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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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そして生きてたヴァイオラの双子の兄、セバスチャン。
嵐の海から通りすがりのアントーニオに助けられた彼もまた、イリリアに到着。二人の間に一体何があったのかはわかりませんが、アントーニオはものすごくセバスを気に入っていて、ついたとたん彼に財布を渡して観光しておいでと送り出します。(船長自身はオーシーノと敵対関係にあるのでおおっぴらに出歩けない)

なんでだよ。なんで助けられたほうじゃなくて助けたほうが心酔してんだよ。

セバスも生死の境をさまよった直後だっつーのに本当に観光に行くしね、人の財布で。
うろうろしてるうちにシザーリオと間違えられてオリヴィアの館に連れてこられてオリヴィアに求婚されてそれを受けて即日教会で結婚式を挙げる。兄ちゃんお前ちょっと待てや。

おかしいと思おうよ!どう考えてもおかしいだろうが、つうか初対面の女から結婚しよう言われて自分の正気確認だけで話を進めるな、そこは相手の正気を確認するところです。
お前がそんなことしてる間に、シザーリオをセバスと間違えて敵の刃から守ろうとしたアントーニオが役人にしょっぴかれたりしてるんだよ。

その後も、わけがわからないまま決闘申し込まれたりそれに勝ったり、妹が色々悩んでる間にこいつは何も考えずに出たとこ勝負で全部持っていく。お前完全に舐めてるだろ人生を。
だが彼が現れることによって三角関係が一気に丸く収まることもまた事実。悔しい、とても悔しい。

オリヴィアはシザーリオの作った詩に惹かれて恋に落ちたんだけど、大丈夫かな、セバス。とても詩を作れそうなタイプに見えないんだけど。
でもまあ・・・楽しいと思います。彼との暮らしは。
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オーシーノがべたべたに惚れた相手であり、父と兄を亡くして喪に服している伯爵令嬢というからには、麗しく悲しみに沈む深窓のお姫様であろうと思っていたオリヴィアが、喪服のままシザーリオに迫るわ自分の絵姿押し付けるわの意外に猛烈な女であった件。

すごいよ彼女は。シザーリオが断ってもそれは遠慮のせいだと思ってるからね。
あなたの言うことならなんでも聞くわ!だからさあ言って頂戴、私が欲しいと!みたいな感じですよ。
私が望むのはあなたが主の想いに応えることだけです!とシザーリオが言っても言っても聞く耳持ちやしない。
ヴァイオラがこんなに控えめに頑張ってるのにオーシーノといいオリヴィアといい、イリリアの人間はどんだけ押せ押せなんだよという話。


シェイクスピア喜劇「十二夜」のヴァイオラの告白シーン。
シェイクスピアの中でこれが一番好きだ。ヴァイオラ可愛すぎ。男装した女の子でこの子以上に可愛いのは未だ現れてないと信じる。

嵐によって船が遭難し双子の兄とはぐれてイリリアに漂着したヴァイオラ。
彼女は男装し、「シザーリオ」と名を変えて土地の公爵オーシーノに仕えます。
公爵に出会った瞬間から密かな恋心を抱いたヴァイオラはすぐにオーシーノに可愛がられるようになりますが、しかし公爵は伯爵令嬢のオリヴィアに夢中。あろうことか恋の伝令役を「シザーリオ」に命じます。
主の恋を成就させるため、自分の心を押し隠してオリヴィアの元へ通うヴァイオラ。
ところがオリヴィアは公爵に鼻も引っ掛けないどころか、やってきた「シザーリオ」に恋してしまいます。

で、前半の山場がこのヴァイオラの告白シーンでね。
何も知らない公爵(ほんとこいつクライマックスぎりぎりまで腹立つぐらい鈍感でな)が、戯れて、お前はどんな女が好みなんだ?みたいに聞くんですよ「シザーリオ」に。顔は?とか背丈は?とか(だったと思う。くそ、本が手元に無い)。
ヴァイオラはそのすべてに、「あなた様のような」と答える。これがヴァイオラの精一杯の告白。

公爵は「それなら大したことないな」と笑います。そしてそこからオリヴィア愛してるトークに突入するんだこのボケは。
挙句、女と男は違うよなシザーリオ、みたいな感じで「女の恋は食欲と同じだ。口さびしいだけの事」という名台詞を吐きます。ヴァイオラは黙っていられず、自分の妹の話として、女がどんなに切なく恋心を抱くものかを語ります。
ここ本当に、ヴァイオラが公爵好きなの知ってるから観客はすげえ切ないんだけどね。オーシーノお前気づけよ少し!せめてオリヴィアにうざがられてることにはいい加減気づいて欲しい。あの伯爵令嬢本気で嫌がってますよ、頭冷やせよ!


・・・・で、なんでこんなことを突然書いたかといいますと、妹の話として語る、みたいな感じで、読める人の方が読めない人宛に来た恋文を心を込めて音読してあげると良いと思いました。



ピザを焼くデスマスク。

貴様一体何してるとサガに怒られても、これだけは全力で逆切れです。

デス「あぁ!?聖域の食事が不味いんだから仕方ないだろうが!!てめえふざけんなよ、悪の教皇っつったら美味いもん食って飲んでが普通だろうが、だから俺はお前についたんだろうが、それが何!?芋さえ食ってりゃ大丈夫みたいな食事しか出てこないんですけど!!」
サガ「当たり前だ!私は罪人なのだぞ、贅沢などできるわけがな・・・」
デス「俺の国であんな食事出してみろ、ムショの犯罪者に食わせても人権問題に発展するわ!!ここは巨蟹宮、釜は自前、文句を言われる筋合いはねえ!!」
サガ「あるわド阿呆!!!!アテナを追い出した以上は少なくともアテナに代わってこの世の平和を維持する責任があるのだ!わかっているのかデスマスク、ピザを作っている場合ではない!!」
デス「お前の方がド阿呆だド阿呆!!人間はなあ、アテナなんかいなくても、毎日美味いもの食えりゃ幸せなんだよ!!ああもうどけ!焼けすぎる!!」

経験が無くても完成形さえ知っていればある程度は何とかいける。
それが料理。



先日書いた飲みとは別件ですが、ヴァンパイアカフェ行って来ました。
図は、「血のレッドカーペットで踊る♪ダンシングゴースト」(ジャガイモのニョッキ・トマトソース)を出したところ、客に「あ、中身は意外と普通!」と言われて気分を害した店員・・・もとい、ヴァンパイアです。
「料理は普通じゃなきゃ困るでしょうがっ。サソリでも出せと言うんですか?まったく人間どもときたら」
と怒られました。

ハロウィンイベント中で「伯爵かランタンを持った従者に合言葉を唱えたらオカシな物をプレゼント」だそうなので、伯爵を探しました。
しかし待てど暮らせど現れず、ちょっと聞いてみようということになり、

客「すみません、伯爵はどちらですか?」
ヴァ「・・・伯爵は今宵、棺の中でお休みでございます」
客『えぇぇぇぇえぇえぇぇえ』
ヴァ「・・・・・。また来ればいいじゃないですかっ」
客『えええええええ』
ヴァ「そんなに嫌ですかまた来るのが!」

短気なヴァンパイアでした。
ありがとうお兄さん、超楽しかった。

料理はどれもおいしかったです。
演出なのか店内はかなり寒いので、行くときは厚着をお勧めします。

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