意外にも、「蟹に何が!?」という拍手コメントが多く、びびっています。
最初は事件の事を知らないのかと思ったが、いやいやそんなバカな。
テレビをつければ彼女が映らない日は無く、人との会話につまった時にはPと呟けば小一時間場が持つという現代の日本において、さすがにそれは無い。
ということはつまりあれか。
事件は有名だが蟹とのりPの関係を知る人が少なくなっているのか。
まじでええええええええええええ
だって蟹ってったらそれしかねぇぐらいの時代があれだけあったじゃないの。
蟹がなんで蟹として蟹蟹しく生きてたかっていったらもう99%あれが原因だろうっつーくらいの・・・そのくらいの蟹だったじゃないの。
それかもしくはもう何もかも無かったことにしてあげてるのか。
優しい。涙が出るほど優しいよ日本。
蟹の暗黒時代に思いを馳せる今日この頃です。
心底疑問に思うことがありました。私の5年にわたる会社勤めは一体何だったのかと。
聞いてください。
私は今の会社に勤めて満5年。経理もかれこれ満3年以上を経過しました。
気付けば部内に残ってる女として1、2を争う年長者です。
色々なことがありました。色々な仕事をさせてもらいました。
一時は残業時間が100時間をらくらくクリアし、社内のなんかカウンセリングの人から出頭命令を受けたこともありました。
忙し過ぎて辛い時はこの休憩室で寝て下さっていいですからね、と微笑んで言われ、私は思ったものです。
こいつ何もわかってねぇぇぇぇぇ!!!!!
その時間がないからこその残業じゃああああ!!!!
しかしそれも今となっては良い思い出。
当時皆で死ぬるほど頑張ったおかげで業務改善が進み、現在はフレックスを活用できるほどの余裕ができました。
仕事のまわし方も身に付き、キャッチアップと処理対応の早さに良い評価をいただけるようになり、課長から「江戸女は本当に男らしいって部長に言っといたよ!頑張れよ!」との言葉もいただきました。課長。夜道に気をつけてください。
そしてついに先日、その部長から。
直々にお褒めの言葉をいただいたのです。以下のように!
「江戸女さん!江戸女さんのブログ、本当に面白いねえ!!」
そこかあああああああっ!!!
いや、もちろんこのブログじゃありませんよ。これ見られたら即日辞表に探さないで下さいって書いて出すよ。
部内にイントラサイトがあり、そこにブログコンテンツがあり、皆が思いついた時に勝手に書き込めるようになっており、私も時間のある時にたまーに参加して書いているのがあるんです。
部長はさらにこうも言った!
「君、才能あるんじゃないか?今後楽しみにしてるよ」
すごい島耕作的展開ですよ言葉だけ見ればな!!!ヒラの底辺に位置する社員が部長直々にこんな言葉かけてもらえるなんて中々無いですよ言葉だけ見ればな!!!!
けど仕事じゃねえええええ!!!!褒められてるのが仕事と全然関係ねえええええええ!!!!ていうかむしろ仕事しなくていいからぐらいに言われてる!!!!
私の5年のOL歴が音を立てて崩れていきます部長!!!!
あれですからね、今後楽しみにしてるって、私の成長を楽しみにしてるんじゃないからねこれ。
今ちょうど書き途中で次回につづく的に終わってるブログのネタのこと言ってるからね。早く書けと。
・・・私はこの会社を続けるべきなのだろうか・・・もうあらゆる意味で・・・・
ところで。
未だに壊れたままのPCですが、データバックアップなんとか取れました。
明日にも電話して修理に出そう。そうしよう。
やばい。なんでこんなに面白いの。なんでこんなにかっこいいの。
第5回のムウとシャカはそんな7巻、十二宮編クライマックスを議題にお届けいたします。
ここまで、「ただのイメージ型」「過去のしがらみ型」「原形をとどめない型」「名作パロディ型」と書いてきましたが、今回は弊サイトの初心に返ったタイプでいきたいと思います。
すなわち、「原作の矛盾を無理にでも埋める型」。
ではどうぞ。
ムウ「シャカ。この機会に少々伺いたいことがあるのですが」
シャカ「大地に頭をこすりつけてこの私を拝め。そうすれば万に一つ答えてやっても良いかもしれん」
ムウ「ゴロ寝しながら聞いていいということですか?ご好意はありがたいですけれど、仲間とはいえさすがにそんな態度で人に物を尋ねるのは気が咎めます。このまま伺いましょう。シャカ、あなたは教皇の正体に気づいていたのですか?」
シャカ「ん?」
ムウ「あの時・・・・もう状況を説明するのが面倒なので手っ取り早く文庫のページで言いますが、7巻190ページにおいてあなたは私に、君は教皇の正体を見抜いているのではないか、と問いかけています。これはあなた自身もまた、教皇の正体を見抜いていたからこその質問でしょう」
シャカ「ああ、教皇の間でサガが一輝と闘って幻覚漬けにされていた頃の話か。確かに私はそんなことを言ったようだな」
ムウ「言っています。それに答えて私が、教皇は真の教皇ではなく別の人間が入れ替わっていたのだと言いました。その時、アルデバランとアイオリアとミロはむろん、驚愕していました。以降面倒なのでこの三人を三馬鹿と呼ばせていただきます。ここまではよろしいか」
シャカ「うむ」
ムウ「しかしですね、さらにそこから2ページ後、193ページにおいて、双児座の聖闘士が教皇になりすましていたと私が言ったとき、三馬鹿と一緒にあなたまでが驚愕してるんですよ。ということは、あなたは教皇が何者かとすりかわったことは知っていたけれどもそれがサガだとは思わなかった、ということになるのかと思いきや、さらに進んで222ページ、三馬鹿以上の汗を流しながら『し・・・しかしこの十三年間、サガが正体の教皇のからは一片の邪悪も感じられなかったのに・・・』と完全に教皇を本物だと信じてました的な発言をしているのもあなただったりします。言葉とリアクションに一貫性が無さ過ぎて立ち位置が全くわからないんですよ。シャカ、一体この13年間、教皇をなんだと思っていたのですか」
シャカ「・・・・・。」
ムウ「答えてください」
シャカ「・・・・・。」
ムウ「シャカ。なぜ黙っているのですか」
シャカ「話が長すぎて質問がよくわからなかったからだ。要するに何かね?美味いカレーの作り方が知りたいということかね?」
ムウ「・・・・最初から人の話をひとつも聞いてませんでしたと言いなさい。あなたは教皇がサガだと知っていたのか?尋ねているのはそれだけです」
シャカ「知らなかった」
ムウ「本当ですか?」
シャカ「信じる信じないは君の勝手だ。私は知らなかった」
ムウ「・・・なら、誰だと思っていたんです」
シャカ「決まっているだろう」
ムウ「・・・・・。わかりません」
シャカ「まったく君は・・・・全て私に言わせる気かね?」
ムウ「お願いします」
シャカ「私はサガが教皇に成りすましていたとは知らなかった。だが、真の教皇シオンが死んだことはわかっていた」
ムウ「・・・・・」
シャカ「教皇がスターヒルに登ったあの日・・・・私は朝から予感を覚えた。出かけようとしたら靴紐が切れ、修行中には黒猫が前を横切り、晩飯を食べていたら箸が折れた。それで私は知ったのだ、教皇は死んだと」
ムウ「聞いていいですか。あなたの中の教皇はどれだけつまらない存在だったんでしょうか」
シャカ「スターヒルから戻ってきた彼には邪心が無かった。一片の曇りもない清らかな小宇宙を身にまとっていた。私は思った、まるで昨日までと別人だ」
ムウ「別人ですから。あなたは教皇を・・・というかシオンを何だと・・・」
シャカ「だから私は考えた。教皇に何があったのか。一夜にして小宇宙をここまで変じさせてしまうのはただ事ではない。考えて・・・・結果、やはり間違いなく彼は死んだのだと思った。シオンは死に、解脱し、不浄の体を捨てて魂のみで帰ってきたのだ」
ムウ「・・・・・・・・・・・・」
シャカ「老いた体でスターヒルに登るなどという過酷なことをしたせいだろう。死因はそれで説明がついた。幽霊となってまで聖域に帰ってきたのはただアテナへの忠誠のため。私は黙っていようと思った。たとえどんな姿になっても、シオンは最期まで正義の聖闘士でありたいのだと、彼の心を理解できたから」
ムウ「いえ理解してませんよね何も。その状態はもう最期通り過ぎてますしね」
シャカ「だが、死者が在り続けるのはやはり自然の理に反した行いだったのだ。教皇は次第によくない影響を周囲へ及ぼし始めた。この世に未練を残してとどまり続ける霊はいずれ悪霊に変じてゆくと、大体の霊能力漫画が言っている。私の目から見た教皇は間違いなく正義だったが、その正義に未練を残すゆえ、悪霊としての力を発揮するようになってしまったのだ。だから・・・・・・実はサガだったというオチには本当に驚いた」
ムウ「オチとか言うのやめてくれませんか。あれがどんな結末だったとしてもあなたの壮大な出オチよりははるかにマシです。あなた一輝に教皇の命は助けてやって欲しいとか言っていませんでしたか。あれは何だったんですか!」
シャカ「無下に祓うなということに決まっているだろう。霊にも命は無いが有る」
ムウ「シャカ・・・あなたという人は・・・・本当に殴りたい・・・・」
シャカ「サガでなければよかったのに」
ムウ「まだ言いますか!シオンが悪霊になってた方が良かったとでも!?」
シャカ「よほど良かったろう。死んだ後の悪行は名を汚さん。彼の生前を君が語るなら」
ムウ「!・・・・・・」
シャカ「サガを語れる者はもう誰もいなくなった。それが哀れだと、私は思う」
花も無く。光も無く。分け入る人の足跡も無く。
乾いた風と、か細い草に埋もれていくその墓の前で、シャカはほんのわずかに頭を下げるようにして言ったのだった。
・・・・・・シャカは、力の強さもさることながら、人としての軸の強さが何よりかっこいいキャラだと思う。
ムウ (見開き)
アルデバラン (1ページ)
デスマスク (1ページ)
サガ (見開き)
・・・ページ数の都合で前倒しになったか・・・ほんと細かいところでいい仕事してるよ蟹・・・・
で、第4回です。ムウとアイオリア。
この二人も難しいですね。どのくらい難しいかというと、私にとっちゃムウとサガ以上に難しいです。
だってなんていうか、この二人は過去のわだかまりとか関係修復とかそういう問題じゃないですよ。完全に違う世界で生きてますよ。同じ高校に入学して同じクラスになっても特に会話することもなく卒業式を迎えるタイプだよ。お互い相手と友達になろうとか全く考えず、そして同窓会でもなぜかタイミングが合わなくて両者が揃うことは無い。
聖域でも二人だけになることはなさそうでね。なんとなくどちらも無意識で二人きりになるのを避けてそうなんです。好き嫌い以前に何話していいかわからない感じ。
だからそんな二人が二人きりになる状況を無理なく想像しようとしたら、ジグソーに拉致られて一室に監禁されることしか思い付かなかった。
原因は120%銀魂最新刊のせいです。
リア「・・・・ぐっ・・・く、ここは・・・?」
ムウ「気がつきましたか」
リア「ムウ・・・・?な、なんだこの鎖は」
アイオリアの首には重たい首輪がはめられています。そこから延びる鎖は、壁に取り付けられた人の頭ほどの輪を通って、そのままムウの首へ繋がっています。
リア「・・・どういうことだこれは」
ムウ「さあ。聞かれたって私にもわかりません。・・・あんまり暴れないでください。あなたが鎖を引っ張ると私の首にも衝撃が来るんですから」
リア「おい!誰かいないのか!何のつもりだこれは!」
アイオリアが怒鳴ると壁のモニターにジグソーが映し出されます。
ジグソー『ごきげんよう諸君。私の名は(略)これはゲーム(略)そこにノコギリ(略)どちらかを殺(略)24時間(略)アテナの命(略)』
リア「何ぃ!?俺達のうち片方が相手を殺し、その首をここに置いてある糸鋸で切って落として首輪を外して24時間以内にあのちょっと遠い位置に置いてある鍵を使って部屋から脱出しないと俺達の命を奪った上にアテナの命まで無くなるゲームをするだと!?貴様ぁぁぁぁぁっ!!!!一体何を企んでいる!!!!!」
ムウ「あなたが今逐一復唱したことを企んでるんじゃないでしょうか。どれだけ説明させる気ですか、せっかく適当に略してくれたのに」
リア「ふざけるなよ!!貴様の思い通りになどならんぞ!!」
ジグソー『フッフッフ・・・それでは健闘を祈る』
プツっ、とモニターが切れて。
部屋には一瞬、不気味な静けさが落ちます。
リア「くそっ!ふざけた野郎だ。未だかつて戦ったどんな敵とも違う。何と言えばいいか、こう、ものすごく戦いづらい。こんなことで俺達を試すつもりか。フッ、あいにくだがこちらには試される気など毛頭無いぞ。奴がどんな卑劣な罠を仕掛けようと、アテナの聖闘士として戦い抜くまでだ!そうだな、ムウよ!」
ムウ「そうですともアイオリア。あなたの死は無駄にはしません」
リア「・・・・・・。」
アイオリアが振り向くと、そこにはしっかり糸鋸を構えているムウ。
リア「・・・・待て。お前それをどうするつもりだ」
ムウ「どうするって・・・・まだそんなゲームの意味がわかってないみたいなことを・・・・」
リア「ゲームより貴様の意味がわからん!!!!殺すつもりか俺を!!?」
ムウ「違いますよ、頭と胴を切り離すだけ。はい、じっとしてー」
リア「!!!」
ゴガアッ
ムウ「・・・・大丈夫、怖くない怖くない」
リア「死ぬほど怖い!!!!!!至近距離から瞳孔全開で微笑まれるのは本っっ気で怖いわ!!!!というか何で俺の時だけホラー!?!?他の奴らに茶だの靴下だの出してた貴様はどこへ行った!!!!」
ムウ「らしくありませんよアイオリア。人の話を羨むなんて」
リア「羨むとかそういう・・・・・・っ、くそっ!とにかく退け!!こんな体勢ではまともに話もできん!」
ムウ「!!」
糸鋸片手に自分にのしかかってくるムウの腹を蹴り、同時に自分の鎖を思いっきり引っ張るアイオリア。
繋がれた鎖はそのままムウを引き離します。
ムウ「くっ・・・・!」
辛うじて床に着地し、鎖を引っ張り返して均衡を取り戻すムウ。
ムウ「ケホっ・・・・意外と頭を使うじゃありませんか」
リア「お前こそ、意外と頭を使わないようだな」
ムウ「アテナの御命がかかっているので。時間もありません、あなたには死んでいただく」
リア「完全に悪役の台詞だぞ。落ち着け。たとえ命が助かったとて、俺達が殺しあったことを知ればアテナは決して喜ばん」
ムウ「大丈夫ですよ。あのジグソーとかいう虫さえ潰せば他に目撃者はいません」
リア「だから何で俺のときだけド汚い人格になってんだ貴様はあああああああっっ!!!!」
ムウ「ならあなたが私を殺しますか?できますかあなたに」
リア「断る。俺は仲間を裏切りはせん。貴様が狂おうが下手な芝居で挑発しようが俺は断じてお前に手は出さん」
ムウ「おや。気づいていましたか、芝居だと」
リア「らしくなさすぎるわ」
ムウ「そうですか・・・・」
ムウは困ったように微笑みます。
ムウ「このくらいド汚ければあなたも躊躇わなくなるかと思ったのですが」
リア「フン。見損なうな」
ムウ「そうですか・・・・・失礼しました。ならば芝居はやめて本気で」
リア「待てええええええええええっっ!!!!!なんでそうなる!!?!?ここで終わればいい話だろうが!!!!」
ムウ「脱出せずに終わったらアテナの命が無いんですよ、何を言ってるんですか!」
リア「どうかしてるぞ貴様!脱出もくそも、こんな鎖はちぎって捨てればいいだけだ!!」
ムウ「無理です。この鎖は匿名希望の客の依頼で私が作った特注品。黄金聖闘士の一人や二人の力でちぎれるものではない!」
リア「阿呆かああああああああっっ!!!!ふざけるなよ、結局貴様が元凶か!?なんでこんなクソ怪しい鎖の注文受け付けた!!どうするんだアテナの命!!」
ムウ「だからもう、どちらかが死ぬしかないんですって。すみませんアイオリア、私のせいであなたが命を落とす羽目に」
リア「なんで俺だ!!使いたいならまず自分のを使え!!」
ムウ「それは要するに私に死ねと?」
リア「死・・・・い、いや、そうは言わん!死ぬ以外に何か方法があるはずだ。テレポーテーションで脱出とか何かあるだろう何か!」
ムウ「!・・・・・・・・・・」
リア「・・・・・どうした?」
ムウ「・・・・そ、うですね、冷静に考えてみればこの建物ごと壊してみてもいいわけです、し」
リア「・・・おい。テレポーテーションはだめなのか?」
ムウ「私としたことがうっかりしていました。建物自体は別に普通の強度ですよね、ここ」
リア「おいっっ!建物壊さなくてもお前がテレポーテーション使って逃げれば済む話なのではないか!?なんで聞こえないフリをしている!そんなに俺に指摘されたのが悔しいか!!こっちを見ろムウ!!おい!!!!」
ムウ「では壊すということで」
・・・・・・・こうして。
1つの建物の崩壊と引き換えに、アテナの命は守られたのでした。
めでたしめでたし。
・・・・・この二人にはなんとなく、爆発オチがよく似合うと思いました。