたすら繰り返しで、戦闘もこっちが何も考える必要無く勝手に結果が決まってしまうので、楽しいかって言うと楽しくは無いですね。これがパチスロというものかなとも思ったり。
キャラゲーとしても、肝心のキャラクターが今ひとつまた心を撃ち抜いてくるには至らないので嵌れない・・・たぶん、対象年齢が私には若すぎるんでしょう。悲しい事です。
システムも色々、なんかピンと来ないって言うか・・・
特に、あれですね・・・
修行に出て「極」になって明らかに弱体化して帰ってくる仕様がね?
何のための修行。何のための「極」。
私のLv99蛍丸を、Lv99和泉守兼定を、Lv99小夜左文字を、Lv99(中略)を、返せ。
極短刀6本揃えたら7面余裕でクリアできるって・・・攻略サイトに・・・嘘つき・・・
あと、大太刀の極があるのに太刀の極が実装されてないのはなんでかなって・・・
私のLv99江雪左文字とLv99鶯丸とLv99大般若長光とLv99(中略)はこの先何をすればいいの。カンスト・即・お蔵入りなんですけども。
いや、たとえ極にしたって弱体化するから、正直極にしたくは無いんですけどね?
実際、太郎太刀と長曽祢は修行に出さずに手元に置いてますよ、Lv99なのに。
・・・というわけで、やってるけど、どうも今ひとつです。
拍手コメ「法正なんですけど。有害な小人は容赦なく排する、第一印象はとっつきにくい権力者って、その実態に触れる機会も少ない凡人の小者には十分怖いと思います」
なるほど。確かに。そうかもしれません。
その証拠に今、
無双界でも1、2を争う凡人キャラ小喬でプレイしていますが、
誰を呼んでも法正が来る
という謎過ぎる状態が発生していてとてつもなく怖いです。
なにこれえええええ!!バグ!?仕様!!?
隠れ処から孫権呼んでも程普呼んでも絶対法正来るんだけど!!
わ、私が悪かったのか・・・?
呉将の親愛台詞を集めたくて軽い気持ちで小喬で遊び始めたんだ。
周瑜を落し、朱然を落とし、徐盛を落とし、とっかえひっかえしまくった、それは確かにあまり褒められたことでは無かったかもしれない。でもプレイヤーってそういうもんだから・・・!
遊びながらたまたま成都に行って、オフの法正に出会ってしまったのが運のつきか。
なんか一人でぶつぶつ危険な事考えていたようだったが、こっちも熱くて真面目な呉の若者にちょっとマンネリを感じてたとこだったし、たまには毒も飲みたいわと出来心で隠れ処に呼んでしまった。
深い仲になるのに三度会えば十分だった(仕様)。
十分だったからその後はもういいやと思って関係解消したつもりでいたのに・・・
法正は顔に似合わないけど思った通りマメな奴で・・・
周瑜も朱然も徐盛も全然くれなかった贈り物をなんかガンガン送ってくれて・・・!
こっちがまた李典あたりと遊んでる間に色々届きまくって・・・!
最初は「霊芝」だった。マンネンタケ科マンネンタケ属、サルノコシカケに似ている貴重なキノコ。延命の薬とされているが長期服用すると血便等のやばい副作用が出ると近年報告されている。
そんな貴重な品を私に・・・法正、優しい・・・
続いては「極上の魚」が届いた。一級品アイテム。法正の本気を感じた。この辺りからちょっと寒気は感じた。
さらに続いて「蒲」が届いた。なんかいきなりトーンダウンしてね?蒲ってもう徐庶が道でちぎって持ってきたただの葉っぱのイメージなんだけど。
・・・とか思っていたのだが、蒲の花言葉は「素直」「慌て者」「慈愛」「従順」「無分別」等。要するに無邪気で天真爛漫な女性に贈る花だと知り、まさに小喬のための一輪であることに衝撃を受けた。法正、まさかそこまで考えて・・・・?
こっちが関係解消したつもりでいる分、一方的な執着が怖くなってきた。
・・・待って。落ちつけ。隙のないプレゼント攻勢に色んな意味で心がぐらつくが、小喬は呉の宝だ。蜀の軍師と添い遂げるわけにはいかん。申し訳ないし後が怖いけど、無視させてもらう。
そうだ孫権様にお手紙書いて来てもらおう。怖いヤクザに狙われてるんです、助けて下さい。
まあさすがに3回も贈り物届いて無視したら、ゲームシステム的にも好意がダウンとか?あるんじゃない?もう大丈夫じゃない?これ以上贈って来ないんじゃない?
そう思ってたら戸口に法正ですよ。
押し掛けて来やがった・・・!
ていうか孫権様どうした!!?何で来ないの!?嘘でしょ!?消された!?
法正、お前何の用だよ!!
法正「あなたの側は不思議と心地がいい・・・。そちらも同じ気持ちなら、これ以上ない幸福ですよ」
脅迫来た・・・!
え、ばれてる?お前を呼ばなくなって後、さらに男遊びを重ねた事を、既に知ってるの!?
そして孫権どこやったのほんとに!
法正「俺が入り浸ってあなたに近づく者が減ったかと・・・。寂しいとは言わせませんよ。この悪党が、何人分でも相手をしますから」
怖すぎるんだけど。
絶対孫権消されたよ(データが)。他の人も消されてるかもしれない。
そんなことありうるの?無双8ってなんなの?
いったん来てしまうと法正がロック状態になって隠れ処移動してもどこまでも追ってくるので、小喬はやむなく彼を護衛武将にしました。そして速攻別れました。
ぜぇ・・・ぜぇ・・・(心の息切れ)
よし・・・これでいったん法正との関係は切れた。はず。
貢物箱にも何も届いてない。他キャラと関係を深めて法正のキャッシュ(?)をクリアするなら今しかない。新キャラのジジイ・程普でも呼ぼう。
程普カモン!
そしたら戸口にまた法正よ。
なんでだああああああああ!!!!
法正「俺が入り浸ってあなたに近づく者が減ったかと・・・。寂しいとは言わせませんよ。この悪党が、何人分でも相手をしますから」
減ったって言うか消されてる絶対!おかしいだろ!何やってんのこのヤクザ!
バグなのか、私の操作が何か問題なのか。
どっちにしても聞きたい、なぜ周瑜でも朱然でも徐盛でもなくよりによって法正が来るのか。
怖いよー!
なるほど。確かに。そうかもしれません。
その証拠に今、
無双界でも1、2を争う凡人キャラ小喬でプレイしていますが、
誰を呼んでも法正が来る
という謎過ぎる状態が発生していてとてつもなく怖いです。
なにこれえええええ!!バグ!?仕様!!?
隠れ処から孫権呼んでも程普呼んでも絶対法正来るんだけど!!
わ、私が悪かったのか・・・?
呉将の親愛台詞を集めたくて軽い気持ちで小喬で遊び始めたんだ。
周瑜を落し、朱然を落とし、徐盛を落とし、とっかえひっかえしまくった、それは確かにあまり褒められたことでは無かったかもしれない。でもプレイヤーってそういうもんだから・・・!
遊びながらたまたま成都に行って、オフの法正に出会ってしまったのが運のつきか。
なんか一人でぶつぶつ危険な事考えていたようだったが、こっちも熱くて真面目な呉の若者にちょっとマンネリを感じてたとこだったし、たまには毒も飲みたいわと出来心で隠れ処に呼んでしまった。
深い仲になるのに三度会えば十分だった(仕様)。
十分だったからその後はもういいやと思って関係解消したつもりでいたのに・・・
法正は顔に似合わないけど思った通りマメな奴で・・・
周瑜も朱然も徐盛も全然くれなかった贈り物をなんかガンガン送ってくれて・・・!
こっちがまた李典あたりと遊んでる間に色々届きまくって・・・!
最初は「霊芝」だった。マンネンタケ科マンネンタケ属、サルノコシカケに似ている貴重なキノコ。延命の薬とされているが長期服用すると血便等のやばい副作用が出ると近年報告されている。
そんな貴重な品を私に・・・法正、優しい・・・
続いては「極上の魚」が届いた。一級品アイテム。法正の本気を感じた。この辺りからちょっと寒気は感じた。
さらに続いて「蒲」が届いた。なんかいきなりトーンダウンしてね?蒲ってもう徐庶が道でちぎって持ってきたただの葉っぱのイメージなんだけど。
・・・とか思っていたのだが、蒲の花言葉は「素直」「慌て者」「慈愛」「従順」「無分別」等。要するに無邪気で天真爛漫な女性に贈る花だと知り、まさに小喬のための一輪であることに衝撃を受けた。法正、まさかそこまで考えて・・・・?
こっちが関係解消したつもりでいる分、一方的な執着が怖くなってきた。
・・・待って。落ちつけ。隙のないプレゼント攻勢に色んな意味で心がぐらつくが、小喬は呉の宝だ。蜀の軍師と添い遂げるわけにはいかん。申し訳ないし後が怖いけど、無視させてもらう。
そうだ孫権様にお手紙書いて来てもらおう。怖いヤクザに狙われてるんです、助けて下さい。
まあさすがに3回も贈り物届いて無視したら、ゲームシステム的にも好意がダウンとか?あるんじゃない?もう大丈夫じゃない?これ以上贈って来ないんじゃない?
そう思ってたら戸口に法正ですよ。
押し掛けて来やがった・・・!
ていうか孫権様どうした!!?何で来ないの!?嘘でしょ!?消された!?
法正、お前何の用だよ!!
法正「あなたの側は不思議と心地がいい・・・。そちらも同じ気持ちなら、これ以上ない幸福ですよ」
脅迫来た・・・!
え、ばれてる?お前を呼ばなくなって後、さらに男遊びを重ねた事を、既に知ってるの!?
そして孫権どこやったのほんとに!
法正「俺が入り浸ってあなたに近づく者が減ったかと・・・。寂しいとは言わせませんよ。この悪党が、何人分でも相手をしますから」
怖すぎるんだけど。
絶対孫権消されたよ(データが)。他の人も消されてるかもしれない。
そんなことありうるの?無双8ってなんなの?
いったん来てしまうと法正がロック状態になって隠れ処移動してもどこまでも追ってくるので、小喬はやむなく彼を護衛武将にしました。そして速攻別れました。
ぜぇ・・・ぜぇ・・・(心の息切れ)
よし・・・これでいったん法正との関係は切れた。はず。
貢物箱にも何も届いてない。他キャラと関係を深めて法正のキャッシュ(?)をクリアするなら今しかない。新キャラのジジイ・程普でも呼ぼう。
程普カモン!
そしたら戸口にまた法正よ。
なんでだああああああああ!!!!
法正「俺が入り浸ってあなたに近づく者が減ったかと・・・。寂しいとは言わせませんよ。この悪党が、何人分でも相手をしますから」
減ったって言うか消されてる絶対!おかしいだろ!何やってんのこのヤクザ!
バグなのか、私の操作が何か問題なのか。
どっちにしても聞きたい、なぜ周瑜でも朱然でも徐盛でもなくよりによって法正が来るのか。
怖いよー!
あるところに下山咲(しもやまさき)という場所がございまして・・・
そこではキノコが人間と同じように毎日暮らしておりました。
人間と同じように暮らしておりますと、人間と同じように怪我することもございます。
そんな時にはキノコも医者にかかるのです。
キノコの中にも名医はおります。ヤブ医者もおります。
治れば名医、枯れればヤブでございます。
菌曜連続???ドラマ
キノコな僕ら
第十八話 菌急手術
クモタケによって病院に運び込まれたドクツルタケは、そのまますぐに手術室へ送られました。
菌急手術でございます。
彼の後を追って遅れて到着したキノコ達・・・シロフクロタケ、ツマミタケ、カエンタケは、手術室の前で無為の時間を過ごしました。
シロフクロタケが幼菌のように固く縮こまって言葉も無く祈っているのを、ツマミタケが励まします。
「シロちゃんッ!大丈夫よッ!考えてみれば、アタシたちキノコじゃない!子実体が傷ついたくらいでどうなるものでもないわッ!菌糸が無事ならまた生えればオッケーよッ!そうでしょぅカエンタケちゃん!?」
「・・・とは限らねえぜ」
ここまでの流れをもともこも無くするツマミタケの台詞を、低く否定するカエンタケでございます。
「他菌に刺されるってなぁ、自己崩壊すんのとはワケが違う。子実体だって菌糸の一部さ、どこに影響が出てるかわかったもんじゃねえからな。傷からヒポミケスキンに感染することもあるぜ、記憶菌核がやられたら、生え直したってそいつぁ今までのドクツルタケとは別菌だ」
「ちょっとーぅ!なんでそんなコワイこと言うのよぅッ!!シロちゃんを安心させてあげようとは思わないのッ!!?」
「俺ぁ気休めは言わねえ。大した傷じゃねえなら、クモタケは運びやしねえからな」
「ちょっとちょっとちょっとぉぉぉ!!やめて頂戴ッ!!大丈夫、大丈夫よシロちゃんッ!ここの先生は名医よッ!銀耳先生って言ってねぇ、不老不死のお薬にまでされていた先生なのよッ!そうよねカエンタケちゃんッ!?」
「そうだがガセだぜ。不老不死なんざあるわけねえ」
「ちょっとおおおおおおおう!!!」
銀耳は、またの名をシロキクラゲと申します。
シロキクラゲ属シロキクラゲ科のキノコで、その名の通り、キクラゲの白いやつでございます。
味はキクラゲより淡白でございますが、野生で見つかる事は稀ですので、古くから珍重されて薬としても用いられて参りました。
不老不死とはさすがにいきませんが、今でも肝臓や心臓に薬効があるとされているのです。
「大丈夫ッ!大丈夫なのよ絶対ッ!!そうでしょカエンタケちゃんッ!!?」
「・・・気休めは言わねえって言ってんだろう。なんで俺に振るんだ」
「・・・わた、しの」
シロフクロタケが震えながら言いました。
「わたしの、せいだ。私が、ドクツルタケ待ってたら・・・」
「シロちゃん?」
「私が、ちゃんと昨日、家に帰ってたら、こんなことにならなかったのに・・・」
「シロちゃん!違うわッ!」
「違わない!本当は私が刺されてたはずなんだ!私が・・・私のせいでドクツルタケ・・・っ!私が刺されていれば良かったっ!!」
「いいわけねえだろう、馬鹿タケが」
と、カエンタケ。
「命張って守った女には言われたくねえ台詞だ。ドクツルタケの傘に泥塗る気かぃ白いの。取り消しな」
「ううっ、ひっく、うっく・・・」
「泣くのは早ぇだろ。楽観も悲観もする必要はねえ。静かに待とうや」
「そうッ!そうよッ!!いい事言ったわカエンタケちゃんッ!!静かに待ちましょうッ!!希望を捨てちゃダメよシロちゃんッッ!!!待てばキノコの日和ありってコトワザでも言うじゃないッ!?静かに待つのよぅ今は!!」
「お前ぇがうるせえんだよ。黙れ」
長い長い時間が過ぎました。
それは確かに長い時間だったのですが、待つ方にとってはさらに百年にも感じられるほどの長さでした。
長い長い長い長い時間の果てに・・・
ついに、手術室の扉が開きました。
「・・・。終わったぞい」
「先生ぇぇえええええええええんッ!!!!どうだったのどうだったのどうだったのドクツルちゃんはぁぁぁああああッッ!!!!!」
現れた白く透き通るしわくちゃのキノコ、銀耳。
・・・に、いきなり迫り狂って行ったツマミタケを、カエンタケが蹴り飛ばして黙らせました。
足が無いように見えるキノコも、必要な時には、蹴れます。
「さっきっからギャンギャンうるさいのがおると思っていたが、ツマミタケか。ここは病院じゃぞ。松の皮ひっぱがすような声で叫ぶなら出ていってくれんか」
銀耳の顔は皺が多すぎて表情がわかりかねましたが、だいぶ迷惑していたようでした。
カエンタケが代わりに謝りました。
「すまねえな爺さん。この通り黙らせた。ドクツルはどうなった?」
「カエンタケか。黙らすついでに摘んで捨てて来てくれんか。ツマミタケはグレバの臭いがどうもかなわん」
「冗談言えるってことは、まあ大事にはならなかったってことで良さそうだな。白いの、安心しな。ドクツルタケは助かったぜ」
「ほん・・・と?」
「本当も何も無いわな。傷も浅いし菌糸も傷ついとらん。ヒポケミスキンも陰性じゃ。なんも無いのに杉の欠片取るのだけがやたら手間かかりおったわ。あんな患者は二度とごめんじゃまったく・・・」
「いやあああん先生ぇぇぇぇぇええええんッッ!!!愛してるわよぉぉぉぉ!!!」
「よさんかーっ!!抱きつくな気色の悪いっ!!カエンタケ、だから早くこいつをつまんで捨ててくれと!」
「ハッハッ、すまねえ銀爺、騒ぎ過ぎたな」
「患者は騒ぐもんじゃ!慣れとる!それよりこの阿呆を・・・」
「・・・・ドクツルタケ」
「んん?」
「ドクツルタケーっ!」
「こ、こりゃっ!そっちは手術室じゃ、入るなーっ!!」
けれどもシロフクロタケは聞いてはおりませんでした。
彼女はそのままドアを押しあけ、手術台の上のドクツルタケに駆け寄りました。
「ドクツルタケ!ドクツルタケぇっ」
「・・・・・・」
「ドクツルタケ?ドク・・・!先生ぇ、ドクツルタケが起きてないようっ!」
「当たり前じゃーっ!まだ麻酔がかかっとるんじゃ!こんな手術直後の患者に何させる気じゃ、出ていけっ!」
「うっ、うっ」
「銀爺、大目に見てやってくれ。こいつぁあれだ、ドクツルの嫁だ」
「なに?そうなのか、お前さん?」
「うっ、ううん?違う」
「・・・空気読めよお前ぇ」
「もうよい!嫁でもなんでも、とにかくここからは出ていってもらうぞ!神聖な手術室じゃ!患者は病室に運ぶから、騒ぎたければそっちで騒げ!」
ドクツルタケは助かったのでした。
運ばれて行く彼に寄生菌のように付き添いながら、シロフクロタケは今は安心のために泣いておりました。
「ドクツルちゃん・・・シロちゃん・・・良かった、良かったわねッ!ぐすっ。ひっ、ひぐしっ!!」
「やれやれだ。まったく」
まことキノコというものは、キノコ騒がせなものでございます・・・
そこではキノコが人間と同じように毎日暮らしておりました。
人間と同じように暮らしておりますと、人間と同じように怪我することもございます。
そんな時にはキノコも医者にかかるのです。
キノコの中にも名医はおります。ヤブ医者もおります。
治れば名医、枯れればヤブでございます。
菌曜連続???ドラマ
キノコな僕ら
第十八話 菌急手術
クモタケによって病院に運び込まれたドクツルタケは、そのまますぐに手術室へ送られました。
菌急手術でございます。
彼の後を追って遅れて到着したキノコ達・・・シロフクロタケ、ツマミタケ、カエンタケは、手術室の前で無為の時間を過ごしました。
シロフクロタケが幼菌のように固く縮こまって言葉も無く祈っているのを、ツマミタケが励まします。
「シロちゃんッ!大丈夫よッ!考えてみれば、アタシたちキノコじゃない!子実体が傷ついたくらいでどうなるものでもないわッ!菌糸が無事ならまた生えればオッケーよッ!そうでしょぅカエンタケちゃん!?」
「・・・とは限らねえぜ」
ここまでの流れをもともこも無くするツマミタケの台詞を、低く否定するカエンタケでございます。
「他菌に刺されるってなぁ、自己崩壊すんのとはワケが違う。子実体だって菌糸の一部さ、どこに影響が出てるかわかったもんじゃねえからな。傷からヒポミケスキンに感染することもあるぜ、記憶菌核がやられたら、生え直したってそいつぁ今までのドクツルタケとは別菌だ」
「ちょっとーぅ!なんでそんなコワイこと言うのよぅッ!!シロちゃんを安心させてあげようとは思わないのッ!!?」
「俺ぁ気休めは言わねえ。大した傷じゃねえなら、クモタケは運びやしねえからな」
「ちょっとちょっとちょっとぉぉぉ!!やめて頂戴ッ!!大丈夫、大丈夫よシロちゃんッ!ここの先生は名医よッ!銀耳先生って言ってねぇ、不老不死のお薬にまでされていた先生なのよッ!そうよねカエンタケちゃんッ!?」
「そうだがガセだぜ。不老不死なんざあるわけねえ」
「ちょっとおおおおおおおう!!!」
銀耳は、またの名をシロキクラゲと申します。
シロキクラゲ属シロキクラゲ科のキノコで、その名の通り、キクラゲの白いやつでございます。
味はキクラゲより淡白でございますが、野生で見つかる事は稀ですので、古くから珍重されて薬としても用いられて参りました。
不老不死とはさすがにいきませんが、今でも肝臓や心臓に薬効があるとされているのです。
「大丈夫ッ!大丈夫なのよ絶対ッ!!そうでしょカエンタケちゃんッ!!?」
「・・・気休めは言わねえって言ってんだろう。なんで俺に振るんだ」
「・・・わた、しの」
シロフクロタケが震えながら言いました。
「わたしの、せいだ。私が、ドクツルタケ待ってたら・・・」
「シロちゃん?」
「私が、ちゃんと昨日、家に帰ってたら、こんなことにならなかったのに・・・」
「シロちゃん!違うわッ!」
「違わない!本当は私が刺されてたはずなんだ!私が・・・私のせいでドクツルタケ・・・っ!私が刺されていれば良かったっ!!」
「いいわけねえだろう、馬鹿タケが」
と、カエンタケ。
「命張って守った女には言われたくねえ台詞だ。ドクツルタケの傘に泥塗る気かぃ白いの。取り消しな」
「ううっ、ひっく、うっく・・・」
「泣くのは早ぇだろ。楽観も悲観もする必要はねえ。静かに待とうや」
「そうッ!そうよッ!!いい事言ったわカエンタケちゃんッ!!静かに待ちましょうッ!!希望を捨てちゃダメよシロちゃんッッ!!!待てばキノコの日和ありってコトワザでも言うじゃないッ!?静かに待つのよぅ今は!!」
「お前ぇがうるせえんだよ。黙れ」
長い長い時間が過ぎました。
それは確かに長い時間だったのですが、待つ方にとってはさらに百年にも感じられるほどの長さでした。
長い長い長い長い時間の果てに・・・
ついに、手術室の扉が開きました。
「・・・。終わったぞい」
「先生ぇぇえええええええええんッ!!!!どうだったのどうだったのどうだったのドクツルちゃんはぁぁぁああああッッ!!!!!」
現れた白く透き通るしわくちゃのキノコ、銀耳。
・・・に、いきなり迫り狂って行ったツマミタケを、カエンタケが蹴り飛ばして黙らせました。
足が無いように見えるキノコも、必要な時には、蹴れます。
「さっきっからギャンギャンうるさいのがおると思っていたが、ツマミタケか。ここは病院じゃぞ。松の皮ひっぱがすような声で叫ぶなら出ていってくれんか」
銀耳の顔は皺が多すぎて表情がわかりかねましたが、だいぶ迷惑していたようでした。
カエンタケが代わりに謝りました。
「すまねえな爺さん。この通り黙らせた。ドクツルはどうなった?」
「カエンタケか。黙らすついでに摘んで捨てて来てくれんか。ツマミタケはグレバの臭いがどうもかなわん」
「冗談言えるってことは、まあ大事にはならなかったってことで良さそうだな。白いの、安心しな。ドクツルタケは助かったぜ」
「ほん・・・と?」
「本当も何も無いわな。傷も浅いし菌糸も傷ついとらん。ヒポケミスキンも陰性じゃ。なんも無いのに杉の欠片取るのだけがやたら手間かかりおったわ。あんな患者は二度とごめんじゃまったく・・・」
「いやあああん先生ぇぇぇぇぇええええんッッ!!!愛してるわよぉぉぉぉ!!!」
「よさんかーっ!!抱きつくな気色の悪いっ!!カエンタケ、だから早くこいつをつまんで捨ててくれと!」
「ハッハッ、すまねえ銀爺、騒ぎ過ぎたな」
「患者は騒ぐもんじゃ!慣れとる!それよりこの阿呆を・・・」
「・・・・ドクツルタケ」
「んん?」
「ドクツルタケーっ!」
「こ、こりゃっ!そっちは手術室じゃ、入るなーっ!!」
けれどもシロフクロタケは聞いてはおりませんでした。
彼女はそのままドアを押しあけ、手術台の上のドクツルタケに駆け寄りました。
「ドクツルタケ!ドクツルタケぇっ」
「・・・・・・」
「ドクツルタケ?ドク・・・!先生ぇ、ドクツルタケが起きてないようっ!」
「当たり前じゃーっ!まだ麻酔がかかっとるんじゃ!こんな手術直後の患者に何させる気じゃ、出ていけっ!」
「うっ、うっ」
「銀爺、大目に見てやってくれ。こいつぁあれだ、ドクツルの嫁だ」
「なに?そうなのか、お前さん?」
「うっ、ううん?違う」
「・・・空気読めよお前ぇ」
「もうよい!嫁でもなんでも、とにかくここからは出ていってもらうぞ!神聖な手術室じゃ!患者は病室に運ぶから、騒ぎたければそっちで騒げ!」
ドクツルタケは助かったのでした。
運ばれて行く彼に寄生菌のように付き添いながら、シロフクロタケは今は安心のために泣いておりました。
「ドクツルちゃん・・・シロちゃん・・・良かった、良かったわねッ!ぐすっ。ひっ、ひぐしっ!!」
「やれやれだ。まったく」
まことキノコというものは、キノコ騒がせなものでございます・・・