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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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今、無双界一大嘘なキャラ紹介をされている男・法正。

ナレーション
「法正、字は孝直。冷酷無比かつ謀略に長けた人物である。彼は日々、劉璋の配下として益州の統治に苦心していた」

いや、それただの偉い人なんじゃない?
いきなり冷酷無比から始まってるけどいきなりもう冷酷無比じゃなくない?
統治に苦心しながら冷酷無比できる?

「だが、劉璋の器はどうしようもなく小さかった。そこへ、劉備との同盟の話が持ち上がる。使者となった法正は、益州を救うため一計を案じた」

いや、だからそれ、ただの英雄じゃない?
めちゃくちゃいい奴じゃん!どの辺が冷酷無比なんだよ!
そして毎度思うけどコーエーのシナリオライターの脳はどういう構造してるんだ。なんで冒頭に出した設定を当たり前のように10秒で破壊できるんだ。


法正「問題は劉備殿が仁君ということ。果たしてこの悪党の言う事を素直に聞いてくれるかどうか・・・」


問題はお前が何か間違った自意識持ってることだよ。
どうしてこの人は自分を悪党だと思い込んでいるのだろう。
ただ周りに嫌われ続けて自信喪失してるだけなんじゃないのかな。実は。

このあと劉備に会ってからも悪党どころかただの物凄く正義感強い人ですし、負けた劉璋には益州のために怒りを爆発させてましたし、さらにゲーム進めると外征を急ごうとする諸葛亮を諫めて上図のような台詞を言ってましたし、ただひたすらに誰よりまともで良い人なんですけど法正。

ていうか無双8のイベント法正、すっごい格好良い。今人気投票したら法正一番人気なんじゃないかしら(錯覚)。
早世するだけに、「俺も貴方もいつか死にます」ってあっさり言ってのけた時はぐっと来た。
あと、今作、割と月英との絡みがあるので、もしかしてお二人は不倫ですかみたいな感じも違う意味でぐっと来た。
法正が月英にはちょっと優しく見えるのは気のせいだろうか。仕事仲間の奥様には法正も一応気を使うのだろうか。気になる。

やっぱ法正いいですねー。
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あるところに下山咲(しもやまさき)という場所がございまして・・・

人間の生きる傍ら、キノコ達がにぎやかに生きておりました。

が。

今、死にかけております。








菌曜連続に戻ったドラマ
キノコな僕ら
第十七話 菌急車


狂騒の後に落ちた静けさは、菌糸の先まで凍るような、冷たく張り詰めたものでした。

白いキノコが一本、立っております。
その下に、もう一本白いキノコが、倒れております。

「・・・シロ」

と、ドクツルタケが言いました。
土の上から、必死にかすれた声を絞り出すようにして。

「お前、けが・・・ないか?」
「・・・ドクツルタケ?」

シロフクロタケは呆然と立ったまま彼を見下ろしていました。
何が起きたのか、すぐにはわからなかったのです。
彼女を我に返らせたのは、目の前から上がった甲高い悲鳴でありました。

「あ、あ、あああああああ!!」

スギヒラタケです。

「ああああああ!!!ああああああああーーっ!!!」

彼女は鋭い杉の枝を握りしめたまま、絶望的に叫んでいるのでした。
シロフクロタケはそれを見て、またもう一度ドクツルタケに目をやりました。
シロツメクサの花の下、ほのかに薄紅の差していた傘が、そこで一気に青ざめたのでした。

「ドクツルタケっ!やだ・・・やだよっ!!」

スギヒラタケが振りかぶったあの一瞬に、ドクツルタケはシロフクロタケの前へと飛び込んだのです。杉の枝は彼の傘をかすめ、真っ白の柄に突き刺さりました。
深く、深く。

「なんで、ドクツルタケ、なんでっ!!」
「・・・だって・・・お前が、危なかったから・・・」
「!杉の葉がまだ刺さって・・・!痛い!?痛いよねドクツルタケ、抜く!?」
「いや、ちょ・・・痛い!お前、ちょっと、あんま触るなっ・・・うっ」
「ドクツルタケっ!?ねえスギヒラタケ、お医者様呼んで!?スギヒラタケっ!」
「あああああああ!!」
「スギヒラタケぇっ!」
「シロちゃんっ!!!!」
「!ママぁっ!!」

新たに駆けこんで来たツマミタケママの姿を見るや、ついにシロフクロタケは泣きだしました。
ツマミタケはその場のただならぬ様子に、雷でも走ったかのごとく托枝を尖らせ、誰よりも轟きわたる悲鳴をあげました。
傷に障ったのでしょう、ドクツルタケが心なしかよりぐったりしたようです。

「どういうコトなのッ!!!なんなのッ!!何があったのぉぉぉぉぉぅ!!?」
「ママ、ママ、ドクツルタケが死んじゃうようっ!」
「ドクツルちゃんっ!?!?ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!大怪我じゃないのっ!!死んじゃう!?死んじゃうのッ!?嘘よダメよそんなの絶対ダメよぉッ!!菌急車よッ!!菌急車を呼ぶのよッ!!」
「き、菌急車?ど、どうやって、よぶのっ?」
「どっか近くで電話貸してもらうのよッ!!ここから一番近いおうちはどこッ!!?」
「おうち・・・ちかく・・・あ、カエンタケっ!」
「カエンタケちゃん!?ベニちゃんちねっ!?アタシ行ってくるわ!!シロちゃん、ドクツルちゃんを頼んだわよぉぉぉーッ!!」
「う、うんっ」
「すぐ戻ってくるわーーーーーッ!!!」



・・・その頃。ベニナギナタタケではなくカエンタケの家では、良く眠れもしなかったという顔をした主が居間に出て来たところでした。
ベニナギナタタケはとっくに起きて支度をして、慎ましく座っておりました。

「・・・早ぇなベニ」
「!・・・おはようございます」
「眠れたかい」
「は、はい・・・」
「やめな。嘘が下手だお前ぇは」
「・・・・。あ、あの、お食事ができております。どうぞ、座って」
「ん?ああ・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・やめだ。俺ぁどっか余所で食ってくる」
「えっ?あ、あの、待ってカエンタケ!待って下さ・・・!」

「カエンタケちゃああああああああああああああん!!!!!大変よぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」

「・・・余所行くのもやめだ。俺ぁもう一回寝る。つうかなんで俺まで気色悪い呼び方してやがるんだオイ・・・」
「カエンタケちゃんッッ!!いたわねッッ!!」
「いねえよ」
「大変なのよッ!!激ヤバなのよぅッ!!あらっ!?何なのアンタたちッ!?なんでベニちゃんにご飯作らせてるのカエンタケちゃんッ!?もしかしてもう夫婦なのッッ!?」
「喰い殺されてぇか腐れキノコ。これぁベニが好きでやってんだ」
「あ、あの、私は置いていただいている身ですから、お食事の支度くらいはせめて・・・」
「お掃除はッ!?」
「えっ?あ、お掃除もいたしますけれど・・・」
「お洗濯はッ!?」
「お洗濯も、いたします」
「結婚はッ!?」
「けっこん・・・・結婚!?そ、それは、いたしてませんっ!」
「んまぁーーーーーーーッッッ!!!最低だわッ!!乙女の純情をなんだと思ってるのカエンタケちゃんッッ!!!」
「おいうるせえの。十数える間に失せろ。その汚ぇ托枝、叩き潰されたくなかったらな。一、二ィ、三・・・」
「ちょ、ちょっと、違うのよッ!!それどころじゃないのよッ!!本当に大変なのよドクツルちゃんがッッ!!」
「六、あいつらの茶番見ンのはもうごめんだ。七、八・・・」
「茶番じゃないわッ!刺されたのよぅッ!!」
「九・・・・・なんだと?」
「あっちで倒れてるのよッッ!なんかよくわからないけど色々あって、たぶんスギヒラタケにやられたのよぅ!!アタシがここに来たのは菌急車を呼んでもらうためなのよ、わかるッッ!?」
「わかるわけねぇだろそれをさっさと言え!!!おいベニ、ここに呼んどきな。俺ぁドクツルを連れてくる」
「は、はいっ!」
「場所どこだうるせえの!」
「あっちよ!あっちとそっちの間のあっちよ!」
「クソっ、全然要領得ねぇ・・・!」


というわけで、カエンタケは家を飛び出しました。
一方、ドクツルタケはシロフクロタケの膝に傘を抱かれて、痛みに耐えておりました。
彼が痛かったのは傷よりも、

「ドクツルタケ・・・ドクツルタケ、しっかりしてっ」

シロフクロタケの泣き顔でございました。

「シロ・・・ごめん、俺・・・お前泣かせてばっか・・・」
「今、いま菌急車呼んだから・・・すぐに来るよ、ドクツルタケっ」
「・・・シロ。スギヒラタケは・・・?」
「え?」
「スギヒラタケ・・・いるか?」

スギヒラタケはおりました。
とうに叫ぶのをやめて、ただただ震えている小さなキノコが。
彼女はシロフクロタケと目が合うと、必死にかぶりをふりました。

「スギ・・・スギ、わるくないよ・・・っ」
「スギヒラタケ、ドクツルタケが」
「スギはわるくないよっ!シロフクロタケが・・・シロフクロタケがわるいんだもん!スギはわるくない!」
「ねえ聞いてよ。ドクツルタケがスギヒラタケに何か言いた・・・」
「ドクツルタケ、死んじゃうの・・・?」
「!や、やめてよっ」
「死んじゃったらどうしよ・・・どうしよう?スギ、のせいなの?スギわるくないよ?でも、でもドクツルタケ死んじゃったらどうしよう。どうしようっ。どうしたらいいのっ!?」
「やめてよっ!そういうこと言わないでよ、死んじゃうなんて、そんなの、ないよっ!!」
「・・・・シロ・・・スギヒラタケ、逃がせ」
「ドクツルタケ!嘘だよねっ!?死んじゃったりしないよねっ!?」
「しない。しないから・・・・早く、スギヒラタケ・・・このままじゃそいつ、菌察につかまって・・・」
「ドクツルタケぇっ!」
「・・・いや、だから・・・」
「ドクツルタケ、死んじゃうの?死んじゃうんだ?スギのせいなの?ねえシロフクロタケ、ドクツルタケ死んじゃうのっ!?どうすればいいのっ!?死んじゃうんだよね!?死んじゃうんだよねえっ!?」
「やめてってばあっ!!死んじゃうなんて嫌だよっ!!そういうこと言わないで!!言わないでよぉっ!!」
「・・・・・・・・」

スギヒラタケは黙りました。そしてドクツルタケも黙りました。パニックになった少女二人に言っても聞いてもらえないことがよくわかったからでした。

「・・・・シロ」

しかし、しばらくして、またそっと声を出したのです。

「なに?どうしたのドクツルタケ?痛い?」

心配そうにのぞきこむシロフクロタケを、彼は眩しげに見上げました。

「その花・・・」
「これ?ドクツルタケがくれたやつだよ?そうだよね?」
「・・・似合ってる」
「ドクツルタケ?」
「・・・お前・・・今なら、聞いてくれる・・・かな・・・」
「え?なに?ドクツルタケ?」
「俺・・・お前のこと・・・・」

「シロっっちゃあああああああーーーーーーんっっ!!!!」

「!ツマミタケママぁっ!!こっち!こっちだよぉっ!」
「!!カエンタケちゃんッ、あっち、あっちよぉッ!!」
「うるせえな、わかってる!おいドクツルタケ!しっかりしろっ!!くそっ、駄目だ、意識なくしてやがる」
「!?嘘っ!今までずっと起きてたんだよっ!?ドクツルタケ、ドクツルタケ、なんでっ!?やだよなんでぇっ!?」

よほど心を砕かれぐったりするような何かがあったのでしょう。今。

「スギヒラタケ!」

カエンタケが、傍で震えているキノコを見つけました。

「てめえがやったのか。いつまでそんなもん持ち歩いてやがる!寄越せ!」
「!」
「こんな得物振り回しやがって・・・・とっとと失せろ!!。二度とこの辺うろつくんじゃねえ!!」

怒鳴りつけられたスギヒラタケは、ほとんど透き通るほど色を失くして、林の向こうに駆け去って行きました。
カエンタケはとりあげた杉の枝を地面に叩き捨てました。
ツマミタケが不満げに言います。

「ちょっとッ、いいのぅ?あの子、逃がしちゃってッ」
「未練があんならてめえで追いかけな。それよりドクツルタケ運ぶぜ。手ぇ貸せ白いの」
「あ、ありがとう、カエンタケぇっ」
「泣くのは医者に診せてからにしろ。急ぐぞ。もうクモが来てる頃合いだ」
「クモ?」

それがつまり菌急車の俗称であることを、シロフクロタケはカエンタケの家について初めて知ったのでした。

「どうも、カエンタケの旦那」

と軽い挨拶をした淡い灰紫色のキノコは、ぎょっとするような蜘蛛蜘蛛しいクモを家の前に乗りつけて、ベニナギナタタケの出したお茶をすすりながら患者を待っておりました。
ボタンタケ目オフィオコルジケプス科、その名もクモタケ。蜘蛛に寄生し生える昆虫寄生菌でございます。
所謂、「冬虫夏草」の一種と言えば、人間にも通りが良いでしょうか。

「驚きましたよ、あんたが俺を呼ぶなんて。てっきり無茶のしすぎでどうにかなっちまったのかと思いましたが、見る限りはぴんぴんしてるじゃないですか。イタズラは困ります」
「お前ぇの目には俺しか入らねえのかい。患者はこいつに決まってるだろ、さっさと連れてってくれ」

カエンタケがドクツルタケを托枝の先で示すと、クモタケは長く丸い頭を揺らして分生子を舞わせ、いぶかしそうに見やりました。

「生きてます?」
「あたりめえだ。死んでるならお前は呼ばねえ」
「どういう筋の患者で?」
「事故で怪我して意識がねえ。治せるか」
「診立て間違えて後で恨まれても困るんで、そういうのは先生に任せる事にしてます。が、そうですね、俺が診る限りでは、事故の怪我じゃあなさそうですね」
「診立てねえのは正解だな。お前ぇはヤブだ。余計な事はいい。治るかどうかだ」
「運は良いんじゃないですか、丁度いい蜘蛛がいたんですから。ほらこいつ。寄生が浅けりゃここにつくのにまだ時間食ってますし、これ以上寄生が進んでたら、まあ、先生のとこに着く前に蜘蛛が死ぬんでね。やっぱり時間食いますよ」

クモタケに寄生されたトタテグモは、土に掘った巣の中に潜り込んで死ぬのでございます。増殖した菌糸が死骸を真っ白に覆うと、そこからにょきにょきとキノコが生え、伸びてゆきます。
なぜ、トタテグモが死ぬ前にキノコに都合のよいところへと行くのか、その謎はまだ解明されておりません。人間には。
もちろんキノコにとっては、キノコが操ってそうさせていることなど常識なのでございますが。

「じゃ、乗っけて下さい。そこの、蜘蛛の頭の上でいいです。大丈夫ですよ、脳までバッチリ寄生キメてるんで、噛みついたりしませんから」
「・・・縁起悪ぃなあ相変わらず」

カエンタケはぼやきながらドクツルタケを蜘蛛の菌急車に乗せました。

「はい出発しまーす」

まこと、実に色々なキノコがいるものでございます・・・



中国に行って来たせいでしょうか。
三国無双9で夏侯惇の髪型がどうなるのか気になってキノコが手につかない。早いよ。

シリーズ進むごとにどんどん短くなってるわけじゃないですか。
9で側面刈上げツーブロックにされてたらどうしようって思うんです。
コメカミから後ろに流した髪がいいんじゃああああ!そこ刈ったら台無しじゃあああああ!!

頼む。刈上げだけはしないで。
・・・・そう言えば、私はコミケの申し込みをすっかり忘れたまま本日に至るんですが、そうか、2月締め切りだったのか。


・・・そうか。


・・・・・・・・


とりあえず、受かった気持ちで下巻は夏までに作りましょうね。
販売方法は後で考えよう。そうしよう。


昨日、広州から帰国しました。

何はともあれ思った事。


中国人、子供に凄まじく優しい。


今回は身内の転勤に伴う渡航だったこともあり、旅行中ずっと一歳半の甥が一緒だったんですが、まあ向こうの方の子連れに優しいこと優しいこと。

地下鉄では必ず席を譲ってくれ、座ってる人が気づいていなければ気づいた人が声をかけて席を空けてくれました。
ホテルの朝食レストランで四人掛けの席が空いていなかった時は、こちらはしばらく待つつもりだったところ、店員さんが速攻で先に食事をしていた欧米人の御夫婦に声をかけて席を移っていただき、座らせて下さいました。
昼食に入ったレストランでは、席に着くや否や餅で作った可愛い小さな人形を遊び用にくれて、甥がテーブルに頭をぶつけて泣いた時にはまず男性店員さんが秒で飛んできてくれ、さらに一拍置いて女性店員さんが可愛いキャラクターのついた団扇を手に飛んできて全力であやしてくれ、こっちがちょっと呆然とするほど子供を大事にして下さいました。
他にも、普通のお店の店員さんが笑顔で手を振ってくださるのは当たり前、あるお店など甥が「あ」とか言って指差していたら飴までいただきました。(すまない、まだ食べられない;)

とにかく、どこへ行っても子供はものすごく大切に可愛がって下さいました。子連れのお母さん(というかその時の子供抱っこ担当者)にもとにかく優しかったです。

中国は子供の誘拐が大きな問題になっていると聞いていますが、広州は富裕な大都市ということもあるせいか、危ない感じは全くなかったです。
現地に住んでいる日本人の方曰く、治安は東京よりも良いかもしれない、チンピラみたいなのがいないので、という事でした。
その代わり、日本人から見るとどうしてそうなったのかわからない無害な奇人(パンツ一丁で歩くオッサンなど)はだいぶ普通に出現するそうです。

こんなに子供を大切にするのは昔からなのか一人っ子政策によって培われた文化なのか・・・
なんにせよ、見習いたいです。本当に、感動するほど誰も彼も優しかったです。


広州は、清掃員がいたるところにいてとても清潔な街でした。料理は間違いなく美味しい。
また、日本で流行りまくってるタピオカミルクティーやフルーツティーのお店がそこら辺じゅうにあるので、私のようにコーヒーが飲めない者にとっては天国でした。

物価は日本に比べると同等か高いくらいで、高級中華料理は日本で食べるより安めで美味しいです。
あまり安すぎると素材の安全性が担保されなくなってくるというのは、これは日本でも同じでしょう。
地下鉄はクッソ安かったです。少なくとも二駅までは二元(34円程度)。羨ましい。
電子マネー決済が主流なのでクレジットカードの方が使い勝手が悪く、現金の方がまだ使えました。

昔、大連に行った時には、トラックの前頭部にリヤカーをくっつけた攻めすぎた自動車(自動かどうかも定かではない)が走っていましたが、広州ではそういうのは無かったです。
また、やはり大連に行った時には、火を吹きまくるガスバーナーを踵の後ろに投げ出したまま立ち話している文字通り大惨事一歩手前の道路工事の人がいましたが、広州ではそういう人もいませんでした。
ただ、運転の荒さは凄いので、日本人が現地で運転するのはかなりハードル高いと思います。
今回の私達は甥のおかげで相当安全運転をしてもらえたようなのですが、子供がいないとフリーダムらしく、事故は日常茶飯事だとか。
そう、大連に行った時は、豪雨と稲光の中でワイパーが壊れて動かないタクシーに運命を委ねたものでした。運転手は勘だけで行ってましたねあの時。
すみません、広州がちゃんとしすぎていて、若干大連がなつかしい自分がいます。
でもあれも十年くらい昔の光景なので、今は大連も色々きちんとしているのでしょうね。

空気の汚染度合は、街の中心部ではかなり悪かったと思います。
が、中心部を外れるとそんなに気にもならず、雨が降っても嫌な臭いはしませんでした。
東京在住者としては正直、東京の方が雨天時のヤバさは上なんじゃないかと思いました。五輪前に新宿駅周辺の水捌けは直そうよ・・・はずかしいよあの汚さ・・・

街によるのか、時代によるのか、広州は想像していたよりもはるかに先進的で清潔な場所でした。日本に入ってくる中国の情報は相当偏向だと実感します。やはり、現地に行ってみないとわからないものですね。

何より人の暖かさが沁みた滞在でした。
私が現在住んでいる場所は観光地が近く、外国人旅行者も多いので、何かの時は自分も親切にしてあげたいと思いました。
良い旅でした。

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