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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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デスマスク愛してるぞおおお!!!!

※「完全保存版聖闘士星矢大解剖」で大爆笑しながら。


拍手コメからこの本の発売を報せてくださった方、ありがとうございます。コメ読んで3秒でアマゾン。
さっき届いて我慢できず蟹座から読んでますが、聖闘士星矢の新たなコンテンツが出るたび私を息できないほど笑かしてくれる彼に乾杯・・・!!


ちょっと良いですか、ここからネタバレになりますけども、逐一書かずにいられない。ツッコミを。


まず初っ端から殺戮を喜びとするサディスト・蟹座のデスマスク」っていう肩書きがつけられてる件。
だいぶ格好良いイメージになるので思わず是としたいところだけども。デスマスクは別に好き好んで殺してるわけではなくないか。戦ってる時に楽しそうに見えるのは、単に何やるにしても楽しそうにする人なだけでは。
その証拠に五老峰では邪魔しに入った紫龍に一応どけって言ってますからね。どかないとお前も死ぬ事になるぞ小僧と。結局誰ひとり殺さず実質ムウに負けたのに楽しそうに滝から帰ってますし。
さらに冥界編で星矢ボコった時も、「さあ早く消えろ青銅のクソガキめえ!!モタモタしてっと俺が煮殺してくれるぞォ」って言ってるんですよ。で一番楽しそうなのはシオンのおかげでムウと戦わなくて済む事になった時。
デスマスクは殺しが好きどころか、むしろ殺さないように気を使う方ですらある。じゃあなぜ戦いの巻き添えをくって死んだ子供が巨蟹宮に貼りついているのか?
そりゃ誰も彼の言う事を聞いてくれなかったからでしょうね。「どけ」って言ったのに無視されたとみた。
なんか無視したくなる何かが蟹にあるんですよ。声がのび太の先生だからとか。なんかあるんだと思う。

しかしまあ、肩書きについてはまあ良い。実態と異なるとしても、蟹をよく知らない若い人がこのページを見たら、ちょっと格好良い闇深な強キャラだと騙されてくれるかもしれません。肩書きの横の全身像イラストは結構格好良いし。デスマスクは真顔にしてると割と賢そうにも優しそうにも見えるタイプだから。

・・・ただな。
その全身像を挟んで左に出てる「聖衣に見放される」の目立つデカい白抜き文字なんとかならなかったのかと。

事実ですよ。これは反論できない事実ですが、しかし。これデカい字で入れるんだったらなんであんな格好よさげな肩書きつけたの。
一回持ち上げたせいでより一層バカみたいな感じがするんですけど。
よく読むと説明文でも、
現世と冥界の入り口を行き来できる能力を使い、相手の魂への直接攻撃を得意とする。最後は黄金聖衣に見放され、廬山昇竜覇により自らが冥界へと落された」
って上げて即オチみたいな書き方されてます。
ひどくない?なんで落すのに上げるの。「得意とする」って、得意とかじゃないじゃん、これしかないんじゃん彼には。
どうしたいのよデスマスクを。

「激闘の歴史」のコーナーも悲しいわ、冥界へ投げ落とされただのスターライトエクスティンクションで倒されただの。ただの敗北の歴史じゃんよ。
これ以上ないほど事実
なのはわかりますけど、「落ちたけど頑張った」「頑張ったけど落ちた」じゃ言ってる内容同じでも印象だいぶ違うと思うんです。前者の形式で書くわけにはいかなかったのか。単に出オチになるだけかもしれないが。

さらに蟹座の聖衣の説明。
蟹座聖衣の合体型イラストの横に添えられているこれ。

「複雑な形態の蟹座の聖衣。鋭角的なデザインで蟹を表現している

残忍さを表現しているとかじゃないんかい。

蟹を表現している、って見りゃわかるわ見たまんま蟹だもの。
表現とかいう以前の部分じゃん、この聖衣ほんとうに蟹であること以外何の意味も無いみたい。そうじゃないよねなんかあるよね頼むよ。


そして極めつけは。このデスマスク特集の見開きの最後の絵です。
ぜひ見て欲しい。酷いから。

他になんかあっただろおおおおお!!!
アニメから切り貼りしてるんならもっとマシな絵いくらでも取れただろ!!
絶対オチ狙いで持って来てますよね!?確かに文字通りオチてるけども!
しかしこうして改めて見ると、デスマスクはスタイルめちゃくちゃ良いわな足真っ直ぐで長くて。
大体あの蟹マスクつけてて頭でかく見えないって相当顔も小さいはずだしね。


格好良くて面白いって最高じゃん。弱いぐらいなにさ。

改めて、良い男に惚れたなあと思いました。
楽しいなこの本・・・
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インド料理の本を持って一週間が経ちました。
キーマカレー、チキンカレー、バターチキンと順調にカレーを作り続け、ジャガイモのクミン炒めやアップルスープといった副菜にも手を出し、一番作ったのは多分マンゴーラッシーと、在宅勤務を良いことに朝昼晩インディアな食生活をしておりました。
以前、フランス料理でこれをやったところ、3日か4日でおそらく日本人のバター値の限界を突破したのでしょう、身体に異常をきたして嘔吐症状に見舞われ終了したものでしたが、カレーは一週間経過しても大丈夫。
さすがアジア同士。日本とインドでやっぱどっか同じところがあるのね。


……などと思っていたのですが……


サーグチキンを作って晩に食ってあけた今朝から、突如、胃腸・ライブズ・マターが勃発。

長期にわたる食事的不平等への不満が爆発したのでしょう、臓器が暴力をもって抗議するに至りました。
スパイスはこの身体から出て行けみたいな感じなので、私としても臓意には逆らい難く、本日からは雑炊やむなし。

何事もやりすぎはよくないですね。
この状態で仕事するのも大変辛かったのですが、都内の感染者が3桁超えとか言ってる時に体調不良で早退しますとは言えない。
経緯を話さず冤罪を被るか、経緯を話してバカだと思われるか…どっちにしても良いこと一つも無いわ…

本当に、やりすぎはよくないです。


■シチリアの晩祷
1282年、シチリア人が当時のフランス人支配に切れて起こした反乱の名。
シチリアではヒヨコ豆を「チチリ」と言うが、この発音がフランス人には難しいため、ヒヨコ豆を掲げて「これは何だ!」と問い、正しく発音できない者をフランス人としてぶっ殺したという。
(参考文献:世界のスープ図鑑)

あくまで逸話であり事実か否かはわからないということですけども、なんか色々納得してしまいたい要素が詰まったエピソードではある。
デスマスクとかいかにもヒヨコ豆持って調子乗ってそう。そして返り討ちにされてそう。

黙って格好良くしていればとっても格好良いはずなんだけどなあ・・・・・
さて、私がインド家庭料理の本と同時に購入した本がもう一冊ありまして。
それが「世界のスープ図鑑」です。

世界各国317種のスープが掲載されているスープレシピの図鑑。
自炊者の夢の一つに「毎日違うスープを作れたら捗るだろうなあ」というのがあると思います。正にそういう人に向けた365日分の実用レシピが載った本も世の中にはありますが、繰るページ繰るページ何か似たようなものばっかりが並んでいて作る前に飽きた人もいるでしょう。私のように。
だってさ、そんなんだったら結局、毎日味噌汁の具だけ変えとけばいいって話じゃん。

そう、長くつきあうためにはレシピ本と言えども面白さが無ければなりません。
まあ!そんなスープがあったなんて!という驚きが必要なのです。
そこへ行くとこの「世界のスープ図鑑」は、Amazonレビューで「材料が入手できないものが多く実用には不向きです」と太鼓判を押されており、驚きの宝庫といえるでしょう。
買いです。


というわけで手元に届いたこの一冊。
材料が入手できないとしても、世界中の美味しいスープを一望できるというだけで楽しいです。いくつかは作れるものもきっとあるはず。己のスープのレパートリーを広げて豊かなステイホームライフを送りましょう。

第一章は西ヨーロッパ、栄えあるトップを飾る国は!
















「イギリス」ブリティッシュ・オックステール・スープ















おまえかい!!





この本に対する私の期待が9割下がった瞬間でした。
いやもちろん、世界のスープ図鑑だもの、イギリスが入っててもおかしい事はないですよ?
しかしトップに出張らせるか普通。
そのまま立てつづけにイギリススープ8種も載ってるし。その後のアイルランドの2種入れたらあの島で10種だし。なんなの。

ちなみにアイルランドの2つめのスープは「ギネス・スープ」でその名の通りギネスビールに具材を入れて作るスープなんですが、次のページからドイツのターンが始まりまして、開始早々「アイルランドにギネスのスープがあるのだから、当然ドイツにもビールを使ったスープがある」スープ本来の足場を完全に踏み外した世界で張り合っています。
まだ317分の11ページ目でこの有様よ。なんなんだお前ら。

筆者は米国在住の日本人。改めて「まえがき」に戻ってその述懐を読み直します。

「この本を書くにあたって350種を超えるスープを作り、食べた。一口食べて『うまい!』と一言発し、気が付くと食べきっていたと言う時もあれば、『こんなもんかなぁ』とか『ちょっと変わってるなぁ』とか思いながら数回スプーンを口に運んで終わってしまったものもないわけではない。でも『これはまずいわ』と顔をしかめたものは、正直ひとつもなかった

その『こんなもんかなぁ』の方の感想と行動、私が以前アイリッシュシチューを作ったときと完全に一致するんですがそれは。
私が躊躇なく「まずい」に分類したあの感じを、この人はただ心優しい性格だったから言葉を差し控えただけなのではないでしょうか。

待て。それとも私がイギリスへの偏見を持ちすぎなのか。かつてイギリス料理の本で二つ三つ酷い目にあったからといって、それがイギリスの全てでは無いはずだ。
ここに載ってるスープは本当に美味しいのかもしれん。
ブリティッシュ・オックステール・スープは、大して煮出してもいなさそうな野菜を途中で全部廃棄するあたりに疑惑を覚えるが、他のレシピ、そう他のレシピを見てみよう。


■ロンドン・パティキュラー
「ロンドンを舞台にした映画を見ると、霧に包まれた幻想的な光景に目を奪われる。でも実はそんな美しいものなどではなくて、工場などの煙突から噴き出す煙が充満したスモッグなのだ。このどんよりしたスモッグまみれの霧をロンドン・パティキュラーと呼ぶ。ひどい名前がついたスープだとは思うが、実際に作ってみるとその色といい濃度といい、この名前がぴったりのスープなのである」


なのである、じゃないよ。

このまるで不味そうな説明からなんの逆転も無く決着しといて、どのあたりを得意げに「なのである」だよ。
不味いんじゃないのか?不味いよねこれ?


「でも、ロンドンの人が愛するおいしいスープであることは保証つきである」


誰の保証よ。
ロンドンの人の保証か?
前もそうだったけど、イギリス料理ってイギリス人の保証しかついてきてない気がする。気のせいか?


大丈夫なのかこの本。ちゃんと美味しいレシピ載ってるのか?
西ヨーロッパ章は他に・・・ドイツの次にオーストリア、ベルギー、オランダ、スイス、あとはフランスか。
フランスはさすがの貫録で初っ端の栗のポタージュからだいぶ美味しそう。「うちはビールを鍋にぶちまけるようなことはしませんが?」と言わんばかりに控えめなコニャックで具材を炒めブイヨンで煮込んでいる。作るの大変そうだけども正直これは食べてみたい。

なるほど。出だしイギリスで読者をひるませておいてから真打フランス登場で一転安心度を高めると言う、そういう流れね?確かにトップかトリかと言ったらフランスは断然トリに置く方が良・・・


と思ったらその後に大トリでジャージーいたよ。
※ジャージー:イギリス海峡に浮かぶイギリス王室属領の島。


なに・・・?
この本はガチでイギリス推しなの・・・?
ジャージー1種しかないけど、なんでこれイギリスやアイルランドの次に入れないでフランスの後に入れたの・・・?

ジャージーからのスープは「ラ・スップ・ダンジュール」。大型アナゴを使ったスープです。
この魚自体は美味しいものだというので、そんな大間違いはしなさそうな気はするんですが、レシピを気をつけて読んでみると、材料として用意したはずの塩・適量を入れた形跡が一切無く、これそのまま作ると味無いぞ。大丈夫か。
塩は食卓で入れろと言うことなんですかね・・・イギリス式・・・・?


「本当に美味いしい料理なのか」「レシピは本当に正確なのか」。二重の致命的な不安を抱えた「世界のスープ図鑑」。
第一章西ヨーロッパだけでもだいぶ読み込み甲斐があります。お薦めです。
本格カレーを志してから5日、玉ねぎを「飴色になるまで」炒めるという苦行で貧血を起こしたりミキサーを破壊したり塩を入れすぎたりしながら、私はキーマカレーとチキンカレーを作って美味しくいただきました。
本格カレーが美味いというよりは、どちらかというと自分が作った物はなんだかんだ美味いの法則による美味さな気がしますが、きっと家庭料理とはどこの国もそういう物なのでしょう。

こうして異国の料理を作ってみてなんとなくわかってくるのは、「スパイスを調合して使う」というのは日本では手間としてカウントされますが、現地ではこれむしろ手抜き手段なのだろうなと。
使うスパイス変えるだけで味が変わりますからね。亭主の弁当の一角は毎日ジャガイモ炒めでOKみたいなことができるわけだ。なるほど。
晩御飯の残り物にスパイスを加投入して味変えて詰めたりできそうですし、インドの主婦うまいことやってるもんですよ。

インド式弁当箱欲しいな・・・
金属の皿にカレーを小分けに盛って並べてみるの、やりたいですねえ・・・

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