好きな人と二人っきりでいたいのに、空気を読めないおば・・・お姉さんがついてくる。
しかも実質、そのおばさ・・・お姉さんと二人っきりで過ごすはめになる。
こんなデートが楽しいはずはありません。
ですが、すぐ近くにいるのにほとんど話せないというジレンマが、恋の炎をますます燃え立たせるのも事実。
たぶん三者面談3回目あたりで徐庶が言ったりするんですよ、
徐庶「銀屏。えっと・・・最近元気が無いな。どうしたんだい?」
とかな。
どうしたんだい?の前でちょっと微笑んだりするんだよ、こいつは無意識でそういう言い方する。
銀屏「・・・・・・」
月英「確かに、顔色が悪いようですね」
誰のせいだと思ってんだ。
月英「徐庶殿、今日はこの辺で切り上げましょう。私は帰って薬が無いか探してみます。あなたは彼女を・・・」
徐庶「ああ。家まで送るよ」
こうして久々に、帰り道だけ、二人きりになれました。
徐庶「大丈夫かい、銀屏」
銀屏「・・・徐庶殿」
徐庶「ん?」
銀屏「あなたの前だと、胸が苦しい・・・。きつい鍛錬をしたわけじゃないのに・・・」
親愛イベント第二段階発生です。
こんな悲しい発生があっていいのか。何一つ距離縮まってねーけど。
でももう我慢できなくなっちゃったんだね、銀屏。そりゃこんな無神経な扱い受け続けた挙句にいきなり優しくされたりしたらな。拷問だよな。
銀屏「だんだん顔もほてってきた・・・!どうしよう・・・風邪引いちゃったかも・・・」
・・・
徐庶「だと思うよ。銀屏、俺が言っていいのかわからないけど、君はもう少し何か着た方がいいんじゃないかな。・・・待って。俺の上着を貸すよ」
伝わらない上にひでえなオイ。
確かに銀屏は薄着だけど!肩も脇も足も丸出しだけど!
寒いと痛いは女のお洒落には禁句なんだよ!そういう世界なんだよ女は!
全くわかってくれない徐庶に半分涙目の銀屏。
だがしかし、涙の奥ではなおも徐庶の姿に見惚れている。
なぜなら、彼の服は着た後で袖の部分を頑丈にベルト留めする仕様になっており、上着を脱ぐにはまずそこを外さなければならないのだが、その外す仕草が絶対格好いいからだ。
時々ちょっと噛んで引っ張ってみたりするんだろ!わかってんだよ!
で、脱いだのを着せてあげました。
徐庶「・・・えっと、少しはマシになったと思うけど」
体感温度の事だよな。見た目の事じゃないよな徐庶。そこをはっきりさせておけよ一応。
徐庶「じゃあ、行こうか」
ここでちょっと待ってほしい。さすがにひとつくらいは奇跡が起きてもいいと思う。銀屏のために。
いいだろうか、徐庶の上着は丈が長い。二人を並ばせてみれば一目瞭然だ。銀屏の背丈よりも長い。
ということは、銀屏が着れば思いっきり裾を引きずるということだ。
ということは、銀屏が歩けば思いっきりつまづいて倒れると言う事だ徐庶の方に。
そのくらいはあってもいいだろ!
徐庶「!」
銀屏「!あの、ごめんなさい・・・!」
徐庶「えっと・・・そうか、君には大きすぎたね。このままじゃ歩けないな」
銀屏「だ、大丈夫です!気を付けて歩きま・・・きゃ!」
徐庶「俺に運ばせてくれ。危なっかしくて見てられない」
よし。
実に違和感のないごく自然な流れで御姫様抱っこができた!
今度は違う意味で涙目になりながら、銀屏は家まで運ばれて行くのでした。
・・・なお、双頭錘はいったん放置。大丈夫。誰も盗めやしないから。
やばい、甘寧プレイめっちゃ楽しい!!
まぁつぅりぃのぉじーかーんーだーぜええええええ!!!!(甘寧ストームラッシュ)
合肥で大敗北を喫した孫呉。しかし君主も諸将も若いこの国は、転んですぐさま立ち上がる闘志を持っています。
孫権の号令の下、将兵が闘志に燃えて一斉に平原を駆ける中間ムービーは、もうこの国にIF展開いらないんじゃないかと思うほど輝いていました。
ナレーション曰く、魏は蜀との争いにかかりきりで呉への警戒は薄い、ということなので、やっぱりナメられてはいるんですけどね。
なんでだ・・・こんなに元気で血気盛んな大国なのに・・・
ですがまあ、ナメられてるならナメられてるでそれを利用するまでのこと。
魏が西を向いている間に呉軍は濡須口に進軍します。
すると敵もさるもの、こちらの動きに気づいていち早く大軍を動かし、濡須口をがっちり守ってしまいました。こうなっては真正面から戦いを挑んでも不利なだけです。
正攻法が無理ならば、あとは奇襲。
呂蒙・甘寧・凌統の3人は、かくして濡須口の夜に忍び入ったのでした・・・
・・・・・が。
第八章 濡須口の戦い。
ムービーです。
敵陣のまん前、見張りの兵のどまん前に、街路樹程度の、決して太くはない木と、間違っても濃いとはいえない密度の灌木が、一定間隔で並んでいまして。
その木の陰を屈みながら、ささっ、ささっ!と進むんです呂蒙が。夜目にも毒々しいほど赤い服でな。
目立つ!目立つわアホンダラ!!南郡からこのかた、プレイヤーは一体いつまでお前を刮目して待てばいいのか!!
そしてさっきっからチリチリチリチリ、鈴の甘寧がうるせえー!!
凌統「(・・・おい。おい!あんた!馬鹿じゃないのか?)」
甘寧「(んだようっせーな!)」
凌統「(うっせぇのはあんただっつの!鈴!)」
ツッコミ入った・・・!!
てっきりコーエーがまた本気でボケているんだと思ってた!
凌統「(奇襲だってのに、なんで鈴鳴らしてるんだよ!)」
甘寧「(ちっ、細けえ奴だなあ!)」
凌統「(ふざけるな!まったく、なんで俺がこんな馬鹿と・・・!)」
ガンッ!ゴンッ!!
呂蒙「ええい!やめんか二人とも!合肥の雪辱を果たすのだぞ?下らんことでいがみあってる場合か!!」
甘寧「お、おっさん・・・」
呂蒙「誰がおっさんだ!馬鹿者!」
凌統「いや・・・呂蒙さん、声でかいですって!」
敵兵(さっきから見てた)「敵襲!敵襲ーっ!!」
凌統「あ、ほら、ばれた」
呂蒙「ええい!ここまで近づけば十分よ!二人とも、行くぞっ!!」
甘寧「おおっっしゃあああああ!!!あばれるぜえええええええ!!!!」
凌統「・・・あああもう!なんでこうなるんだよ!」
三馬鹿、万歳。
私は今まで呂蒙は馬鹿では無く保護者なのだと思っていましたが、実はこいつが一番馬鹿だったという新しい事実に衝撃を受けつつ、戦闘開始です。腹痛い。
まずは目の前にうろついてた門番を倒し、行く手を遮る砦をこじ開けます。
徐晃「夜襲だと・・・!?」
動揺しながらも迎え撃とうと斧を構える徐晃。
そこに鎖分銅振り回しながら殴りかかる甘寧。
爆走&ぶん回しアクション楽し過ぎる・・・!!
バッタンバッタン叩きつけるわ、とっ捕まえてぶち上げて落とすわ、使いやすい上にやたら爽快!!オラオラ声にもすっごい合ってるし!!
そして第二武器で装備してみた九環刀がまた似合う。刀についてる環を鳴らしながら敵を斬りつける粋な武器なのだが、甘寧が使うと鈴は鳴るわ刀は鳴るわ叫ぶわ殴るわ刺青だわで、目にも耳にもクソやかましい。
いやほんと楽しいキャラだな甘寧お前えええええ!!!
勢いだけで徐晃は倒した!
次は中央の跳ね橋を下ろしに行くぞ!
張遼「覚悟ォーーーッ!!!」
上から張遼。双戟振りかぶって降って来たよ。怖すぎ。
狙われた凌統が辛くも受けます。押されます。やばくなったところで甘寧が鎖分銅を飛ばして助けます。
甘寧「よう!張遼、だっけか?また会ったな!」
甘寧かっこいいいいいい!!!!
凌統「何の真似だ・・・!俺一人で十分だっつの!」
甘寧「そうか?けど、仲間をほっとくなんてできねえんだよ」
凌統「仲間?」
甘寧「おーう仲間だ。同じ軍で戦う奴らは、みんな仲間だ!」
ちなみに上記の会話は「仲間」と書いて「ダチ」と読みますから。皆気をつけて。
凌統「・・・単純過ぎるっつの。・・・ま、それも悪くないか」
友情、成立。
このステージこれがやりたかっただけだあああああああ!!!!
道理でIFフラグも無けりゃMAPも簡単だと思ったわ!!難しいミッションは三馬鹿には無理だと言いたいのか!?納得!!
イベント終了と同時に甘寧は張遼に襲い掛かります。浮かせて殴ってストームラッシュ!
甘寧「祭りの時間だぜええええええええーー!!!」
・・・この人のストームラッシュが一番好きかも知れん。合い過ぎ。締めの「たまんねえな!!」がマジでたまんねえです本当。
なお、こうして楽しんでる間に敵が放った伝令が逃げて援軍を呼んできて、こちらの本陣がいいように攻め込まれています。曹操にも、考えも無しに突っ込んできたかみたいな事を言われました。
が、敵が増えれば増えるほど甘寧は楽しそうだからいいんです。
張遼倒して本陣救援に行った時、ひしめく敵将兵にダッシュで突っ込むのはとんでもなく気持ちよかった。
甘寧のダッシュ攻撃は持続時間長くていい!
とにかく、敵の多そうなところに急行しては敵将相手に軽口叩いて、殴って斬って撃破する、それを繰り返してるうちに曹操にも勝ちました。
呂蒙「よし。これで奴らも守勢にまわるだろう」
凌統「合肥の雪辱も果たせたし、劉備との同盟の面目も保てた。ま、上々ってとこですかね」
甘寧「へっ、まだ暴れ足りねえぜ!おっさん、このままもう一度合肥まで攻め込もうぜ!」
ぶれない馬鹿、甘寧。
裏表なさすぎて愛しくなってきたわ・・・
凌統「やれやれ・・・。なんで勢いだけでものがいえるのかねえ」
甘寧「あぁん?」
凌統「ここはこれで十分だってわけ。それに、勝利の杯を交わす余裕ぐらいは持つべきだっつの」
甘寧「・・・・・・。へっ。ま、悪くはねえな」
ここの甘寧のポーズ、すごく悪そうです。頭が。
呂蒙のオッサンが、殿にいい酒を頼んでやるから俺も交ぜろと入ってきて。
はればれと甘寧が言う、「じゃ、帰るとすっか!」で終了です。
これでいいのか孫呉よ。
いや、ゲームとしてはすげえ楽しいけどね!でも史実ルートっていったら、どこの国でも何かしらの後悔と共に進むルートでしたよ!呉だけなんの憂いも無いんですけど!
本当に、IFはどうする気なんだろう・・・
将星基地で悪い噂が立ち過ぎて、店で肉まん食ってるだけでヒソヒソされるようになった法正の図。
「おい、法正殿が肉まんを・・・!」
「大丈夫かこの店・・・不味かったら倍返しされるぞ・・・!」
しねえよと思っても口には出せない。肉まんは予想外に熱かった。手袋履いたままだから気付かなかった。
・・・何なんだお前ら。悪党が飯食ってるのがそんなに珍しいか。後で覚えていろ。
基地が発展し人が増えれば増えるほど、一人孤独を深めているらしい法正。
今冷静に親愛台詞を振り返れば、自分を忌避せず使ってくれるというだけの理由で恩返しを始めようとする彼は死ぬほど可哀想なキャラなのではないだろうか。
結婚後、こっちが好きでいるだけで恩を感じて一生尽くしてくれる可能性、ガチであると思います。
凌統。
私が三国無双4を買ったのも、5から買うのをやめたのも、全てこの人のせいであった。
タレ目でこの髪型はオカマにしか見えん。
4の凌統は一見短髪でほどよくイケメンで、無双シリーズに「カレシにしたいタイプ」という新境地をもたらした革命的なキャラだったと思う。
OROCHIの時点では、戦国の孫市・三国の凌統という感じでタラシキャラの双璧を担っていたが、孫市と違って凌統は本当にモテる感じがした。
その理由は孫一ががっつき系タラシだったのに対し、凌統がカウンタータイプのタラシだったからであろう。
言いよってくる阿国に優しく合わせてやる彼の台詞聞いてどんだけ萌えたことか。
OROCHI退治後、約束通り阿国と出雲旅行することになり、嬉しおす凌統さまーとはしゃぐ彼女に腕一本預けてやりつつ、今晩の宿どうすんのかなあ・・・と心密かに悩む凌統までは余裕で想像した。どうにでもするがいい。私が許す。
タラシっていうかフェミニストっぽいな、凌統。
7では三節棍で華麗な立ち回りを見せてくれる。操作しやすくてスピードあって、使ってて楽しいキャラ。
張飛の長坂橋みたいに、凌統も合肥で仁王立ちしてほしかったなー。
うーん、やっぱ凌統素敵だ。声聞いて奮戦するの見てると10年前のトキメキが蘇ってくる。
しかしそろそろですね、私も本気で考えなきゃいかんのですよ。今はまだいいですよ。将星モードで火遊びするのがせいぜいだ。でも、10月になったらエンパが出るじゃないですか。
真剣に結婚を考えないと。
マジどうしよう。
郭嘉が大好きだけど結婚したら苦労しそうだし優しすぎて逆に怖い。陳宮もすごい可愛いんだけど違う意味で苦労しそうだし、たぶん家に呂布が来る。怖い。
そこいくと凌統や賈クや張遼の嫁は絶対幸せになれる気がする。優しくて思いやりありそうで、たとえ怒らせても謝ったら許してくれそうで、めちゃくちゃいい旦那さんだと思う。間違いない。
けど・・・けど・・・・
こっちが怒らせようが喜ばせようが、全て勝手に清算して貸借なしの状態に戻してくれる、
法正との生活がラクそうでラクそうで私は・・・!!(涙)
なんか、身に覚えも無いのに優しくされると逆に辛いじゃん!
法正ならそんな心配いらいないじゃん!あいつが優しくしてくれる時はこっちが先に何かしてやった時だろうよ!
うちに来る上司も所詮は劉備だ!心底気がラクだ!
ああ悩む。悩む。
・・・そして1年後。
蜀から、漢中を攻めたいから曹操の背後を突いてほしい、荊州ちょっとだけ返すからと言われた孫呉は合肥の戦いへ。
誰かそろそろ切れて。
ナメられ放題ナメられてんぞ孫呉ー!!なんで!?ここまでの戦全部勝ってるのになんで全体的には押されてるの!?なんで蜀に振り回されてるの!?
つうか改めて他国のストーリーでやってるとほんと迷惑極まりないぞ蜀!
曹操→悪
劉備→迷惑
孫呉→キャンプ道具
みたいな、そういう雰囲気になってる!孫呉は必要な時だけ物置から出して使えば良い国だと思われてる!ふざけんなー!;
第七章 合肥の戦い
導入イベントで、凌統が疑問を呈します。「いいんですか殿、蜀と同盟があるとはいってもこの合肥攻めは・・・」「構わん」と孫権。
奴らが漢中を取りたいのは見え見えなものの、蜀と一緒に曹操を揺さぶるのが天下二分のあるべき形だと言うのです。
凌統「なるほど。持ちつ持たれつってわけですかい」
持つ方しかやってねえよ目を覚ませ。
孫権「まあ、こちらが利用するより先に利用されるのは少々悔しいがな」
ここの孫権の表情が細かく豊かで、魅力的。
孫権、いつの間にこんないい男になったの。無双4の時は地味だったのになー。
凌統「はは、そこは貸しってことですね」
甘寧「へっ、細かい話は関係ねえ。喧嘩ってんなら、腹据えて突っ込むだけだぜ」
南郡で孤立した反省が欠片も無い甘寧。
その猪武者っぷりを凌統が諌めます。が、意外にもそばで考えこんでいた太史慈は甘寧の言葉を認めます。
太史慈「敵の守将はあの張遼。この戦、覚悟無くしては務まらん」
孫権も深く頷き、孫呉の全力をもってあたらんと頬を引き締めるのでした。
・・・敵が覚悟のスペシャリストであると身をもって知るのは10分後のことです。
プレイキャラは孫権・甘寧・凌統の選択肢から、迷うことなく凌統。凌統。凌統。
陣中会話を楽しみます。
「孫堅様・・・襄陽でお救いできていれば・・・」
「孫策様は炎なような方でした。よもやその炎が于吉に消されるとは・・・」
「周瑜殿が南郡でお倒れにならなければ・・・」
「周瑜殿に続き魯粛殿まで・・・」
「凌統殿と甘寧殿・・・仲直りはもう無理なのでしょうかね・・・」
いや最後のは取り返しつくだろ。
なんでこの二人の関係までもう死んでしまったみたいな感じになってんだ。
今すぐ話しかけて仲良くしてみせろ凌統。このままでは陣中が暗過ぎてちっとも楽しめない。
魏伝ではお前ら合肥で仲良さげだったじゃん!
甘寧「敵は、張遼?っつったっけな。結構な奴らしいじゃねえか。へへっ、こりゃ面白くなりそうだぜ!」
見事なほどの負けフラグ。
殿、俺やっぱ無理です。こいつとは一緒に戦えない。馬鹿過ぎる。
孫権「・・・蜀と強調すれば尚香も安心するはず。たまには、兄らしい事もしてやらんとな」
権兄様ーー!!!
うおおおお本当いい男になってやがる!弟持ちの長女で生きて来た人間はこの手のお兄ちゃん風にクソ弱いです!
いいなあいいなあ孫尚香いいなあ!私もお兄ちゃん欲しかったー!!
・・・そういや孫権、お前練師とはどうなった?
兵卒「私には分かるんです。この戦に臨む孫権様のお気持ちが!揚州を取ったら、もう一度練師様に・・・!」
マジかよ。
超重大じゃないのこの戦。やばいっつーの、色んな意味で孫呉の未来がかかってるっつーの。
よーし、気合入れて行くぜ!
戦闘開始です。
孫権「我らは迅速に合肥城へ進軍する。その間、他の舞台は中央の砦を確保せよ!」
凌統「ですが、殿自ら攻め上がるなんて、少し危険すぎやしませんか?」
凌統のタラシ声で賢いところが好きです・・・!
孫権は聞いてくれなかったけどね。自分が戦闘に立ってこそ皆も奮い立つだろうって。
まあ、それはそうかもしれませんがね・・・
仕方ないので甘寧と本気の口喧嘩をしながら、合肥城を目指します。
敵は寡兵。勢いはこちら。難なく城前までたどり着い・・・たまでは良かったんですが・・・
楽進「今です!敵を分断します!」
張遼「いざ参る!敵の退路、この張文遠が断たん!!」
跳ね橋を上げられるわ本陣横の小師橋を落とされるわで散々な展開となります。
張遼は城にいるって言ったのに・・・真反対の場所に出現しやがったぞ。ミッションの嘘つき。
孫権「敵の策にまんまと乗せられたか・・・いや、まだ十分挽回できるはず。西から回り張遼を撃退するのだ!」
いや無理。
だって張遼いるのマップの右下だもん。西回りってものすごく遠い上に奴の5cm横に本陣があるんだもん。
絶対無理。絶対。
伝令「報告!敵将が本陣を目指し急行中!す、すごい勢いです!」
呂蒙「本陣を預かる俺がこのザマとは・・・殿、申し訳ない・・・!」
オッサンーーー!!!;
早い!早すぎる!もうちょっと粘ってくれてもいいんじゃないの!?
張遼が呉軍本陣に向け進軍開始してから22秒しか経ってねえっつーの!!
孫権「本陣が落ちただと!?くっ・・・!これ以上の戦は犠牲が増すばかりだ。皆、撤退せよ!」
何しに来たんだ俺達!!
と、とりあえず楽進は倒しとく!
それから李典もどっかその辺にいると思うんだけど・・・いない?まだ出てきてない?
化け物三人のうち二人まで削ればなんとかなるかも知れんよ、敵も力で押すタイプばっかり集まってるはずだから、要は弱らせればい・・・
賈ク「さあ、ここまでだ。もうあんたらに勝ち目は無い」
一級軍師がなぜここに。
勝てる気がしねえええええええええ!!賈クは反則だろ!!
こっちオッサン消えたから知略で勝負できる奴いないよ!つうかオッサンも、これまでの章を振り返るとまだ頭が良いとは言いがたい!未完成!22秒で落ちたのはたぶん、腐ってやがる早すぎたんだ的なアレ!!
凌統「こりゃ意地張ってる場合じゃないか。おい、あんた!俺達で殿を守るぞ!」
甘寧「おう、うちの大将だけは絶対守りぬくぜ!」
甘寧は馬鹿だけど素直でいい子ですね・・・
二人で孫権の後になり先になりしながら、太史慈との合流を目指します。
孫権「おお、太史慈!無事だったか!」
太史慈「孫権殿、すまない。俺の力が及ばぬばかりに・・・」
孫権「いや、これは私の慢心が招いたことだ。お前が無事で本当に良かった・・・」
太史慈の話では、本陣近くの拠点にはまだ味方の兵が取り残されているとのこと。
了解、殿、俺が助けに行ってきます!
と、凌統が走り出した、その直後でした。
殿の前に現れる、青い影。
張遼「孫権!その首、もらいうける!!」
太史慈「させん!!」
キインッ!!
太史慈「・・・孫権殿・・・どうか、ご無事で・・・・・・」
孫権「!!!?」
!!!?
孫権「太史慈?太史慈!!・・・おのれ・・・許さんぞ張遼ーっ!!」
『太史慈、張遼の奇襲により死亡!』
( ;゚Д゚)
びっくりした。本当にびっくりした。
何がびっくりって、太史慈おまえ、
ここまで一度も選択できずに死ぬとは。
ちょっと待てえええええええ!!!!いやいやいやいや、おかしい!おかしいって!
彼が仲間になったの第二章だよね!?イベントムービー目いっぱい使って、めっちゃ良いエピソードで仲間になったよね!?
ここ第七章なんだけども!二から七まで一度もキャラ選択肢に出てこず死ぬって、もうそれプレイアブルキャラじゃねえよ!!ただの豪華なモブだよ!
太史慈ー!!;
とりあえず張遼を撃破して撤退させます。
味方武将を救い出し、工作兵も救い出し、崖に梯子をかけてもらって、さあ逃げろ!
張遼「そこまでだ!貴公は、この張文遠が逃がしはせん!」
だよね。
やっぱ再登場するよね。
でも張遼、もう勘弁してくれ。太史慈一人やっただけで十分だろう。この上孫権まで渡すわけにはいかん。
凌統は三節棍を振り回しまくって奮戦、合肥の化け物を撃退しました。
締めのイベントは、孫権がようやく逃げのびて一息つくところから。
どこからともなく現れて合流する呂蒙。
「ご無事で何より!」って、お前今までどこいってやがったオッサン!!
甘寧と凌統も追いついて、この敗戦に地団太踏んで悔しがります。
凌統「ったく、どっかの誰かさんがもう少し考えて行動してくれりゃあねぇ!」
甘寧「ああん!?」
凌統「やり直したいね、全く。孫呉の力は、本当はこんなもんじゃないっつの!」
呂蒙「落ちつけ、二人とも。お前達がそんな様子では散って行った者たちが報われんぞ!」
あんたに言われたく無いわ。
いくら張遼が相手とはいえ22秒で本陣落としたオッサンを許すな。
孫権「ああ・・・呂蒙の言うとおりだな。ここまで、私達は多くの犠牲の上に進んできた。それを無駄にしてはならん」
孫権・・・
孫権「進むぞ、皆。強くなるぞ、今よりも!先に散って行った者たちの思いと共に、我々は乱世を越えるのだ!」
いい男になりすぎだろ孫権。
ていうかいい主君になったなあああああ!!!
彼の強い鼓舞のおかげで、孫呉の折り返し地点はどの国よりも前向きな敗戦になりました。
いける、孫呉いけるよ!
練師には今まさにこの瞬間の孫権を見ていただきたいと思いつつ、第七章終了です。