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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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さて本題です。

私が仕事にうつつを抜かして萌えをおろそかにしていたこの十年の間に、絶対にこの二人の組み合わせで派閥つーか巨大国家ができていたであろうと信じて検索しまくってるんですがね。

しかしGoogleがぶっ壊れたのか何なのか、「サガ アステリオン」で検索しても二人の世界が全然見つからない。
こんなに検索に出てこないのは、溺死しかけたミノムシの蘇生方法を探した時以来だ。この時代にそんな馬鹿なことがあっていいのか。
あっそうか略称なんだと気づいて「双子 猟犬」で検索したらめっちゃ可愛い犬の写真出て来た。確かに何も間違っていないが違ぇよ。

もしかして今は世界の全てがPixivに囲われているのではとも思った。そっちも探してみた。
出てこない。有料版じゃないからかもしれない。私の検索が下手なのかもしれない。

それとも、すでに興って栄えて滅んだあとなのか?十年も経ってるからね。ちっくしょう出遅れた。でもそんな一瞬で滅ぶようなヤワな組み合わせでは無いと思うんだが!


教皇とその犬。アステリオンは素直に盲目的に教皇を信じてるが、サガにとって彼はただの駒に過ぎない。
立ち位置が似てるようでも、蟹・魚・山羊とは決定的に違う扱いをされたんじゃないかと思ってます。もっとずっと残酷だったんじゃないかな・・・
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・・・・。

アステリオンが魔鈴にミリオンゴーストアタックを仕掛けるシーンね?
アステリオンも分裂するけど、なぜか魔鈴も分裂するじゃないですか。

これ、彼氏の喫煙が彼女にうつる現象じゃね?

二人で分身出し合って、どっちが早く本物を見つけられるか競争してたりすんじゃね?
試される。愛が試されるよ。

いや、でも違うか。魔鈴が分裂したときアステリオン本気で驚いてるからね。知らなかったんだよ。魔鈴はこっそり練習してたんだよ。
内緒で彼氏の必殺技を練習する魔鈴。いつのまにそんな可愛い女だったお前。

頼むよ勘弁してくれよ。これ完璧、記念日に彼氏驚かせようとしてたパターンだよ。
記念日を迎えることなく別れることになって最後の意地で披露したんだよ。
そりゃアステリオンも魔鈴の心配しながら倒れるわ。男として元カノには幸せになってほしいわ。

どうしたもんだよ。
つきあってるって言ってもそういう感じでつきあってたかは置いといて。
しかしアイオリア・魔鈴夫妻(仮)を登場させて3分、私は思った。


アステリオンの元彼臭はんぱねえ。


なんなんだお前は一体。なんでそんな「魔鈴のことは俺に任せろ」な感じなんだ。
同じ白銀聖闘士だから・・・?いやそれにしても・・・単なる私の空妄想なのか?
こんなときには原作を!原作を確認するんだ早く!



・・・・



確認したらますますやべえ。
ちきしょう!

まずですね。魔鈴の噂を把握している事実があるじゃないですか。魔鈴と星矢が兄弟だという、今から思えばガセネタ掴まされてたわけですが、とにかくこの情報を入手していた。
入手するだけならいいですよ。そういう仕事してたって考えれば。
でもそれを仲良さそうなモーゼスにすら黙ってたのは怪しくないか。
ことここに至るまでに仲間に共有ぐらいしといてもバチはあたらんよ。普通なら。

で、ずっと黙ってて、ようやく喋ったタイミングがまたあれよ。
モーゼスが魔鈴をボコった時よ。後一撃とどめをさそうとするのを制して、魔鈴をエサに星矢をおびき出そうとか言い出して、「しかしこんなお膳立てを整えても星矢が来なければとんだ茶番だぜ」とか言うモーゼスをなだめるために喋ったわけよ。

時間稼ぎ万歳。

その後もなんですよね、魔鈴が間接外して脱出するまで、倒れた星矢にマッハの説明したり自分のスケジュール変更愚痴ったりしながら着実に時間稼いでましたからね。どんだけ魔鈴殺したくないんだよ。

次に、思ったんだけどアステリオン、魔鈴の名前呼ぶの多くね?
私は数えましたよ。この時やってきた白銀セットの「魔鈴」回数を。
バベル1回、ミスティ6回、モーゼス9回、アステリオン12回。発言者不明の2回を除く。
大台来たこれ。

いやいやいやしかし待て待て。アステリオン側がそれっぽく見えても魔鈴はどうよ。両者が想いあってないと元カレも元カノもありませんよ。
そこで各白銀に対する魔鈴の台詞を比べてみました。

~対ミスティ~
魔「星矢たちは死んではいない。くずれおちる瞬間に流星が四つとんだのを見逃したらしいね」
ミ「なに?それでは彼らがテレポーティションして脱出したというのか。(略)」
魔「どちらにしろこのままでは青銅のぼうやたちに逃げられる。わたしはモーゼスたちに伝えて後を追わせることにするよ」

~対モーゼス~
モ「もう一人のこっているはずだ。フェニックスはどうした魔鈴」
魔「ヤツのことならすんでいる。富士からテレポーティションしたのは四つの星・・・つまりこの四人だけだ。つまり一輝は富士の地底深くねむっているというわけさ」

~対バベル~
会話無し。

~対アステリオン~
ア「フッ、ムダだぞ魔鈴。(略)この猟犬座のアステリオンにかかったら、お前が何を考えているかすべてお見通しだ」
魔「フッ、そうだったわね、アステリオン。おまえは相手の心をよみとれる術・・・いわばサトリの法を心得ていたのだったわよね。だったらもう、何も言わなくても全てがわかったはず


元カノ臭はんぱねえ!!


明らかにアステリオンの時だけ口調が優しくね!?女になってね!?
おいおい魔鈴さん、マジかよ!(星矢調)

いくらなんでもここだけそうなわけないだろうと思って、1巻からつぶさに読み直しました。
・・・オ、オーケーオーケー。見ろよ1巻の魔鈴はかなり口調が優しい。
気づいていましたか皆さん、星矢を叩きつけたり崖からつるしたりしていた彼女は、この時まだ女らしい方だったんです。

じゃあどの辺から変わったのかなって思ったら、まさにアステリオンとの上記の会話を境に口調が豹変。男性化しとる。

・・・え、これ、なんですかね。
もしかしてこいつらガチでつきあってて、この時別れたんじゃないでしょうね。
今まで二人の間では絶対に使わなかったサトリの法を、この時アステリオンが使った事によって魔鈴は別れを悟ったみたいな。切ねぇー!!

しかし別れたことによって女を捨ててふっきれたと思えば、その後の口調の変化も理解できるし、アステリオンの命を取ることができなかったのもわかるし、そうは言っても顔面に蹴りをぶち込みたい女心もわかる。

・・・・。

・・・アステリオン元彼かー。歳からしてもおそらく初彼ですよね。そしてその思い出を心の片隅に、アイオリアと結婚するわけですね。・・・

羨まし過ぎる。

魔鈴よ。その位置私に代われ。

サトリの法の奥深さよ。

考えれば考えるほど、これは面白い技ですよ。
漠然としたイメージで、心の声が聞こえるものだと思っていたんですが、読み直すと「読む」って言ってるから聞こえるわけではなさそうで。
聴覚じゃなくて視覚が物を言う技なのかなと思いました。

また、興味深いのは原作で魔鈴を逆さに吊った後のアステリオンのこの台詞。

「以前うわさできいたことがある。
日本人でありながら、魔鈴がおさない頃ギリシアまできたわけは(後略)」

読めよ。と思うじゃないですか。
お前さっきまで5ページもかけてサトリの法やってたのに噂で聞いたってなんだよと。

つまり、サトリの法は今この瞬間の考えを読むだけで、記憶まで引き出して読むようなものではないと。そういうことなのか?
そうすると、魔鈴は心を無にすることでアステリオンに勝ちましたが、もしかして浜辺に一冊エロ本置いて雑念で心を満たしたら、割と同じくらい勝てるんじゃないかとも思うわけです。

さらに、遡って青銅4人と誤認したまま暗黒聖闘士たちの墓を並べたシーン。
「富士からテレポーティションしたのはこの四人だけ」という魔鈴に、ミスティが「フッ、どうかな」と返します。
この時真っ先に「なに!?」と驚いているのが他でもないアステリオンなので、彼はたぶん、普段はやたら心読んだりする人では無いんだろうという気がしました。

サトリの法というのは、要するに相手を物凄く観察して心を推察する、メンタリズムのすんごい奴みたいな感じなんではないでしょうか。
人の心が勝手に見えるというものでもなく、自分がその気にならないとそれほど読めないみたいな。

ということで、サトリの法とはいっても、信頼関係さえあればその使い手とは警戒せずにつきあえるのでしょうし、事実つきあってきたのが魔鈴なのかなと思います。
(次回に続く)

さあアステリオン語りだ。

彼は今作で白銀聖闘士のマイベストに永遠に決定したと思います。

しかしそもそもは、牛の話をまず書き始めたんですね。今までほんと、うちのサイトで出番少なかったからね牛。
それに、ホテルの神父やるなら牛かなって思ったし。

そしたらですね、ホテルにアルデバランが到着したあたりで気づいたんですよ、ああこの話持たないなって。牛は自ら迫力あるボケをかましていくタイプではなかった。一般人と絡ませたら牛まで一般人になって終わる。そんな気が猛烈にした。

それでもう一人誰かいないかなあと思って、丁度今アルデバランをパスして連れてくホテルマン、こいつが誰かだったらなあと思って、アルデバランと面識無い奴だよねえと思って、振り向いたらアステリオンだったと。
そういうわけです。

白銀聖闘士、書こう書こう思ってどう扱っていいか掴めず今まで書けなかったのが、こんなにさらっと登場してくるとは・・・

アステリオンと言えばサトリの法ですよね。
でも、逆に言うと、それ以外の記憶があんまり無かったんですよね。まじすまん。
文庫でアステリオンのシーンを読み返しました。
すぐに思いました。

人の心を読むというヘビーな技を持つ割に
随分しゃべる奴だなお前と。

仕方ない!仕方ないけど!それまで解説してたムウが直前に帰っちゃって、魔鈴の説明とモーゼスのナビを一人でやらなきゃ行けなかったから仕方ないけど!
でも、普通漫画のキャラで心読める奴ったら、もうちょっと自重しませんかね。
少なくともあんなでかい声では喋るまい。

いや、でもほんとにそうか?
漫画の世界はともかく、現実を想像してみよう、16歳で他人の心が読めたら超しゃべるわ。確かに。
聖闘士星矢ってこういうところがリアルよ。

しかし。しかし!
私はやっぱり聖闘士には信念があると思いたい。ただの高一男子ではない。
しゃべるからには彼なりの矜持があってしゃべっているに違いない。
よく考えろ。個々の聖闘士は己の能力を最大限操れるはずではないか。
もし「読める」という能力を最大限使おうと思ったら、やっぱり「しゃべる」を抜かすわけにはいかない。取得した情報も、使わなければ意味が無い。

問題はいつ、誰に、それをしゃべるかだ。
その一点が聖闘士と凡人を分けるのだ。たぶん。

アテナの聖闘士なんだから本来はアテナに喋るはずの能力だったはず・・・だが。
16歳のアステリオン。13年前は3歳たぶんまだ聖闘士になって無い。
ということは、おそらく彼は、サガしか知らない。


・・・闇が見えた気がした。


同時に、牛話でさらっと出て来たのも、なんかわかった気がしました。
他の黄金聖闘士だったら、出てこなかったんだろうな。と。

そしてどんどん、アステリオンの世界にはまって行ったわけです。
(次回へ続く)

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