2007年1月8日設置
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リア魔鈴。むしろ逆。
黄金聖闘士が生きて帰るという奇跡の設定と、魔鈴が全力でデレたというあり得ねえ設定のかけあわせです。
聖域に帰ってきた待ち人の姿を見た瞬間、後先考えず飛び出してしまった魔鈴。
彼がいるうちは意識していなかったけれど、いざアイオリアに死なれてしまって二度と会えないとなると、その存在がどれほど大きかったのかを知る。そういうタイプだと思います。
そこへまさかの帰還ですからね。デレもするんですよ。(無理矢理)
ここで譲れないのは、一緒に帰ってきたその他黄金聖闘士が全員その場に居合わせるというシチュエーションです。
みんながっちり目撃しますが、光の速さで眼をそらす。遠くへ視線をはせて通り過ぎながら好き勝手声をかけていきます。
サガ「・・・・責任は取れよー。アテナには私から話をしておく」
ムウ「・・・・・・あの・・・・聖闘士は一応女神だけを心に・・・・」
デス「建前はな。現実には色々あんだよ。お前は聖域いなかったから知らねえだろうけど」
サガ「まあ、私は許していたしな。二十歳の男に禁欲は無理だ。馬に蹴られたくも無いし」
バラン「・・・アテナは御心の広い方と見受けられた。決して咎めはするまい」
デス「つうかあの女神ならむしろこういうの大好きなんじゃねえの。俺は嫌いだけど。他の男がモテてるのは気分悪ぃわ」
ミロ「アイオリアー、あとでおごれよー」
しかし当のアイオリアは全力でトウヘンボクです。
つうか、今までこんなにデレられたことがないのでするべきリアクションがわからない。
ど・・・うかしたのか魔鈴、みたいな感じで背中ポンポンしてやるにとどまりそう。
そんな彼の後頭部をシャカが張り手で一撃します。
シャカ「・・・脳筋も大概にしたまえよきみ」
レアな事態が引き起こすさらなるレア事態。
シャカってそういうの理解するんだ! 衝撃の事実にいっそうビビる一同です。
シュラ「・・・アイオリア。俺でもわかるぞ。女に恥をかかせるな」
アフロ「そうだぞ、君の腕は殴り専門か?彼女は白銀聖闘士だろう、多少力を込めて抱いても怪我はするまい」
カミュ「そもそも、どうしてこの男に惚れたのだ魔鈴とやら」
・・・クールに核心に触れる氷の聖闘士はミロが回収して。
はーやれやれ、帰った早々あてられちまったよこりゃあ、みたいな雰囲気でぞろぞろ自宮に帰っていくといいと思います。
馬鹿大好き。
ちょっともう、ほんと勘弁してください・・・よりによって星矢の誕生日に亡くなられたって、伝説にもほどがありますよ・・・・
未来のうちの一番大切にしておきたい場所を、切り落とされてしまった。
この喪失感。もうただ叫びたくて帰ってきて、わけもわからず泣いている。
著名人の訃報でここまで泣いたのは生まれて初めてです。
画家は死ぬ前に絵が透きとおるって言われてるんです。
某方のお宅で天界編の映像を見せていただいた時、それがあまりに美しくて、ああこれはいかんと思いました。
もう全然、違う次元にいってしまっている。
まだまともに全部を見られていません。全部を見ることで、この衝撃的でこの上ない印象が乱されるのが怖かった。
荒木さんのアニメは、熱さの中に深い深い静寂があって、美しくて、何よりも圧倒的な気品があって。
この品というものは、どんな創作物でも、出そうと思って出せるものではない。清く正しく生きていたからといって反映されるものでもない。
もっと根源的な、人間の中のどこか絶対に手の届かない場所にあって、ただ創るものに現れるとしか言いようがないんです。それがどんなに奇跡的なことか。
天界編の映像を見たときに、本当にこの方は、神話を描ける唯一の人なんだと思いました。
心が落ち着いたら、今度こそまともに向き合って天界編を見ます。
評価は色々聞きますが、そもそも聖闘士星矢という作品は、どんなに矛盾しようが抜け落ちがあろうがファンはそこに無限の想像の余地を見出して愛してきた。
怯えてる場合じゃないですね。
・・・・本当はご冥福をお祈りしなければならないはずなのに、どうしても祈りたくないんです。
隙あらば戻ってきて下さい、荒木さん。
っアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああアアアアアアアア!!!!!!